2008年9月19日 ライブレポ
昨年の忘年怪以来で久しぶりのトークライブ参加。台風が首都圏を直撃するという話ですが、とりあえず高速バスに乗ることに。 大阪駅前12時40分発の中央道昼特急、大阪から東京へ行く高速バスは昼間は中央道と東名と二通りあります。最近中央道以外使わないのは、東名を通ると混んで遅れるのと新宿に直接着くからですね。 バスの道中を読むのも退屈でしょうから、かなりの風雨の中たどり着いたとだけ。新宿南口に着くと夜の9時半、バス旅行も9時間近いとさすがに腰が痛いな。時間待ちにネカフェに行ってから。11時すぎに階段に並ぶことにする。階段の方の人数は少なめ、常連さんがたの顔も見えないけど、実はこれには理由があったんですね〜。12時になって入店、身分証の提示を求められるけど、私が未成年に見えるわけないじゃないか。18歳以下参加禁止に関してはちょっといいたいこともあるけど、今回は割愛。 |
今回は新宿でトークライブが始まって10年目ということで、回数にすると今回が59回目だそうです。私がお邪魔するようになったのがたぶん99年あたり、最初の頃はレポとか書いてなかったんだけど、その辺を入れると30回程度かなぁ。だから約半分、最近は年に二回くらいの参加だから一時に比べると頻度が落ちました。まあ、遠い割には行ってるほうかもしれない。近くなら毎回行ってます(笑) ロフトの紹介ビデオも終わって、いつものスタッフの斉藤さんですが、ロフトプラスワンでお仕事するのはあと少しだそうです。私が参加した最初からトークライブのお世話をしてくれていたので、さびしいことですが、これも時代の流れってもんでしょう。お疲れ様でした。 いつものお三方、菊地先生、外谷さん、飯野先生が壇上に登場。 今回はファン有志がなにかやってくれるということで、すぐにお三方は舞台の一番前の席でお客さんとして鑑賞することになります。 私は2列目だったので、すぐ前に菊地先生が陣取って、右側が外谷さん、飯野先生。 ![]() (登場してすぐのお三方) なおこのイベントの部分は記録してませんので台詞等の細かいところは記憶だよりです。 要約すると2つのパートがありました。 その一つめが、今までのトークライブの映像数珠繋ぎ?で一回が30秒ほどで30×59で全体で30分弱のビデオ作品でした。編集の手間は大変だったでしょうから本当にお疲れ様です。見てますと最初の方は菊地先生のDコスがあったりとか、ブラつけてたりとか、あ〜こんなこともあったなぁと懐かしいことしきり。 飯野先生も昔は髪の毛をもっと伸ばしていてて若かったなぁとか、あ〜いまは別ジャンルに行っちゃってるみたいだけど、こんな人も来てたなぁとかなかなか面白かったですね。 で、ビデオも最近に近づいてきて、一番最後に劇団ユイ 旗揚げ公演という文字が。 はい、ではここから劇団ユイの公演となります、(*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆ パチパチ これがパート2ということですね。 最初登場したのがバイト中という名札を付けたおまえさん、例によってというかもう恒例になってますが、顔を塗ってます。黒塗りだったけどなんだったのかな? その後黒っぽい服装の紅蓮さんが登場、魔界都市のマンサーチャー、秋うにゃにゃという設定だそうです。とそこにユイちゃん扮するばりばりの衣装のラミーカ伯爵夫人が現れて、魔界都市で神を探しているとのこと。Dの話の最後を知ってるので探しているそうです。で二人で魔界都市を探しに行こうとすると、向こうから誰かやってきます。 現れたのはAMさん扮する、ドレッドヘアの屍刑事、手には段ボールかなにかで作った銀色の拳銃「ド」の字が張ってあります。「俺はジャックバウアー〜」とか言ってましたが、屍さんです、どうやらランパブで騒いでいた大作家を捜しているそうで合流することになります。さてまた向こうから誰かが 今度はKちゃん扮する人形娘、青のドレスが可愛いですね。今度はおしりを触られたそうで、その犯人を探しに行くことになります。 ここまででなんとなくわかったと思いますが、誰かが現れて、魔界都市でなにかひどいことをやった神を探していくことになって、その神はどこなんでしょうというところで舞台の下の菊地先生につっこみがくるという流れで進んでいきます。もとよりあの舞台じゃ凝った演劇っぽいことは無理でしょうから、これで正解だと思いますね。 次はぴんかさん扮する秀蘭、赤のチャイナドレスに網タイ、腰には扇子を差していたと思います。なかなか色っぽいですねこれはなにを探してたんだっけ(・_・?) その次はメフィスト先生(すいません、お名前存じ上げません、最近来られたかたのようです。)けっこう背が高くて貫禄のあるメフィスト先生で、逃げた患者を捜しているとか。こちらも捜索に加わります。(舞台の上だんだん狭くなります(笑)) 次はあやのさん扮する妖殺行のシャーロット。本格的なドレスだなぁと思っていたら、本物のウェディングドレスなんだそうです。あとのインタビューで聞くとご本人が使った訳じゃないとのこと。こちらは誰かに追われているとか。 次がケビンさん扮する神祖さま、やっぱりDの話の最後を知っている神を探しているんだとかシャーロットをちーと襲っておられました、白塗りで長髪にマント、光ってる感じのベストでしたね。 次はだかつさんのD、今まで2回ほど見ていますが、今回はこれのために衣装を新バージョンにアップさせたそうです。ケビンさんと剣を抜いてかるくチャンバラしてましたが、そんな長剣もって新宿をウロウロしていて、もし職務質問とかにあったらとてもまずそうですね。時節がらGO TO DMCとかクラウザーさんだ〜とか言われるのはしかたがないことなのか(笑) 最後は謎の人物、まるでエドウッドのプラン9の吸血鬼のようにマントで顔を隠して登場です。で、顔を出すと、俺は菊地秀行というたすきを掛けた笹川吉晴氏でした。ライブの終わりに御大がよくやる「ほかに質問ないですか?」の口調はなかなかそっくりでしたねぇ。勝手に質問を受け付けてますが、「夜香抄の続きはないんですか?」と聞かれたときは、本物の「ありませ〜ん」というのが聞こえてきました。 その後みんなで起立して3本締めをして、ファンイベント(実際はファンの行うイベントといったほうが正しい)は終了となりました。 目の前で見ていたからよくわかりますが、菊地先生をはじめ観客に回ったお三方はとても楽しんでおられたので、大成功だと思いますね。 なお出演されてるかたたちは、忘年怪コスプレオールスターズともいうべき人ばかりでした。 その後一人ずつ舞台に上がって軽いインタビューがありました。残念ながら劇団ユイは旗揚げ公演が千秋楽ということになるそうです。外谷さんが毎年やればいいのにと言ってましたが、そりゃ無理でしょう。一度限りの夢の舞台が一番いいかもしれませんね。笹川氏も舞台に上がったのですが、なんとなく御大に似ているといって眼鏡を替えたりして爆笑を誘っていました。 このあと写真撮影もありました。これも残念ながらネットには載せられません。こういうのが見たい人はぜひ忘年怪にいらしてください。もし来られるのを知らせてもらえば常連さんがたにご紹介しますから次から行きやすいかもしれません。そうそう、だかつさんはこのとき額に「殺」の字を書いて出てきてました。なかなかのりがいいですね〜。 その後花束贈呈があって、巨大クラッカーがあったのかな。(うろおぼえ) 菊地先生はしきりに「このお礼は作品で返します」と言っておられたので、皆さん期待しましょう。 |
ファンイベントも終わっていつもの映画コーナーが始まります。時間がきついのか休憩なしでつっぱしります。 最初はゴーレムの映画でしてジュリアン・デュヴィヴィエという名監督で 日本人に受けた監督、日本人好み、菊地先生によるとたいした才能もないのに極東の島国で大うけしたとか批評されたらしいです。
雨の町は好きなんだけど、全然原作と違うし とかいろいろ雑談もありました 参考までに今回の映画のデータ |
実はファンの企画はもう一つありまして、名前を書いていいのかよくわからんので有志としておきますが、10周年のステッカーとかそのロゴ入りのTシャツをつくって一緒にお祝いしようという企画がありました(某SNSのコミュに入ってた方はもしかしたら知っていたかも)。入場の時にステッカーをいただきました。裏面がはがせるシールになっていて、お祝いのクラッカーを鳴らすときに付けてほしいとのことでしたが、どのタイミングつけたらいいのやら悩みました(苦笑) こういう身内だけじゃなくって一般の方にも簡単に参加してもらえるような企画はとてもいいですね。忘年怪にむけてもりあがるといいですね。 ![]() (画像では見にくいかもしれませんが、Sweet 10th Anniversary Hideyuki KIKUCHI presents Talk "Battle" Live 2008と書いてあります。背景はハートに小さいコウモリ) ただ菊地先生にはTシャツのサイズがちょっと大きかったようです。 その後で景品という訳じゃないですが、今回はDと夜香抄 サイン入り本が5冊ずつじゃんけんであたりました。私は両方持ってるからパスです。 ☆Dの後書きにあった彼岸島の話 「むちゃくちゃな話ですが大好きです。あたったので話をどんどん追加してるのは目に見えてるんですけど、面白いです。ヘルシングと並んで好きな漫画の双璧です。」(菊) 「絶対最初はそんな話じゃなかったはずなのに、もう後戻りできないというのが如実に表れてますね(笑)」(菊) ヤングマガジンに載っている吸血鬼物の漫画だそうです。私は未読、ネカフェで読むか。 ☆年内の予定その他 Dの実写映画化、権利を売ってから6年になるのに、相変わらず音沙汰がないようです。 できないって違約金は払ってくるそうですが、いったい何時になるんだろう? 妖獣都市の方は年内にあちらのスタッフと話す機会があるそうなので年末には何か話せるかもしれないとのことです。 来週からケビンさんとアメリカのアニメのフェスティバルにゲスト参加、天野喜考さんも一緒だそうです。 25日に日本を発って26日27日にイベントで30日に帰ってくるそうです。 「 向こうのファンってどんな感じですか?女の人がいたらくやしいから、ビデオ取ってきてください」と飯野先生 「皆さん見たいですか?」「んじゃ忘年怪ででもお見せしますよ」(菊) 「下手なビデオでもいいから見たい〜」と外谷さんに言われてちょっとむっとする菊地先生・ 最近ライブでも定番になりつつあるDの結末ねたでケビンさん登場。 アニフェスの行き帰りは同じ飛行機なので落ちちゃって、両方が死んじゃったら書く人がいなくなると縁起でもないことをいいだすケビンさん。(アメリカンジョーク?) 「そういう前提で話をしないでください」(菊)と苦笑されてる菊地先生 結末を書いて金庫に入れておく作家さんもいるそうですよ〜と飯野先生 「Dの結末は出来てますが内緒です。」(菊)だそうです。まだどこにも書いてないんだそうです。 「飯野の頭に入れておくってのはどうでしょう」(飯) って、それはないんじゃないかな(笑) D関係だと、たかきちゃんのコミック以外にアメコミでだそうという話がもちあがっていて、企画は進んでませんがいちおうGOサインは出ているそうです。 D対スパイダーマンとか D対バットマン もありうるかも。(ほんとか) D対ドラキュラやっちゃうと終わっちゃうじゃというファンの声があって 「それを言っちゃいけない」とおっしゃってました。 まあ全部菊地先生がチェックするそうなので、変なことにはならないと思いますが。個人的にはD対ブレイド、共闘でもいいですけど興味あります。 あと向こうで商品化したいというので、キュービック人形が出る可能性あるかも。キュービック人形ってレゴなんかに付いてる可愛いやつかなぁ。ちょっと可愛すぎのような気も。 忘年怪ではそのへんの事情もはなせるかもしれないとのことでした。 山田風太郎さん関連でまとめますが、 11月22日土曜日 兵庫県養父市関宮町の公民館ノビアホールにて 山田風太郎記念館主催で 菊地先生の講演会があるそうです → 山田風太郎記念館サイト お題の方は「私と山田風太郎 作家を作った作家」とのこと ステージでは岐阜県と言い間違いされてましたが、兵庫県です。 私も天橋立とか行くときにあの辺を通ったことがありますが、かなりの田舎だと言うことはご存じなかったようです。山の間の道を抜けてやっとたどり着くって感じですから。行ったらびっくりされるかも。鉄道は通ってないから行くなら車しかないです。 山田風太郎さん関連の話題でこの前「みのさんのおもいッきりいいテレビ」に出演されたときの話 「この日何の日」のコーナーでしたが、AMさんがその部分を録画したのを持ってきていたので、みんなで鑑賞 服の選択を間違いましたね〜とおっしゃってたのは、やっぱりちょっとぽにょって見えたから(笑) 外谷さんにはおたくのおっさんみたいとかいわれてました〜、。 このときは質疑応答しながら1時間くらい喋ったけど使われたのは10秒ほどだけだったそうです。 随分まえのアンビリーバブル出演の時はこんなこと喋ってほしいといわれたんですか?の質問があって 「テレビ局はそういうことはいわないんです、ただ資料を送ってくる。じゃあこういうことを言わなきゃいけないのかなと」(菊) ほかの作家さん、京極さんと宮部みゆきさんの本がでた後、夢枕獏せんせーが写ると「なんでこいつだけ写真が出るんだ」と言っておられましたね。 この辺で質問コーナーも終わり。最後にお世話になった斉藤さんに花束贈呈があって今回のライブは終了です。 |
たかきちゃんに表表紙にサインをもらって、菊地先生に裏にサインをもらったりして外に出たら、もう6時前になってました。早いときには4時半くらいに終わるときがあるので、今回は長かったということですね。 外で雑談しながら聞いたら、劇の稽古はすぐ前のカラオケ館の上の方でライブ前にやっていたそうです。お疲れ様です。特にユイちゃんは東京在住でもないのに打ち合わせとかいろいろやってたそうだから、今年一年終わったような気がするとかいってたのもわかりますねぇ。 ロフトを離れてみんなで新宿駅方面へ、今回はマックで一服するよりもそのまま帰る人が多かったようですね。コス組はみんな旅行バッグのような大荷物をひっぱってがらがらと移動。私は7時前の新幹線を予約していたんですが、時間ぎりぎりになってきたので環状線で品川→大阪に移動しました。 帰りは寝てたので一瞬でしたね。10時には自宅に帰ってました。次は忘年怪、頑張って参加しよう。 なお、このレポは話した時系列にそって書いてません。会話を羅列すると簡単なんでしょうけど、話が行ったり戻ったりするし、全部は書けないから話題ごとにだいたいまとめさせてもらってます。個人のレポなんでご容赦を。楽しい雰囲気を感じて、こういうのなら一度見に行ってみたいなと思ってもらえればありがたいです。 (文責 劉貴) |