おいしいコーヒーのいれ方

 9月ももうじき終わろうとしていた。
 まだまだ日差しは強く、日中の暑さも厳しい。しかし、吹く風にはさわやかな気配が含まれていたし、日が沈めば肌寒さを覚える日もあった。
 秋は、もう間もなくだ。
 喫茶店「since 1960」店内の冷房も、若干控えめなものになっていた。もっともそれは、珈琲一杯でいつも長居している高校生カップルの体が冷えすぎないよう、女性店員が気遣ってくれた結果だったかもしれないが。
 今日も彼ら、深山直人と瑞雲しずくはカウンターに並んで腰掛けて、珈琲を飲みながら談笑している。その様子を、カウンター内の秋水志菜乃が、時々微笑ましげに見守っていた。マスターは出かけていて留守だ。

「……あ、そろそろ行かなきゃな」

 壁にかけられた時計に目をやって、直人が呟いた。
 その一言に、しずくの顔色がさっと曇る。残っていた珈琲を一息に飲み干そうとしている直人は、その変化に気づかなかった。
 直人は、ここからすぐ近くの飛行場で、ULPの講習を受けていた。試験の日にミスをして危うく事故を起こしそうになった彼は、初心に返って、じっくり受講を繰り返している。どのみち、父親の命日が過ぎてしまった以上、もはや焦る必要はなかったのだ。

「もう……行くの?」

「うん、そろそろ時間だ。……しずく?」

 立ち上がりかけて、やっと直人はしずくの様子に気づいた。うつむいて唇を噛む横顔は、やや青ざめてさえいる。
 だが、直人は、少し困ったように眉をひそめて、ため息をついた。それはここしばらく、何度か繰り返されたシーンだったからだ。

「……しずく」

「ごめんなさい。でも……やっぱり……」

「危ないよ、か? 大丈夫だって」

「でも……でも、この間だって……」

「……」

 人間として生まれ変わってからは、しずくは素直に心から直人の夢を応援していた。
 しかし、2週間前。練習飛行中、突風に煽られ、直人が乗ったULPはしずくの目の前で大きくバランスを崩した。直人はどうにか体勢を立て直して着陸に成功したが、今度は座り込んで泣きじゃくるしずくに途方に暮れることになった。
 それ以来、しずくはあの夏休みと同じように、直人が飛ぶことに強い懸念を示すようになってしまったのだ。

「あのときも、結局、何もなかっただろ? 心配しすぎなんだよ、しずくは」

「でも……今度も何もないとは……言い切れないでしょう?」

「大丈夫だって」

「もし……もしも、今度、事故に遭っても……わたしはもう……助けてあげられないんだよ?」

 志菜乃をはばかって、「わたしにはもうそんな力はないんだから」という言葉を、しずくは飲み込んだ。しかし、直人にはしずくの言いたいことはよくわかっていた。
 しずくとの約束を破ってULPに乗った直人を、文字どおり命を賭けてしずくは救ってくれた。あんな奇跡はもう起きない。そのことは感謝してもしきれないほどだった。
 けれど、そのことをあまり繰り返されると、どうしても苛立ちを覚えてしまう。絶対的な切り札で、自分の夢を封じられているような気がしてしまうのだ。

「どうしてわかってくれないんだ! これは俺の、たったひとつの夢なのに!」

「わかってる。わかってるの、だけど……」

「わかってない! だったら……」

「――ほかのお客様の迷惑になりますから、静かにしてください」

 思わず頭に血が上って、直人が激しく言い募ろうとしたとき、低い静かな声がそれを遮った。
 はっと直人が振り向くと、カウンターの奥の志菜乃が、少し厳しい表情でこちらを軽く睨んでいた。だが、その瞳には、心配そうな色が表れている。
 志菜乃はああは云ったものの、店内にはほかに客はいない。興奮した自分を止めてくれたのだとわかって、直人は少し顔を赤くしながら立ち上がった。

「すみません、志菜乃さん。……しずく、俺はもう行くよ」

「……」

「今日はもう、先に帰ってろ」

 しずくはうつむいたまま答えない。直人は小さくため息をつきながら伝票を持って立ち上がり、レジに向かった。
 志菜乃が伝票を受け取り、レジを打つ。財布から代金を出しつつ、直人はもう一度頭を下げた。

「すみません、ほんとに。騒がしくしちゃって」

 その言葉に、志菜乃は顔を上げて直人の目を見つめた。志菜乃をよく知っている人でなければ気づかないぐらい、小さな微笑みを浮かべる。

「どんな理由があっても、女の子を怒鳴りつけるのは感心しないな」

「……すみません」

「ありがとうございました。……また、お待ちしています」

 最後の言葉にやや救われた気持ちになって、直人はドアを開けた。外へ出る前に振り返ってみたが、しずくはこちらを見ようとしない。もう一度ため息をついて、直人は外へ出て飛行場へ向かった。

     *

 うつむいたまま、机の一点をじっと見つめているしずくの前に、新しい珈琲カップが置かれた。
 はっと我に返り、しずくが顔を上げる。そこには志菜乃が優しく微笑んでいた。

「おかわり、どうぞ」

「あ、でも……」

「サービス。マスターには内緒ね。あ、深山君にも」

 珍しく、いたずらっぽい笑顔を志菜乃は作った。しずくの面にも思わず笑顔が浮かぶ。
 湯気の上るカップをそっと手に取りながら、しずくは答えた。

「ありがとうございます」

 志菜乃は笑顔で首を振ると、冷えたほうのカップを持ってカウンターに戻った。静かな店内に、志菜乃がカップを洗う音だけが響く。しずくはカップを口元に運び、一口含んだ。

「……おいしい」

「ありがとうございます」

 洗い終えたカップを拭きながら、志菜乃が微笑む。そして再びカウンターを出て、しずくの横に立った。手にはもうひとつカップを持っている。

「隣に座ってもいい?」

「あ、はい、どうぞ」

「ありがとう」

 志菜乃は椅子に腰掛けて、自分の分の珈琲を飲んだ。
 沈黙が訪れると、しずくはまた自分の考えに沈んでしまいそうになる。その瞬間を見計らったようなタイミングで、志菜乃が口を開いた。

「珍しいね、深山君と瑞雲さんがケンカするなんて」

「え……」

 しずくが横を向くと、志菜乃が柔らかく微笑みながらこちらを見つめていた。その気遣わしげな視線から、しかし、しずくは目をそらしてしまった。

「……最近は、そうでもないです」

「そうなの?」

「はい……。わたしが……いけないんです。直人のこと、怒らせてばっかりで……」

 云いながら、しずくの肩が細かく震える。志菜乃は言葉を選ぶように、しばらく黙ってその姿を見守っていた。

「でも、深山君だって、ただ怒ってるわけじゃないんでしょう?」

「はい……。直人は……いつも真剣に……話してくれます……。それがどんなに大切な夢なのか……、わたしにも、それはわかっているんです。だけど……」

「……」

「だけど、わたし……怖いんです……」

「怖い……?」

「はい……」

 こらえきれず、しずくの頬を涙が伝った。
 人としての限りある生の素晴らしさを、しずくは知った。永遠の命も、奇跡の力も、惜しくはなかった。
 けれど、あの事故の日に、もうひとつ気づいてしまった。死の本当の恐ろしさに。
 愛しいひとが失われようとしているとき、自分は何もできないことに耐えられるのだろうか。そのひとが永遠に去ったあと、この地上で自分ただひとり、運命の日を迎えるまで生きていくことができるのだろうか。
 考えるだけで、身を引き裂かれるような恐怖と痛みがあった。
 すでに「運命」を知ることができないからこそ、来るべき未来がしずくにはどうしようもなく怖かった。
 そのしずくの静かな嗚咽は、志菜乃の胸を突いた。
 もちろん、しずくの事情が志菜乃にわかるはずがない。しかし、先ほどの直人とのやり取りと、「怖い」という言葉から、しずくが直人の事故に怯えていることは察せられた。
 そしてそのことは、志菜乃にあの忌まわしい火事を思い出させた。
 大切なひとをむざむざ失ってしまった自分の無力さ。その罪がある限り、愛することも、愛されることも許されないと思っていた。
 けれど。

「わたしね、弟がいたの」

「……え?」

 唐突な一言に、しずくは涙に濡れた顔を上げて志菜乃を見た。志菜乃ははかなげに、どこか透明感を漂わせて、小さく微笑んでいた。

「もう何年前かな……。火事に遭ってね、逃げ遅れたわたしを助けようとして、亡くなったの」

「あ……」

 しずくは大きく目を見開いた。今度は違う意味で、大粒の涙がにじんでくる。自分の言葉が、志菜乃のつらい記憶を呼び覚ましたのだと、しずくにもわかった。

「ごめんなさい、わたし……」

「ううん、いいの、聞いて」

 志菜乃は微笑んだまま、首を振った。漆黒の髪が、その動きに合わせて揺れる。その髪を、しずくはいつも素敵だと思っていた。
 しずくは涙をぬぐいつつ、話の続きを待った。志菜乃はしずくのほうは見ずに、遠い眼差しで、ほとんど誰にも話したことのない想いを言葉にしていった。

「……わたしのせいで、弟は死んだんだって……、ずっと、思ってた。そんなわたしにはもう、誰かを愛することも、誰かに愛されることもできない……、そんな資格なんかないんだって……、ずっと、思ってた」

「志菜乃さん、それは……」

 あまりに悲しい告白に、しずくは思わず志菜乃の手を取りそうになった。しかし、志菜乃は瞳に悲しみを湛えていたけれど、それでも微笑んだままだった。

「うん、違うよね。そんなの、言い訳だったの」

「言い訳?」

「そう……わたし、怖かったのよ」

 そう云って、志菜乃はゆっくりとしずくのほうに顔を向けた。今にも泣き出しそうにも見えるのに、その笑みはとても優しく、暖かだった。
 ひとはこんな表情もできるんだ。驚きを込めて、しずくは志菜乃を見つめた。

「もう一度、誰か大切なひとができてしまったら……、そして、そのひとを、もう一度失うことになってしまったら……、わたし、きっと耐えられない。だから、自分に言い聞かせたの。もう誰も愛したり、愛されたりしちゃいけないんだって」

「志菜乃さん……」

「でも、そんなの間違ってるよね。ひとは、生きていかなきゃいけないの。生きるっていうことは、未来を信じて、前へ進むこと」

「未来を信じて……前へ……」

 志菜乃の言葉を、しずくは茫然と繰り返した。
 ただ失うことを恐れていた自分。けれど、直人と共にいられると知ったとき、この限りある生を精一杯生きようと、そう思えたはずだ。ふたりで生きていく未来だけを、信じて。
 どうしてそんな気持ちを、見失ってしまっていたのだろう。志菜乃の顔を見つめるしずくの瞳から、次々涙がこぼれる。
 志菜乃は微笑みつつ、そっとしずくの頭に腕を回して、優しく胸に抱いた。暖かいぬくもりに包まれて、しずくは堰を切ったように激しく泣きじゃくり始めた。志菜乃は何も云わず、ただ静かにしずくの髪を撫でていた。

     *

「ごめんなさい、今日は本当にご迷惑をおかけして」

 3杯目の珈琲を志菜乃から受け取りながら、しずくは頭を下げた。泣きはらした赤い目をしていたが、表情はずっと明るいものになっていた。

「気にしないで」

 志菜乃はやはり変わらず、静かに微笑んでいる。しずくはそんな志菜乃を、じっと見つめた。その視線に、志菜乃が無言で首を傾げてみせる。しずくは照れ臭そうに笑顔を見せた。

「志菜乃さんって、ほんとに素敵です」

「……何云ってるの」

 志菜乃が苦笑する。しずくは真顔で首を振った。

「ほんとです。わたしも志菜乃さんみたいに、綺麗で、強い女性ひとになりたいです」

 しずくのその言葉に、志菜乃はやや自嘲気味に微笑んだ。志菜乃がそんな風に笑うのを見たことがなかったので、しずくは少し戸惑いを浮かべた。

「強くなんかないよ。さっき云ったでしょ。ずっと自分を誤魔化して生きてきたの、わたしは」

「そんなことありません。それにそうだとしても、志菜乃さんは自分で乗り越えたんじゃないですか」

「……それも、違う」

「――え?」

 しずくが狼狽するほど、一瞬、志菜乃は暗い表情になった。しずくの視線に気づいて、申し訳なさそうに笑顔を作る志菜乃。

「そっくりなんだよね」

「?」

「深山君。弟に生き写し。怖いぐらい」

「あ……」

「だから最初は、顔を見るのも怖かった。わたしの罪を忘れさせないために、弟が現れたようで。だけど、時間が経つ内に、これまで考えないようにしてきた弟のことを、少しずつ考えられるようになったの。和也が、命を賭けてわたしを助けてくれた、その意味を。和也がくれた命で、わたしがどう生きていくべきなのかを」

「志菜乃さん……」

「彼がわたしの前に現れなければ、そんな風に考えられるようにもならなかったかもしれない。だから、深山君やあなたには、何かお礼をしたいってずっと思ってたんだ」

「そんな、わたしは何も……」

 慌てて首を振るしずくに、志菜乃はまた柔らかく微笑んだ。
 その笑顔はとても悲しく、とても暖かく、……そして、やはりとても美しかった。
 改めて、しずくは思う。自分がこれまで生きてきた時に比べれば、彼女のこれまでの人生なんて、ほんの瞬きする間のようなものだ。けれど、今のわたしにはまだきっと、こんな風な笑顔は浮かべられない。それは彼女が傷つき、悲しみを背負いながらも、歩き続けた結果なのだから。
 いつか自分も、こんな風に笑えるのだろうか。直人と共に、時を刻んでいくことで。恐れずに、ふたりの未来を信じて。
 しずくは、泣き笑いのような表情になってしまった。

「志菜乃さん、やっぱり素敵です」

「ありがと」

 志菜乃が軽く肩をすくめる。しずくは少し気恥ずかしくなってうつむいて、珈琲を飲んだ。ぬくもりが体中を満たしていく。

「珈琲の入れ方も上手だし……。わたしも、直人にこんなおいしい珈琲、入れてあげられたらな……」

 そのしずくの呟きに、志菜乃は立ち上がってカウンターに戻った。紙袋を取り出して、珈琲豆を詰めながら話す。

「珈琲は、気持ちだよ」

「気持ち?」

「そう。心で入れて、心で飲むの。はい」

 云いながら、志菜乃は珈琲豆を詰めた紙袋をしずくに渡した。

「え……いいんですか?」

「サービス。これはほんとに、マスターには内緒よ」

 口元に人差し指を当てながら、志菜乃は笑った。しずくは宝物のようにその紙袋を胸に抱き、笑顔を返した。

     *

 それからしばらくして、しずくはひとりで家路についた。
 直人を待っていようかとも思ったのだが、少しひとりで考える時間もほしかったのだ。
 家に帰ると、しずくはすぐに台所に立った。
 ケトルに水を入れて、コンロにかける。お湯が沸くのを待っている間に、志菜乃からもらった珈琲豆を挽いた。もうだいぶ人間としての暮らし方に慣れた自分が、嬉しかった。

「珈琲は気持ちだよ」

 志菜乃の言葉を思い出しながら、しずくは丁寧に珈琲豆を挽いた。挽き終わると、慎重に蒸らしながらドリップしていく。志菜乃に書いてもらった手順とにらめっこしながら、一所懸命。直人においしい珈琲を飲んでもらいたい。それだけを願って。
 その想いが届いたのか、玄関を開ける音がした。直人の声が響く。

「ただいまー。しずく、帰ってるか?」

「あ……直人、お帰りなさい」

 ぱたぱたと玄関まで駆け出していくしずく。直人は少し気まずそうに顔を上げたが、しずくの笑顔を見て、ほっと息をついて笑った。

「……お、なんかいい匂い」

「志菜乃さんに、珈琲の入れ方、教わったの。豆までもらっちゃった。……飲んでくれる?」

「もちろん。楽しみだな」

「居間に持っていくね」

 直人の屈託のない答えに、しずくは胸を撫で下ろしながら台所に戻った。カップを2つ取り出し、出来立ての珈琲を注ぐ。
 両手に1つずつカップを持って、しずくは居間に入った。すでにソファに腰掛けていた直人の横に座り、カップを机の上に置いた。

「どうぞ」

「いただきます」

 直人がカップを取り、口元に運んでいった。その様子を、しずくはどきどきしながら見つめていた。味見ぐらいしてから出せばよかった、そんなことを考えながら。
 直人は珈琲を一口のみ、驚いたように目を丸くした。

「……うまい」

「ほんと?」

「うん、すごくおいしいよ」

「よかった……」

 しずくは涙がこぼれそうになった。実際、瞳は潤んでいた。自分の気持ちが直人に届いたようで、嬉しかった。
 直人はそんなしずくの様子にさらに驚きながらも、優しく肩を抱いてくれた。しずくはそのまま直人の胸に頬を寄せた。

「なんだ、大げさだな」

「だって……」

「でも、ほんと、おいしいよ。帰りに志菜乃さんの店に寄ってみたらさ、もう珈琲は出せないって追い返されちゃったんだけど、飲まずに帰ってきてよかったよ」

「え……」

 志菜乃の心遣いが、しずくの胸に沁みた。しずくは腕を直人の背中に回して、強く抱きしめた。

「お、おいおい、どうしたんだよ、しずく?」

「……」

 しずくは黙って首を振る。直人は微笑みつつ、しずくの髪を撫でた。

「どうした、もないか。ひどいこと云っちゃったもんな、今日は。ごめん」

 しずくは再び首を振る。直人もその髪を撫で続けながら、ずっと考え続けていたことを口にした。

「なあ、しずく……。お前がそんなにも、俺が飛ぶことが不安なら、俺はもう……」

「……違うの」

「――え?」

 しずくはゆっくりと顔を上げた。涙に濡れた瞳で、直人を見つめる。その吸い込まれそうな瞳は、今でも直人をひどく切なくさせた。

「ごめんね。わたし、何もわかってなかった」

「しずく……」

「でも、危なそうな日には、絶対飛ばないで。これだけは約束して」

「ああ、もちろんさ」

「うん……」

 頷くと、もう一度しずくは直人の胸に顔を埋めた。髪を撫で続けてくれる直人の手のぬくもりが気持ちよくて、このまま眠ってしまいたくなる。

「ずっと……一緒だよね」

 小さなその呟きに、直人はためらわず答えた。

「ああ。ずっと、一緒だ」

「うん……」

 涙が一粒、しずくの頬を流れる。
 珈琲の香ばしい香りに包まれて、ふたりの時間は、穏やかに流れていった。





2001.8.1

あとがき

こんな前向きなの、志菜乃ねーさんじゃない〜と云われそうですが(^^ゞ、ああいう過去があるからこそ、それを乗り越えればとても前向きになれるんじゃないかな、と。そうなってほしい、という私の願望が入っています(^^ゞ。
正直なところ、私の中では小夜美ねーさんとだいぶ混ざってしまっています。背負ってるものが似てるじゃないですか。志菜乃ねーさんのほうがかなり重いですけどね。なので、過去を乗り越えた志菜乃ねーさんというのは、私的には小夜美ねーさんにかなり近いキャラになってしまうのです(^^ゞ。
志菜乃ねーさんのことばかり書きましたが、主人公はしずくです(^^ゞ。次は勇希との対決(^^ゞとか書けるといいなあと思ってます。
タイトルは村山由佳です。じみぃさん、許して(^^ゞ。
ご感想など、いただければ幸いですm(__)m。

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