エッセイ集・その他の本データ


<ゲームブック原作>エイリアン地底魔城 魔群の都市 妖魔館の謎 

幻夢戦記レダ幻妖魔宴魔界シネマ館夢みる怪奇男爵ザ・古武道魔獣境図書館(ライブラリー)怪奇映画の手帳菊地秀行解体新書世界・わが心の旅 トランシルバニア 吸血鬼幻想ホラーウィエブ01吸血鬼ドラキュラ魔界都市<新宿>暗夜行 吸血鬼ハンターD読本


エイリアン地底魔城 <ゲームブック原作>
1984.11.30 朝日ソノラマ 新書サイズ ISBN4-257-05046-2
原作 菊地秀行 文ミント・クルセダーズ カバー本文イラスト 横山宏

エイリアンの八頭大なんですけど、若干絵に違和感がありますね。


魔群の都市 <ゲームブック原作>
85.11.15 新書 廣済堂 ISBN4-331-10103-7
カバーイラスト 天野喜孝 本文イラスト 美坂本紀
原作 菊地秀行 文・校正 桶谷信雄

一応魔界都市ものなんですけど、ちょいつらいものがあります(^_^;)


妖魔館の謎 <ゲームブック原作>
86.3.20 文庫 光文社刊 ISBN4-334-70313-5
カバーイラスト 生瀬範義 本文イラスト 西村尚
原作 菊地秀行 文 塩田信之  飯野文彦

実はこのとき飯野先生が文章を書いていたことを菊地先生は知らなかったらしい。トークライブで聞いて驚いておられました(笑)


幻夢戦記 レダ
85.05.15 文庫 講談社刊 ISBN4-06-190029-3
表紙・挿し絵 いのまたむつみ
副題・内容 アシャンティへ/神学者リンガム/女戦士誕生/奇界アシャンティ /ヨニとの邂逅/巨人大決戦/魔獣壊滅/内なる死闘
対談・菊地秀行VSいのまたむつみ

アニメが先にあって、それに菊地先生が話を書いたという珍しいパターンの話


幻妖魔宴
87.08.25 文庫 角川書店刊 ISBN4-04-166402-0
表紙・挿し絵 加藤俊章
内容 
PART1−NOVELS
雨の日に/分岐点/霧の中のなれそめ/魔空伝説カケル
PART2−ESSAYS
どこから何が出てくるのか/スッカラカンの20代/人生と戦いたくはなかった/夜中のスーパー/音を消して・・・・・・/小さな事件も面白いよ/ある犯罪者の街/怪奇の血/グアムで討った44マグナム−殺人者の正体/最良のアニメ−不安が消えた「妖獣都市」/でかけりゃいいってもんじゃない−映画「WANTED」/頭の中からホラーを出せ−映画「地獄のデビル・トラック」
PART3−CRITICS
20年間、憑かれてきて(ブラッドベリ、火星年代記・解説)/SFへの想い(水見稜、夢魔のふる夜・解説)/闇の妖美を知る作家(竹川聖・、血のピアス・解説)/スターテン・アイランドの血しぶき魔王(アンディ・ミリガンの見た夢)
PART4−TALKS
日々是ホラー−VS米沢嘉博/恐竜少年は死なず−VS石上三登志/恐るべきは魍魎よりも”女”−VS三田佳子
解説 星敬


魔界シネマ館
87.12.25 ソフトカバー四六版  朝日ソノラマ刊
再刊 94/06 文庫 朝日ソノラマ刊 ISBN4-257-76456-2
表紙・挿し絵 米田仁士
パート1(恐怖城の虜)
パート2(空想科学映画の逆襲)
パート3(映画をめぐるパラレルワールド)
パート4(X君の名作鑑賞館)
パート5(怪奇小説の血)
(文庫版は追加収録あり。ディレクターカット版)
クリストファー・リーのインタビューなど追加


夢みる怪奇男爵
91.01.30 ソフトカバー四六判  角川書店刊 ISBN4-04-883279-4
表紙・挿し絵 池田タク
内容 
パート1 呪われし地へ
わが名はドラキュラ/ドラキュラの夢東欧紀行/九竜城潜入記/教会堂であった小母さん/ある犯罪者の街/バイオレンスと妖怪が待っていた/夕映えの街
パート2 魔書列伝
モダンホラー傑作群/はじめての「小説」/あの「透明人間」は夢だったのか/「RAPIAN」(田中光二著)解説−−冒険の中のSF/「逆立ちした死体」(山村正夫著)解説/私自身の一冊/二人いる主人公/Message from Author/時代劇嫌いの時代劇/ブルースの聞こえる物語
パート3 絶叫する銀幕
怪奇男爵の憂鬱/怪奇男爵巡航記/モンスター・パレード/ミスターZONBI対血まみれKING/コルトガヴァメントの伝説/猫とナメクジ/寝室でSF・怪奇映画を/殺しの免許証(ライセンス)/ロング・ライダー巣/白い肌に狂う鞭/血塗られた墓標/フランケンシュタインの逆襲/地球防衛軍/ナイト・オブ・ザ・リビングデッド ゾンビの誕生/原子人間/メインテーマ
パート4 古えの日々
作家になる前/私はいかにしてエンターテインメント作家になったか?/ご近所とため息/どこから何が出てくるのか/我が家の夕めし/近況/「本物」の実弾/”魔界”レコードに寄せて/”えーい、やっちゃえ”の雑誌/”古きもの”について/魔界わが国/学校奇譚−教室に棲む妖怪たち/SUB手体験です


ザ・古武道 <12人の武神たち>
91.06.25 ソフトカバー四六判 講談社刊
96.12.20 文庫 光文社刊 ISBN4-334-72329-2
文庫カバー、亀海昌次
副題・内容 其の1〜12+番外
荒木流拳法/関口新心流柔術/西野流呼吸法/鹿島新当流剣術/白井流手裏拳術/林崎夢想流居合術/無比無敵流杖術/揚心流長薙刀術/大東流合気柔術/水鴎流武術/長尾流躰術/本部御殿手古武術/柳生魔剣行
解説 火坂雅志



菊地先生があちこちの先生のところに訪問して行われた古武道の実践体験記で珍しい本の一つ


魔獣境図書館(ライブラリー) 菊地秀行のあとがき読本
93.06.10 A5 朝日ソノラマ刊 ISBN4-257-03344-4
フォト 飯塚康行
内容 凡例・・・あるいはこの本の使い方 シリーズ作品チャプターインデックス
パート1からパート11まで小説の後書きの紹介 
パート12はそれ以外の作品あとがきのあとがき
本文登場映画 タイトル索引 「・・・・」を観ながら タイトル索引




多数ある小説のあとがきばかりを集めた珍しい本です。怪奇映画の話は興味深いですが、普通のあとがきもあり。今となっては古い本なので全体の2/3程度歯科収録されていません。


怪奇映画の手帖 ホラー・シネマ・パラダイス (文庫版は怪奇映画ぎゃらりぃに改題)
93.09.15 A5ソフトカバー 幻想文学出版局
2001.12.1 小学館文庫 ISBN 4-09-402526-X
【I】はじめに奇術師ありき−G・メリエスへ/ドワルト・フライの憂鬱/「フランケンシュタイン」の遺産/フランケンシュタイン創造者の悲劇/女ドラキュラの淫靡さ/ホラーを甦らせた男/我が「血塗られた墓標」/「恐怖の足跡」の足跡/血しぶきの魔術師 H・G・ルイス/ジョージ・A・ロメロと「生きる死者の夜」/もう一人の狂人 アンディ・ミリガンの世界/内に潜む狂気の描出者・クローネンバーグ
【II】モンスター覚え書き/HOW TO MAKE MONSTERS/ああ、怪奇スター/BIG IS GOOD/アメリカから来た玉手箱/アメリカから来た玉手箱2/アメリカから来た玉手箱3/ある原形/我が家のアンソロジー
【III】夜の末裔たち−吸血鬼映画ぎゃらりい/ラブクラフト・オン・スクリーン/怪奇映画5番勝負
【IV】怪奇映画ベスト100
(文庫版はスチール写真を全面的に交換、数行のコメントあり、文庫版あとがきあり)

怪奇映画の入門書といってもいいでしょうねぇ。ただ最近の怪奇映画はあまりお好きじゃないようで、60年代以前の作品がメインです。文庫化の方は、スチール写真が菊地先生所蔵のものに一新されています。ただ文庫版なので、ちょっと迫力は落ちるかな?それと本文とスチール写真にちょっとした1行コメントが追加されています。このコメントがなかなか面白いです。新宿の深夜のトークライブに行った人なら、さらに楽しめるでしょうね。


菊地秀行解体新書
96.4.15 A5ソフトカバー スコラ ISBN4-7962-0377-X
菊地秀行・監修、全日本菊地秀行ファンクラブ編集、菊地秀行学会協力
末弥純さんの有名キャラクターの書き下ろしインタビュー、本のデータ、表紙に、あらすじなど



この手の解説本に定番の作りで、絵、本のデータ紹介に尺が足りないところはインタビューという作り。データ的には古いものより新しいものを買ったほうがよろしい


世界・わが心の旅 トランシルバニア 吸血鬼幻想
96.10.15 NHK出版  ハードカバー ISBN4-14-005236-8
2000./5 中央公論新社 文庫 ISBN4-12-203645-3(「吸血鬼幻想 ドラキュラ王国へ」と改題)
装幀・装画 安野光雅 地図イラスト/滝野順子
内容・副題  幻想のはじまり/ドラキュラ城にて/串刺し公の生地/はじまりの街で/波に乗りて魔界より/魔女ふたり



94年にNHKで放送されたTV番組を元にしてかかれたユーモア旅行記。当然の事ながら、ドラキュラ公のモデルといわれているウラド・ツェッペシの記事が多いです。旅行記の方ではお酒を飲み過ぎたり、パスポートをなくされたりと大変だったようです。


ホラーウェイヴ01菊地秀行&大怪獣スペシャル
98.7.20 ぶんか社 ソフトカバー ISBN4-8211-0617-5
【巻頭グラビア】菊地秀行魔界都市を往く 
【書き下ろし、大怪獣小説】 ジゴマ3 スペシャルプロローグ
【作品ガイド】菊地ホラー入門ガイド(東雅夫・編)
【インタビュー】 この世ならぬ怪異こそ!
【エッセイ】
山村正夫、竹河聖、氷室冴子、加門七海、神月摩由璃、飯野文彦
【特別対談】 竹河聖&外谷善子



なんといっても、オリジナルの外谷さんのインタビューが必見です(^_^) お写真もあり


吸血鬼ドラキュラ 痛快世界の冒険文学16
原作 B・ストーカー 文 ・菊地秀行
99.1.20 講談社 ハードカバー ISBN4-06-268016-5
2002.7.20 講談社 ハードカバー ISBN4-06-270117-0
2004/09 講談社 文庫 ISBN :4-06-274874-6
表紙・挿絵 天野喜孝
解説 東雅夫
痛快ミニ百科付き



なんと、吸血鬼ハンターDと同じ、菊地・天野コンビが本家の吸血鬼ドラキュラを子供向けにジョブナイル化してしまうという、ものすごい企画です。まさに驚天動地..その後講談社から新装ハードカバーが出ました。


魔界都市<新宿>暗夜行

2000.3.10 青春出版社 ソフトカバー 菊地秀行監修 全日本菊地秀行ファンクラブ編
挿し絵 末弥純 外間隆想
第1章 魔界都市<暗夜行>ガイド 魔界的新宿マップ
第2章 <新宿>魔界人名録     登場人物の紹介
第3章 魔界都市会談         菊地秀行ロングインタビュー
第4章 魔界都市作品完全リスト   作品リスト 年表など


ファンによる魔界都市新宿のガイドブック、各キャラの末弥画伯のイラストは書き下ろしです。


吸血鬼ハンターD 読本
2001.6.30 朝日ソノラマ ISBN4-257-03546-3
短編「D−ハルマゲドン」「イゾベルの肖像画」「D−霧の村」「城の住人」「D−夜の街道にて」収録
収録記事 
Dの左手 「吸血鬼ハンターDのこと/小谷真理」
吸血鬼小説総進撃「Dの眷属たち/笹川吉晴」
「吸血鬼ハンターたちの昔と今/ケヴィン・レーヒ」
バンパイアハンターD「名場面アルバム」
観ながら対談「川尻義昭・菊地秀行」
バンパイアハンターDアフレコ奮戦記
D大辞典/品川四郎・編



今まで画集などに散っていた短編を集めてのせてくれたのはとても助かりますね。量的にはD大辞典が約半分のページをしめています。本来は映画に先駆けて発売されるはずが、ほとんど終わってからになってしまったのはマイナス点ですが、その分内容は濃くって、映画に関するインタビュー、対談、アフレコの風景、あちこちの画集に散らばっている短編や未発表原稿、吸血鬼の小説映画の特集記事、ほぼ半分を占めるD大辞典と盛りだくさんの内容です。この内容でこの値段なら納得してすすめられますね。
D大辞典は、その昔、グリフォンでやった、辞典の発展形だと思います。「神祖」の項は大笑いさせてもらいました。