2007年12月28日日 ライブレポ

●トップに戻る ●レポのページに戻る

ライブ前

さて、大阪は伊丹空港を飛び立ったのが午後3時、飛び立ったとたんに爆睡。年末とあって羽田空港も混んでいたようで4時過ぎくらいにエアポートターミナルに到着、そこから京急で品川経由でしばらくぶりに新宿に。相変わらず雑多な町です。



開場が7時ということで腹ごしらえしてから6時半頃に並んでたたら2番目でした。その後、おまえさんや総婦長さんやらが来られたので立ち話、おまえさんはコスコンでいつもの無生物系をやるそうで、今回は食べ物とのこと。どんなのかはあとのお楽しみ。ということで、上がってきたまだ素面の飯野先生とすれ違ったり、ヒロさんとちょっと声を交わしたりしながらだらだらしていると開きましたので、だいだいいつもの席に陣取ります。

会場には下準備していた人が何人かいて、それと入場していた人を含めても30人ちょっとくらいかな。さすがに年末の忙しい時期ちょっと少なかったですね。突然前をにゃーといって通っていったのはたかきちゃんでした。

忘年怪 第1部 

7時半になりまして、菊地先生と飯野先生登場、今回は外谷さんは12時過ぎのコスコン&福引きから登場とのこと。
今回の菊地先生の服装。なかなかシックで胸にリボンタイを付けた服でして「井上雅彦です。」(菊)と洒落ておられました。となりで「酒がないです〜」とは飯野先生

さて、第1部は漫画化Dの絵師の鷹木骰子さん、登場してのトークとなります
(話があちこち飛んでますので、ある程度話題ごとにまとめます)




最初に海外版と日本語版の本の紹介、日本語版は増刷がかかったそうです。(会場から拍手)会場からご亭主のDUNEさんから「夢の印税生活!」と声がかかっていたですね。御大が「なにか(ご主人が)役に立ちましたか?」(菊)といわれると、「なまあたたかく見守ってもらいました」(鷹)、だそうです。

「どこに一番苦労しましたか」(菊)
「漫画を書くのは初めてだったんでどう書いていいのかよくわからなかった。漫画雑誌とかのページのデザインとイラストメインで、ページのイラストが足りなければ書くこともあるので無経験というわけではないです」(鷹)。

選定した基準としては「既製の人よりは新しい感性と思い入れがある人の方がいいだろうということで選定した」(菊)だそうです。それと既製の人を探すと、ある程度画力のある人はほとんど出版社の縛りがあって探しにくいんだそうです。

まあ、それはそうかもしれませんが、漫画化される時にほとんど全員が知らない人という状態もどうかと思います(笑)

「これが処女作ですけど、自分ではどういう感じですか。?」(菊)
たかきちゃんは最初はアメリカのスタッフとしか連絡してなかったんで(出版は)アメリカ版だけなのかなと思っていたとのこと。菊地先生は凱旋興行にしようと、つまり世界各国で先に売れてから日本で出そうかと思っていたのを、日本の出版社のスタッフの前で口を滑らして、急きょ日本語版も出すことになったというのが世界同時出版のいきさつだそうです。

描いていて思ったことはアメリカと日本と市場のコミックの規模が全然違うことが一つ。(たかきちゃんが調べたところによると多く見積もっても1/10程度だそうです)
アメコミの特徴としては画面に情報を詰め込めるだけ詰め込むというのがあって、この本の場合どうしても1冊で終わらなきゃいけないので、それでアメコミっぽい印象が強くなったのかもしれないとのこと。

アメリカの出版社からは(アメコミという指定はなく)マンガを書いてくれという注文だったそうです。

「ドリスがイメージと違ってあれすぎるというかグラマーすぎてアメリカのおねーさんみたいじゃないかと(笑)」(菊)
「大柄だという表現があったんで、あちこち大きくしていったらこんなになっちゃった。」(鷹)

描く方向としてはなるべくイメージをこわさないように。1巻全体で1年半くらい実際の作画には1年使ったそうです。あと、アシスタント使いますかとは言われたんですけど、書いてみないと(絵が)どうなるかわからないので頼まなかったそうです。(日本の出版社の編集のようにアシさんを紹介してくれるわけじゃなくて、使うなら自分で探して雇う形になるそうです。)

ところで飯野先生、お酒の量が足りないのかまだ静かです。助走段階でしょうね。(笑)

菊地先生はずっとコミックをぱらぱらしながら喋っておられて、何回もたかきちゃんに「だいぶやつれてるな〜」とか「病気とかならなかった〜?」とか言ってましたが、結婚するずいぶん前から知ってますが今回は別にそういう印象はないんですけどねぇ。髪の色が多少変わったのと、今日は地味な格好しているからではないかと?

まあ、最後の方では倒れられると困るから病院に行ってサイボーグなりなんなりになって頑張ってくださいと無茶なことを言っておられましたけどね。

今回の話はアメリカの出版社に丸投げしちゃったので、菊地先生はほとんどタッチしておられないそうです。「原作者が出てくるとろくなことにならない」と言っておられました。基本的には漫画家さんが好きなように書いてもらうのが一番良いと思う。

「原作付きの問題点とはなんですか?」(菊)「一冊の本になっているのを、一冊のマンガ本に入れるには削らなくちゃいけないのでどこを削るかというのが苦労しました。原作は5日間の話なんだけど1日削って4日間になってます。」(鷹)
「あれ5日間の話だっけ?」(菊)
「五日のあいだに乳搾りとかやってるんだ、そりゃたいしたもんだ(笑)」(菊)


「ドリスの入浴シーンはないんですか?」(菊)

「ドリスの入浴シーンは、それはアニメの方です。サービスは最初の方でぽろりんとしているからいいかなと思って」(鷹)
「映画であったから、書いたように思いこんじゃったんだ、原作者いけませんね(笑)」(菊)
「全部自分の手柄にしちゃうのがすごいですねぇ」(飯)


キャラで書いていて楽しかったのは、一番はDの顔、次がラミーカ。ドリスはちょっとふつーにしすぎたんで、後でしまったと思ったとか。

Dの笑顔のシーンは最初はそれに反応するドリスやダンのシーンがなかったけど、先生の指摘で1P入れたそうです。

逆に一番書きにくかったのは、キャラとしてはリー伯爵、吸血鬼とはいえ美男子かなとも思ったんですが、アニメ風になってしまった。本当はもうちょっと美男子にするつもりだったそうです。

それとお城とかどんな城とか全然書いてないので、どんな城なのかなと好きに書けるというのはいいんだけど(イメージの)きっかけはほしいなと。

あちらの編集さんはあまりなにも言ってこなくて細かい注文は付かなかった、日本の編集さんだとここはこうと細かくいってくる。だから自由にやれてよかったけど、それはそれで辛かったとか。これでいいのかわからなくなるから。とのことです。

「そのうちたぶんファンレター来ますよ、私の所にも来ますよ、コネチカットとかアーカンソーとか、なぜニューヨークとか都会からじゃないんだ、(笑) ケビンさんから転送されてきてますよね。」(菊)
「ケビンさんが書いてるんだよ」(飯)
「え、そうなの?」(菊)


Dには社運賭けてるといってるそうで、割と小さい出版社だそうです。12ドルは、アメリカでは高めの値段設定になるんだだとか

続編の進行状況ですが、第2巻はもう完成しているようです。
2巻は書き上がった時にサービスしすぎてあとで隠せ隠せと言われて全部なおしたそうです、なんでもあちらの16歳以下の規制に引っかかるそうですね。

ネットの評論は両極端、やっぱり辛口批評を読むとへこむしほめてもらえると喜ぶんだそうで。まあそれはしごく当然でしょうね。

3巻は夏あたり、3巻は来年の年末 年3冊ペースははきついそうです。
「いまDが30冊として年に2冊で15年Dばっかり書いてなきゃいけませんよ」(菊) 
「緑の背表紙くらい(北海魔行あたり?)までは頑張ってあとは考えたいなと」(鷹)

最終話だけ先に書いて渡しておいてくれたら、先生が先に行っても大丈夫という話も出ました。実はこの話あとにも影響してきます。

ところで一番びっくりしたのは、どうやら御大は紙にペンで書いていると思っていたこと。たかきちゃんのお仕事環境はフルデジタルで下絵からペンタブで描いているのは知っていたから、てっきりご存じかと思ってたら、そういうふうには想いも浮かばなかったようです。

本以外のこぼれ話

実写のDの映画の話は、プロデューサーがバイオハザード3を作った去年きいたら、すぐ後に鬼武者をやるからその後と聞いてたんで、もうすぐにかかるのかと想ってたら、最近まだこれから鬼武者やりますと言ってきた、映画屋なんて信用するもんじゃないと思ったとか。だから全然進展無しだそうです。で、シナリオライターのストライキもあって全部止まってるとか

妖獣都市の方は進みがよくって、イラストが来たそうです。舞台は日本で東京でロケもするそうです。で、先生も登場するそうです。プロデューサー(ドイツ人)と一緒に出るんだそうで、菊地先生は「今日はイタ公はどうした」っていうんだそうで、まだ三国同盟にこだわってるらしいです。まあ予定だから実際はどうなるんでしょうねぇ。

送ってきたイラストに蜘蛛女が入ってる、ただ問題はアニメには出てくるんですが原作に出てこないことで、「外国人は蜘蛛女が好きでねぇ」(菊)とおっしゃってました。妖獣都市は英語版が発売、小島先生のイラストがあがるのが6月らしいので、その後プレゼンをして発売だとか。しかしあのHなシーンどう翻訳するのか

さて第1部はこんな感じで終了です。お疲れ様でした。
ちなみに席に戻ったたかきちゃんはサイン攻めにあっておりました。こちらもお疲れ様。

第二部影武者トリオは最強


 さて第2部はDの英訳本を翻訳しておられる、ケビン・レーヒさんが登場しての座談会です。

初めてDを知ったのはDの最初のアニメだったこと、高校生くらいの時だそうです。

来日したときに古本屋で本で見て、その時までは原作が出てるのを知らなくてびっくりしたけどそのころは日本語がまだ不得手だったので、この本を読めるようになるように勉強して4年くらいでやっと読めるようになったこととか、語っておられました。



「読めても英訳しようとは思わないでしょう。」(菊)
「勉強になると思って個人的に英訳したのが始まりです。」(ケ)


インターネットでトークライブがあるのを知って来たときに、菊地先生や飯野先生は最初は間違えて入ってきたんじゃないかと思ったそうです。でも次にやるとまた来てるので、声をかけてみたのが始まりだそうです。だいたい私がライブに行きだした頃とかぶるので、同じように思ってましたね。だって後ろの方でケビンさんがひとりで静かにライブ見てるんですから目立つこと。

それで、翻訳をしていることを知ったので、その後翻訳の話が来たときに任せてみようかというお話になったそうです。ですからケビンさんが翻訳を始めてから本が実際に出るまで約10年かかっているそうですね。

最初のDを訳し終えたとき、嬉しくって花火を上げたそうですが、冬で12時頃で住宅の裏で打ち上げ花火あげたら、こら〜と言われたそうです。

「翻訳を出したいというのは長年の夢だったんですが、20年たって夢が現実になったということでケビンさんに拍手」(菊) パチパチ(^-^)//""パチパチ

「ケビンさんがキマイラとか訳してたらまたちがってたろうね」(飯)
「キマイラ訳してたらここにきてねーよ」(菊)


翻訳のペース

翻訳に使う時間は一日2時間ほどでだいたい100行くらいを目標にしているそうです。
昏い夜想曲までは終わった、翻訳物としては異様に順調にいっていること。
ペースは年に4冊くらい

「今のは1ページあたりの行数とか少ないから(笑)1ページは19行じゃなくて16行なので一般人は気づかないけど」(ケ)
「一般人も気づいてるらしいですよ(笑)」(飯)
「北海魔行まではがちがちに詰まってましたらね」(菊)


あちらの出版社のスタッフとも会ったことがないし、メールだけの付き合いなのでちょっと不思議な環境だと思うそうです。

Dを訳してから、翻訳の仕事の引き合いも増えたそうで、急ぎの仕事としてマンガの書き方の本を訳してほしいとか中には美少年愛の小説(BL系?)を訳してくれと来るところもあるそうです。ただ、何倍払われてもそんなもの読みたくないそうですね(笑)。

市場の規模としてはDの1作目が6万部いったかどうか、シリーズ全体で30万いくかどうかくらいの出荷量だとか。

1巻目全部がすべてよかった、色んなキャラや地名は色んな所からとってるところ。シェーンみたいな筋書き、
「シェーンみたいと言われてもシェーンなんだもん。」(飯)

英訳するときの苦労話

「 訳していて難しいですか?」(菊)
「最初の方は難しかったけど、アクションになってからはやりやすい 風たちては難しかった。」(ケ)


日本語だと誰が言ったと書かなくても口調でわかるけど、英語になるとわからないから、左手が言ったとか誰が言ったとか付け足す場合があるそうです。それと人の名前より人のやってる仕事が大事で、名前より先生とか保安官とか父さん母さんで呼んでるのでその辺を直す。英語は名前の場合が多い。日本の小説だと最初は保安官の○○と言ってたけどあとは保安官と呼ぶだけで名前は出てこなくなる場合が多いので困る時がある。

最初の方は効果音を苦労して訳していたけど、今はどういう音かを説明している。

それと今訳している本で日本語を結構使ってる。漢字で名前を書くと日本人が見ると意味があるので説明が難しいこと。日本語に関しては初巻の「うじゃじゃける」(吸血鬼の咬み痕)という単語がわからなくて苦労したことで、これが載っているといい辞書だと思うことにしているとか。

台詞を訳すのは楽だから、Dらしくないけどどんどん台詞を喋ってほしいとか(笑)
あと1ページのは同じだから、最後にだったとか数行でで1頁が終わってるとラッキーと思うとか

「あと25年頑張ってください、いま十何冊までいってるから、あと5〜6年で追いつく」(ケ)
「私が生きている限りDを延々とやり続けるわけです」(菊)

「ほんとは来月外伝が出るから、先生が書かないなら(笑)」(ケ)
「知らないうちにしらないDが本屋を席巻していておかしいなぁと」(菊)
「どんどん出ちゃうからしれませんよ、天野さんも一枚噛んだりして」(飯)



      (大笑いしている菊地先生)

「あのケビンレーヒと天野さんが組んだ、ゴールデンコンビ、
俺も推薦文かかして(笑)印税頂戴ね。」(飯)
「こわいなぁ」(菊)


あと第1部でもちょっと出た話ですが

「Dの最後の話、それは本当に書いておいた方がいいんじゃないかな」(ケ)
最近向こうの人から、ここまでDの本を読んでいて、情報がちょっとずつ明らかになる。情報は小出しでもいいんですけど結局最後にDがどこからきてなんであったかちゃんとわかりたい、10年たっても15年たってもいいけどとにかく最後にちゃんと教えることは約束してほしい。という意見があちらからのファンレターや書き込みで多々あるそうです。

「先生ならちゃんとやると思っているけど、でもまあ世の中色々あるから(笑)ねんのためにちょっと」(ケ)
「言葉は柔らかいけどいってることはきついよね(爆)」(飯)
「いやひとつ明らかにしてほしいんですけど、そういう書き込みに対して返事出してないでしょうね?」(菊)
「先生は最後までちゃんと考えていて、最後には明らかにするつもりだからというと、、みんなはじゃあそれでいいといってます」(ケ)

ここでJKローリングの話が出て、ハリポタみたいに最後を書いて間を埋めていく手法はあんまりお好きじゃないとか

前のライブレポでも書いたかもしれませんが、菊地先生は最後のシーンだけは考えてあるそうです、去年誤診でしたが病気じゃないかと言われたときに、Dと魔界都市ブルースはおわらせなきゃいけないなと思ったそうです。書いておいてそれは最後にしめようと思ったそうですね。

「みんなはまだ若いからわからないだろうけど、40歳くらいになったら自分がいつまでも生きている訳じゃないとわかってくるから。始まりには必ず終わりがあるから。自分はいつか死ぬから悲しっかった。先生に出来なければ私が書くから(笑)」(ケ)

「え〜私が亡くなっても代わりにに書いてくれるかたがいるから大丈夫です(笑)」(菊)
「で誰が日本語に翻訳するんですか?」(菊)
「そりゃもちろん飯野先生で〜〜漫画化はたかきちゃんで」(ケ)
「俺が明日筆を折ってもおかしくないな、そういうシステムが出来上がってたんだ(爆)」(菊)

あとは、最初の3巻の中にはレイプっぽい場面があるので、あちらの読者に引かれることがあるそうな話とかありましたね。

時間が迫ってきたので、第2部はこの辺で終了です。質問の時間はとれなかったようです。

あと念のために書いておきますが、お互いをよく知った上での冗談ですから文章を見て本気に取らないようにしてください。それにしてもケビンさん、こんなに面白い人だったとは。いつもは物静かを絵に描いたような人なんですけどね。

コスコン編

さて時間にして12時前、しばし休憩の後 毎年恒例のコスコンです。この時点で終電が近いので何人かの人が帰ってしまったので、人数は50人ちょいってとこでした。

1番と2番目
DUNEさんとたかきちゃんの、内原富手夫とクトゥルーさま

DUNEさんは自作のネクロノミコンも持参してます。この本後で横で開いているのを見せてもらったのですが、細かい部品がマジックテープで貼り付けてあって力作って感じです。(たかきちゃん注によると、実は売ってる市販品だとか、世界は広い)


たかきちゃんのクトゥルーさまは旦那さんの趣味で家に一杯あるんですよね。昔黒くちゅるーさまをいただいたことがあって棚の上にありますが、なぜか犬が飛びかかって仕方ないです。

3番目 常連のAMさんのサイボーグ馬。去年は鎧物でしたが、今回はDに登場するサイボーグの馬ということ。とても視界がせまそうでした。ネジのあたりがサイボーグなのかな。外谷さんに乗ってもらおうかという話もありましたが、さすがにそれはちょっとってことで。


4番目 ものもらいさん 魔界都市のメイド メイド服で眼帯をされてます。本当にものもらいになったそうで菊地先生と仲良くシャッターチャンス、メイドだけに「ご主人様こちらにどーぞ」をやらされていました

5番目 つづみさんのトワイライトレディ
イメージとしてはメルヘンメーカーさんが書いたトワイライトレディの表紙イラストのイメージだそうです。衣装は自作されたそうです。元の表紙はこんな感じ↓


6番目 あきこさん 秋光尼 ブルーマンのキャラですが本物の尼さんの衣装を借りてこられたそうです。この方も常連さんですね。

7番目 うめさんの小説版のマイエルリンク。
どうやら、会場にきたら黒兵衛さんに「衣装を作ってきたから着てね〜」と笑顔で言われたので出ざるを得なかったとか。いつもとちょっと感じ違いますね。それにしても作りがしっかりしていて普段でも着れそうです。と思っていたら袖のレースなどは取り外し可能とのこと。


8番 おまえさんの秋せんべい店のおせんべい。顔はせんべいで黒く塗っているのは海苔だそうです。食べ物とは聞いてましたが、今回はこうきましたか〜。
「アイデアはアイデアとして、それを現実にやろうというのがよくわからないけど、ユニークさでは一番だと思います。」(菊)とのこと。

9番目 たちばなさんの内原富手夫
ちょうど隣に座ってたんで話を聞いたら、昼にすばるさんとチャットしているときに出なきゃ駄目といわれたそうで、急きょお玉とかを買ってきたそうです。

10番目 Kちゃんの戸山住宅の住人 かわい〜との声もあがります。自作の樹脂の牙、よく見えなかったけど赤のカラコンはしてたのかな。ずいぶん前にライブ前飲み会をしたときにもカラコンで暗闇で目が光ってて。ってもしかして普段の格好?(笑)

11番 じげんさんの1000円殺し屋
魔界都市で1000円で殺しを請け負う殺し屋さんですが、どうやら人数が足りないからといって引っ張り出されたそうです。
お疲れ様です。私も申し込んでいないのになぜか名前が名簿にあった経験あるなぁ(笑)

12番  ユイちゃん ゴシック版 カーミラ 
 相変わらず、気合いが入ってすごいですねぇ。コミック版のDの発売記念にとのことです。衣装は自作で他のところには着ていけないそうですが作り込みがすごいです。去年のDをやっただかつさんにしろ、ちょっと一般コスとはレベルが違うという感じですね。



  胸元のアクセサリーなどもばっちりですね。

さて今回は少なめの12組、しばし休憩して審査に入ります。

大賞は飯野先生がやった黒タイツの力道山じゃなくって予想通りでした。
(コスコンの後で一芸やってくれたのですよ。ズボンを脱ぎだしたからあらら〜と思ったらちゃんと黒タイツをはいてたので一安心、狙ってたのかな(笑))

各賞です

飯野文彦賞      おまえさんのおせんべい
外谷善子賞      AMさんのサイボーグ馬
ロフトプラスワン賞  つづみさんのトワイライトレディ
菊地秀行賞      うめさんの小説版マイエルリンク

大賞は、これ以外じゃ納得できないでしょうね、ユイちゃんのカーミラでした。


今回の参加賞です、CDケースに入った特製のカレンダーです。(他にも絵あり)こういう非売アイテムがもらえるので、うまいへたは気にしないで気楽にコスコンに参加してはどうでしょう。毎年参加者が減っていて、さびしいですし。宣伝も足らんとは思うんですけどね。

福引きコーナー&雑談

さて、休憩時間中、飯野先生がちょっと危なくなってきたので、本に先にサインを頂いてくる。落語の本だったんですけど、せっかくだから一度忘年怪で落語やってくださいよとお願いしてみたら(無茶振り?)、いいっすねぇ、と言っておられたんで楽しみにしてましょう。、ま、そのうちいつかってことで。予想通り福引きの後半で飯野先生は沈没してました。

さて、恒例の福引きコーナーです。

 今回も色んな物が当たりましたが、人がもらってるのを聞いてもあれでしょうから、ざっと紹介しますね。

菊地先生は外国のお土産類に大量の本、Dのコミック英語版とか、翻訳版薔薇姫やしびとの剣の台湾版とか退魔針の韓国版などの本もあります。それと特製カレンダーに使った下絵もあたりました。

飯野先生は最近の本、「バッドチューニング」や「超恐い物語 黒い本」「ハナシをノベル」他一冊
4冊中3冊は持ってるんでもし当たったらどうしようかと思ってました。

ケビンさんは、その筋の人には垂涎の「ウィアードテール」が3冊、これはほしかったけど当たりませんでした。
外谷さんは色んな小物、私は開くときの動きがロボットっぽいLEDのクリップライトを頂きました。外谷さんのプレゼントは何度か頂いたことがあるんですが、いつも一筆書いて入れておられるのが嬉しいですね〜。

で、いつもの特賞はユイちゃんにあたりました。W受賞で今年はいい年になるかもしれませんね。

さてここからが質問コーナーというか雑談コーナー

お遊びとして、実写版のDをするならどの俳優がいいかという話が一番長かったですね。
ジョニーデップに始まって、オーランドブルームやらヘイデン・クリステンセン、アントニオ・バンデラス(さすがにラテン系はねぇ) 日本人の俳優さんも出てきて結局外谷さんの強力な推薦で一応ガクトくんに収まったようです。まあ、顔は貼っつければいいやってことで。でもフル3DCGの映画は好きじゃないから嫌なんだそうです。

その後も話は続きまして、女性にやらせたらいいんじゃないかという話からいっそ宝塚でやってはどうかというお話に。ただ宝塚だと歌って踊らなきゃいけないのと、第2部というかエンディングの方じゃ花背負ってでてくるそうです。詳しい黒兵衛さんによると、手塚さんのブラックジャックの時でも最後は花背負って出るんだそうです。

首をかしげていた御大ですが、儲かるんじゃないかと、原作者は楽屋に入れますよ〜というのには少し気を引かれたご様子。魔界都市でもいいんじゃないかなという話もちょっと出てましたね。歌って踊るせつらとメフィスト・・・?

んでなぜか踊る外谷さんの話になって、そこから末弥さんの話にいって、末弥さんが由井正雪のような髪型をしてるとか、甲冑を着て家の中を歩くのが趣味だとかいう話にいってるうちに、小島文美さんの飲み方は半端じゃなくって、のんだくれの姫君だといわれていたとか。一度ライブで生で見たときの飲みっぷりもなかなかすごかったですね。周りの人が大変そうです。

その後先日行われた夜想のイベントの話になって、どうやら元が倉庫らしくって天井がやけに高い会場で断熱材ががないので、とても寒かったそうです。(次回の石田一さんとのイベントはちょっと改善されるとか。)東雅夫氏の話とか、新人を拾い上げるが上手だって話とか。

あと、「えーと、ゆきさんの旦那さん」っておっしゃるからなんのことかと思ったら葦原さんのことですね。なかなか面白い物を書くっておっしゃってました。名前がぱっと出てこなかったようです。

その後は今後の発刊予定をおっしゃってましたが、メモにあんまり自信なし(笑)この頃になると、全員疲れてきて集中力なくなってるし、あちこちで沈没してる人多数。

簡単に1月幽王伝3、逢魔が源内・文庫、2月紅虫小説版、3月できれば魔界都市<新宿>3
あとブルースの妖婚宮とか徳間の黒天子、インベーダーアムネジアの合本、カーミラの翻案
などなど色んな本が出るそうです。それと海外バージョンがさらに何冊も増えるそうですね。
このへんすでにアマゾンでも色々確認できますよ。

そのあとが通常忘年会のノーパンしゃぶしゃぶの話しに行って、外谷さんの男はなんでキャバクラとか行くの?という話。私は外で飲まない人なんで、よくわからんですね。

あと外谷さんはお店の準備をしているときによくラジオの人生相談を聞くのが習慣だそうですが、昔は悩みが一つくらいだったのが、最近は不幸のつるべ打ちのように家族全員の多重不幸って相談が増えていて聞くのが辛いときがあるそうです。人生のハードルを下げれば幸せになれるんじゃないかって話には大賛成。

この辺で寝ていた飯野先生が復活して来られてました。神戸の方に小説の書き方という小説家教室をやってこられたそうで、2時間の所を話すことが30分で終わっちゃったそうです。生徒さんは40〜50代の方が多くって、書くことは正しいこと楽しいこと、人生を豊かにするようなことを、喋ってこられたとか。

あと地方都市での自由業って、いつも家にいるので暇に見えるらしくって、町内会のお仕事がいろろ来るので大変な話とか。

この辺でいい時間になりましたので、今回の忘年怪は終了です。


頼まれていたサインを頂いて、外に出たら小雨が降ってました。
ロフトの前を出てから、半分くらいの方はそのまま帰宅、やっぱり年末だから色々忙しいんでしょう。マクドナルドの中は混んでて席の確保も大変でしたね。私は7時過ぎの新幹線だったので6時半頃に引きあげました。帰ってきて家に着いたのが11時頃でした。

今回もなかなか楽しかったライブでした。ただ、がちの常連さんもいいのですが、たまには新しいかたにも来てほしいなぁ。やはりアピールのしかたがどこか足りないのかも、夜の歌舞伎町といっても別に恐いことはないですから、ぜひ来てください(文責 劉貴)