Nobody Love You Like I Do,
Nobody Love Me Like You Do
街の灯りも消えた午前4時
雨だけが 僕の肩に打ちつける
喪くしたものの大きさに
とまどいながら 振り向いた夜
ああ あなたは 今 誰の腕の中にいるの
想いさえも打ち消す雨の中で
あなたの想い出だけが残る
僕ほど あなたを愛した人はいない…
出逢いの日は 雪の降る夜
あなたは猫を抱いて 泣いてた
紙一重の愛しさと切なさ
気づきもしないで 愛し合った
ああ 僕は まだ あの日のままさ
想い出に拘束(しば)られた雨の中で
あなたに背を向けることもできない
あなたほど 僕を愛した人はいない…
“離さないで 離さないで”
僕の胸にすがりついて
泣きじゃくるように 呟いたあなた
愛の脆ささえ知らず 抱きしめたあの日
想い出なんて 呼べない…
ああ あなたは 今 誰の腕の中にいるの
想いさえも砕けてく雨の中で
あなたの面影だけが残る
僕ほど あなたを愛した人はいない…
1986.10.20