2017年の時点で27歳。
黒髪を背中に届くぐらいにしたセミロング。あまり身の回りのことに構わないので、ぼさぼさに伸ばしっぱなし、という印象。仕事中は無造作に縛っている。
黒縁の野暮ったい眼鏡が特徴。眼鏡は、人の目を見て話せない彼女の鎧である。
眼鏡を取れば美人、というのはお約束。化粧っけなし。
着ているものは、たいていいつも白衣。インゼル・ヌルに作られた自室と研究室をほとんど往復するだけの毎日。本人的には研究室で寝泊まりできればいいのにと思っている(実際、以前はそうだったが、今は空に怒られるのでしぶしぶ自室に戻っている)。
17歳で博士号を取得し、21歳で至高のAI「LM-RSDS-4913A=茜ヶ崎空」を生み出した天才科学者。
しかし、性格は内向的で、極端な上がり症。そのくせ、自分の好きな研究の話になると止まらなくなってしまい、相手から引かれることに。「天才科学者」という肩書きとも相まって、周りからは「変人」として敬遠され、彼女自身も研究室に引きこもることを望むようになってしまった。
空はそんな彼女が、「こうありたい」と望んだ理想像として生み出された。人付き合いが苦手な彼女も、空相手ならなんでも話すことができ、やがて空は彼女にとって単なるプログラムではなく、唯一最高の友人となる。しかし、空が「恋」を知って変わっていこうとしたとき、親友は彼女のコンプレックスを何より刺激する存在になってしまう……。
研究以外に関しては、おっとりのんびりぽややんとした性格。
カフェイン中毒で、珈琲の飲み過ぎについて、空にたびたび怒られる。
煙草は吸わない。灰はコンピュータによくないから。
優の計画に巻き込まれていく中で、自分自身と他人との関わり方について悩み、変わっていく。
実はクローン人間で、守野いづみという友人がいる……というのは、悪のりしすぎ? (^^ゞ
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