2008年9月19日 ライブレポ

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ライブ前

昨年の忘年怪以来で久しぶりのトークライブ参加。台風が首都圏を直撃するという話ですが、とりあえず高速バスに乗ることに。
大阪駅前12時40分発の中央道昼特急、大阪から東京へ行く高速バスは昼間は中央道と東名と二通りあります。最近中央道以外使わないのは、東名を通ると混んで遅れるのと新宿に直接着くからですね。

バスの道中を読むのも退屈でしょうから、かなりの風雨の中たどり着いたとだけ。新宿南口に着くと夜の9時半、バス旅行も9時間近いとさすがに腰が痛いな。時間待ちにネカフェに行ってから。11時すぎに階段に並ぶことにする。階段の方の人数は少なめ、常連さんがたの顔も見えないけど、実はこれには理由があったんですね〜。12時になって入店、身分証の提示を求められるけど、私が未成年に見えるわけないじゃないか。18歳以下参加禁止に関してはちょっといいたいこともあるけど、今回は割愛。

トークライブも10周年&ファンイベント 

今回は新宿でトークライブが始まって10年目ということで、回数にすると今回が59回目だそうです。私がお邪魔するようになったのがたぶん99年あたり、最初の頃はレポとか書いてなかったんだけど、その辺を入れると30回程度かなぁ。だから約半分、最近は年に二回くらいの参加だから一時に比べると頻度が落ちました。まあ、遠い割には行ってるほうかもしれない。近くなら毎回行ってます(笑)

ロフトの紹介ビデオも終わって、いつものスタッフの斉藤さんですが、ロフトプラスワンでお仕事するのはあと少しだそうです。私が参加した最初からトークライブのお世話をしてくれていたので、さびしいことですが、これも時代の流れってもんでしょう。お疲れ様でした。

いつものお三方、菊地先生、外谷さん、飯野先生が壇上に登場。

今回はファン有志がなにかやってくれるということで、すぐにお三方は舞台の一番前の席でお客さんとして鑑賞することになります。
私は2列目だったので、すぐ前に菊地先生が陣取って、右側が外谷さん、飯野先生。



(登場してすぐのお三方)
なおこのイベントの部分は記録してませんので台詞等の細かいところは記憶だよりです。


要約すると2つのパートがありました。

その一つめが、今までのトークライブの映像数珠繋ぎ?で一回が30秒ほどで30×59で全体で30分弱のビデオ作品でした。編集の手間は大変だったでしょうから本当にお疲れ様です。見てますと最初の方は菊地先生のDコスがあったりとか、ブラつけてたりとか、あ〜こんなこともあったなぁと懐かしいことしきり。

飯野先生も昔は髪の毛をもっと伸ばしていてて若かったなぁとか、あ〜いまは別ジャンルに行っちゃってるみたいだけど、こんな人も来てたなぁとかなかなか面白かったですね。

で、ビデオも最近に近づいてきて、一番最後に劇団ユイ 旗揚げ公演という文字が。

はい、ではここから劇団ユイの公演となります、(*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆ パチパチ これがパート2ということですね。

最初登場したのがバイト中という名札を付けたおまえさん、例によってというかもう恒例になってますが、顔を塗ってます。黒塗りだったけどなんだったのかな? その後黒っぽい服装の紅蓮さんが登場、魔界都市のマンサーチャー、秋うにゃにゃという設定だそうです。とそこにユイちゃん扮するばりばりの衣装のラミーカ伯爵夫人が現れて、魔界都市で神を探しているとのこと。Dの話の最後を知ってるので探しているそうです。で二人で魔界都市を探しに行こうとすると、向こうから誰かやってきます。

現れたのはAMさん扮する、ドレッドヘアの屍刑事、手には段ボールかなにかで作った銀色の拳銃「ド」の字が張ってあります。「俺はジャックバウアー〜」とか言ってましたが、屍さんです、どうやらランパブで騒いでいた大作家を捜しているそうで合流することになります。さてまた向こうから誰かが

今度はKちゃん扮する人形娘、青のドレスが可愛いですね。今度はおしりを触られたそうで、その犯人を探しに行くことになります。

ここまででなんとなくわかったと思いますが、誰かが現れて、魔界都市でなにかひどいことをやった神を探していくことになって、その神はどこなんでしょうというところで舞台の下の菊地先生につっこみがくるという流れで進んでいきます。もとよりあの舞台じゃ凝った演劇っぽいことは無理でしょうから、これで正解だと思いますね。

次はぴんかさん扮する秀蘭、赤のチャイナドレスに網タイ、腰には扇子を差していたと思います。なかなか色っぽいですねこれはなにを探してたんだっけ(・_・?)

その次はメフィスト先生(すいません、お名前存じ上げません、最近来られたかたのようです。)けっこう背が高くて貫禄のあるメフィスト先生で、逃げた患者を捜しているとか。こちらも捜索に加わります。(舞台の上だんだん狭くなります(笑))

次はあやのさん扮する妖殺行のシャーロット。本格的なドレスだなぁと思っていたら、本物のウェディングドレスなんだそうです。あとのインタビューで聞くとご本人が使った訳じゃないとのこと。こちらは誰かに追われているとか。

次がケビンさん扮する神祖さま、やっぱりDの話の最後を知っている神を探しているんだとかシャーロットをちーと襲っておられました、白塗りで長髪にマント、光ってる感じのベストでしたね。

次はだかつさんのD、今まで2回ほど見ていますが、今回はこれのために衣装を新バージョンにアップさせたそうです。ケビンさんと剣を抜いてかるくチャンバラしてましたが、そんな長剣もって新宿をウロウロしていて、もし職務質問とかにあったらとてもまずそうですね。時節がらGO TO DMCとかクラウザーさんだ〜とか言われるのはしかたがないことなのか(笑)

最後は謎の人物、まるでエドウッドのプラン9の吸血鬼のようにマントで顔を隠して登場です。で、顔を出すと、俺は菊地秀行というたすきを掛けた笹川吉晴氏でした。ライブの終わりに御大がよくやる「ほかに質問ないですか?」の口調はなかなかそっくりでしたねぇ。勝手に質問を受け付けてますが、「夜香抄の続きはないんですか?」と聞かれたときは、本物の「ありませ〜ん」というのが聞こえてきました。

その後みんなで起立して3本締めをして、ファンイベント(実際はファンの行うイベントといったほうが正しい)は終了となりました。

目の前で見ていたからよくわかりますが、菊地先生をはじめ観客に回ったお三方はとても楽しんでおられたので、大成功だと思いますね。
なお出演されてるかたたちは、忘年怪コスプレオールスターズともいうべき人ばかりでした。

その後一人ずつ舞台に上がって軽いインタビューがありました。残念ながら劇団ユイは旗揚げ公演が千秋楽ということになるそうです。外谷さんが毎年やればいいのにと言ってましたが、そりゃ無理でしょう。一度限りの夢の舞台が一番いいかもしれませんね。笹川氏も舞台に上がったのですが、なんとなく御大に似ているといって眼鏡を替えたりして爆笑を誘っていました。

このあと写真撮影もありました。これも残念ながらネットには載せられません。こういうのが見たい人はぜひ忘年怪にいらしてください。もし来られるのを知らせてもらえば常連さんがたにご紹介しますから次から行きやすいかもしれません。そうそう、だかつさんはこのとき額に「殺」の字を書いて出てきてました。なかなかのりがいいですね〜。

その後花束贈呈があって、巨大クラッカーがあったのかな。(うろおぼえ)
菊地先生はしきりに「このお礼は作品で返します」と言っておられたので、皆さん期待しましょう。

秋になったらFANTASY

ファンイベントも終わっていつもの映画コーナーが始まります。時間がきついのか休憩なしでつっぱしります。

最初はゴーレムの映画でしてジュリアン・デュヴィヴィエという名監督で 日本人に受けた監督、日本人好み、菊地先生によるとたいした才能もないのに極東の島国で大うけしたとか批評されたらしいです。

有名なのが望郷(カスバに逃げていたジャンギャバンががギャッピーという女に惚れて、別れるときに波止場にいっちゃって警官に捕まる話)です。
あとは、「パリの空の下セーヌは流れる」とか「舞踏会」といって、女が昔舞踏会で踊った男を訪ねていくとみんな色んなことになってて、最後の一人は自分の向かいの屋敷にいてずっと好かれていたけど死んじゃってたとか叙情あふれる映画が多いそうです。

「その映画を作った監督がなんでこんな映画を作ったのかよくわかりません」(菊

フィルムは散逸したと思われていたのですが6分ほど見つかったのでそれと本家?「巨人ゴーレム」を足しての上映とのことです。

最初は本家? パウル・ウェグナー監督主演の「巨人ゴーレム」(1920)
トークライブではおなじみで、ゴーレム君初めてのお使いなど笑えるシーン多し
撮影にはチェコの方に残っていたユダヤ人のゲットーと使ったとか



(例によって、おばさんかジャイアントロボのような髪型)


 少女を抱いてると、胸の星を取られて、ダウンするゴーレム、飯野先生は快獣ブースカのブー冠のようなものかと言ってました、シオシオのパー

五芒星と六芒星(ユダヤの星)の違いの話が出てましたね。


珍しい方の巨人ゴーレムの映像です。

最初のが額に呪文を書かれて復活するところ、それまでは鎖に繋がれてました。2枚目は牢獄の檻を曲げて出てきているところ、檻の鉄棒が見るからに柔らかそうでした。3枚目は群衆の中に登場したところ、群衆シーンはなかなか多人数だし、太い柱とか建物を壊すシーンはけっこう迫力ありました。ライオンが登場するシーンで終わり(どっかの先生、獣姦とかいわないように)容貌はまるで悪役プロレスラーでした。

この映画は無声映画らしく、弁士の話がちらほら。若い方にはわからないでしょうけど、弁士というのは音のない無声映画を上映するときに音楽を蓄音機でかけながら、情景の説明と台詞を一人何役かして、吹き替えもその場でやっちゃうという職業です。当然男が女性の声色を使ってすることもあります。女性弁士もいたけど数は少なかったはず、講談師が映画を見ながら喋るという感じが一番ぴったり来るかもしれません。人によって恋愛物とか得意なジャンルがあったそうです。

「弁士というのは人によって上手下手があって、徳川夢声とかが有名ですね」(菊) 音付き映画トーキーが普及してきて弁士が廃れてくると自分で絵を描いて話をする紙芝居屋になったという話もあるそうです。私はたぶんリアルで紙芝居を見ているほぼ最後の世代だと思うけど、最盛期には日本全国に紙芝居屋さんは何万人もいたそうです。映画館の数がそれほどあったとは思えないので、弁士さんがみんな紙芝居屋さんになったのは無理があるかなぁ。なかにはいたということでしょう。その紙芝居もテレビの普及と同時にあっという間に消えていきました。

「日本でも見た人少ないと思うので自慢してください」(菊)とのことです。
さて次は「ハーメルンの笛吹き男」

要するにグリム童話ですね。ネズミがはびこって仕方ないので笛吹男に頼んで退治すると、あとで町長がお金を払いたくないという。男が、また笛を吹くと子供たちがそれに付いていっていなくなってしまう。

「たしかに見てみるとお金かかってないし、特撮もしょぼいけど、ちょっと見る分には楽しい作品だと思います」とのこと



一枚目 森で子供が見ていると変なマントの男が切り株から登場、なぜか虫のようにうねうね這って出てきます。
二枚目 こういう男、マントを翻して回ったり、笛を向けると花が咲いたりします
三枚目 笛を吹いてネズミを退治しているところ、よく見えないと思いますが、ネズミはアニメーションでした。
四枚目 町長が言いがかりを付けてお金を払えないといっているところ
この町長役がクロード・レインズといいまして、初代の透明人間でデビューした俳優さんだそうです。
菊地先生によると、透明人間で最後に死ぬときに初めて顔が出るという鮮烈なデビューを飾ったんだそうで(笑)

童話だと子供たちは消えちゃうんですけど、この話は町長が失脚した後で子供たちがかえって来るというハッピーエンドになってるのもファンタジーっぽくてよかったのかも。


そのつぎは「シンドバットの魔法の航海」
アメリカの映画のようですが、ソ連映画です。
B級の帝王ロジャーコーマンがソ連から映画を買ってきて、適当に吹き替えして市場に流したもんだそうで
「特撮シーンは子供だましなんですが、いざロケ地に行ったときの群衆シーンとかはさすがソ連強いですねぇ。一種の人海戦術の最たる物です」(菊)とのことです。あの時代だと国が予算かけて作ってたんだから衣装もロケも豪華なはずです。

オープニングのスタッフロールが流れると「この名前は全部うそですからね」という菊地先生

航海に出るお金が足りないのでなんとかならないかと思っていると水の精(どうやら本当の話では海の王女らしいです。)が助けてくれる。



一枚目 主人公と水の精(海の王女)
二枚目 金の魚を釣り上げたところ、このあたりの特撮、石の花を連想しました。
三枚目 釣り上げられた金の魚、この後金貨の山に変わります。ぽにょだって声も
そのお金で船を何隻か造って航海へ
四枚目 人を眠りに誘う魔物ハービー、もしくはハルピュイア 主人公は眠らなかったけど、外では兵士やゾウまで寝ちゃいました。女優さんが二人羽織のように羽の部分に手を通していると推測
五枚目 主人公嵐の海に飛び込む、海の底の王様と女王様、主人公の楽器にあわせて踊ります、そうすると海の上じゃ大嵐になるということです。女王様が外谷さんに似てるって話もありました。天井にはタコがいるし、まるで竜宮城
六枚目 さんざん世話になっておきながら、私には好きな人がいますって王女から逃げる主人公、乗っているのはタツノオトシゴです。王様に追っかけられるもあっさり国に戻って大宴会。

菊地先生は「崖の下のポニョ」はまだ見てないそうですが、ビートたけしが言った「またの下のポニョ」って言葉が気に入ったようでちょこちょこ使ってました。

さて次はもう一つのアルゴ探検隊 テッサリーの巨人像
イタリア映画で日本未公開、 御大がうちで見た時しまったと思ったそうですが、もう一本のビデオが見つからなかったのでしかたなくこれを持ってきたとか、でもあんまりひどいので本家ハリーハウゼン御大のも入れたそうです。

イタリア人がお手軽ファンタジーを作るとどうなるか。こうなるんですね(苦笑)
60年代から70年代くらいはこの手のイタリアファンタジーもけっこうテレビで放送してました。内容はどれも同じようなもんで、安もんの衣装に筋肉もりもりの半裸の男が戦って、こちらもむちむちのおねーちゃんがウロウロしてる。たまに怪物が出てくるって感じですね。なかにはヘラクレス・サムソン・ユリシーズなんて全く別の話の主人公をあつめたごった煮のようなありましたっけ。

つまんなかったので簡単に流します。

 あちこちの島に冒険に行って魔女や怪物を倒したり、石像に登ったりして、最後は大乱戦があってハッピーエンドです。


一枚目 ある島に住んでいる魔女、薬が切れると老婆に、男を羊にかえちゃいます。
二枚目 テッサリーの巨人像、うごきません。
三枚目 洞窟にいた一つめの巨人さん

菊地先生はウルトラQのゴローに似てるといってましたが、私はゲゲゲの鬼太郎の見上げ入道かと思いました。
一応アップ用の大きな首あたりと、人間が入る着ぐるみがあるようです。着ぐるみは安い特撮番組がよく使う手法、着ぐるみをちょっと高いところにのせて後方の上から撮って人物を小さく、怪物を大きく見せるという安っぽい手法を使ってました。
たしかにあまり見るところなし。

最後が本家「アルゴ探検隊の冒険」
ほとんど説明の必要はないかもしれませんが



一枚目 青銅の巨人タロスと戦って、かかとの栓を抜いて勝ったり
二枚目 黄金の羊の皮を守る、9つの頭を持つ蛇ヒドラと戦ったり
三枚目 妖術師が呼び出した骸骨軍団と戦ったりします。
海に骸骨が飛び込むところで今回の映像は終わり

「色々と日本で公開されてないファンタジーもあるんですけど、見てみるとあんなもんなので公開されない理由もわかると思います」というのが総括でよさそうです。



☆ 映画の時のこぼれ話

今回は前半で燃え尽きちゃったのか、実は映画の時には画面と全然違う話をしていることが多かった。

中でも興味深かったのがこのあたり

「キャラを作るときは綿密にキャラ設定とかするんですか?」(飯)
「いや、しませんよ」(菊)
「キャラを作るとき何が問題かというと、キャラの性格とか人間性の問題になってくるのでそれが一番難しい。」(菊)
「それによって魂がこもるかこもんないかですぐ消えるかどうか決まるわけですねぇ」(飯)


しばらくたってから話が戻って

「できれば読む方に想像の余地を残せるようなキャラクターがいいですね」(菊)

Dは天野さんの絵 女の子はシャーロットとかアニメが元になってるそうです。

「Dはこういうことしないって言われることないんですか?」(飯)
「え、どういうことですか、性格が変わってます、今回はってこと?」(菊)
「性格を決めちゃうと、こういうことをしてこういうことをしないってことがあるじゃないですか。ちょっと気がゆるむとやらしちゃう、それがまずい。でも話の都合でこうした方が話がうまく進むなというときに、それがこの主人公は絶対やらないことだということだと、それはやっちゃいかんのですよ、ところが(たまに)やらせちゃう時があるんですよ。(苦笑)」(菊)


長嶋茂雄、勝新太郎にならぶ菊地秀行伝説って話が飯野先生から出てきて
「なにかギネスに申請したら〜ファンの皆さん調べてくださいよ」(飯)
「ちゃんと審査があるんだよ」(菊)

何でもグインサーガは申請したけどはねられたそうです。理由は主人公が違うからだとか

睡眠時間の話から健康の話になる。睡眠時間は菊地先生が一番短かったですね。

で、そこから体の話になって外谷さんは毎日飲んでいるけど、いろんな数値とか肝臓機能とかまるっきり大丈夫だという話。
いいの先生は肩と腰にはきてるけど、酒減らしてるから肝臓は健康なんだそうです。この日も焼酎を一本軽くあけてましたけど、いいのかなぁ〜。
お酒の話になって、菊地先生がもしお酒を飲んでたらどうなってたか
「原稿は進まないね、飲んでたらこうはいかない。」んだそうです。ここまで飲んでここから仕事という切り替えができないんだとか。

そこから体重の話になってどうやら菊地先生70キロ越えちゃったらしいです。今までの最高が67くらいだったそうだのに・・・。
学生時代は46キロほどだったらしいですから、う〜ん。レコーディングダイエットどうですか〜?

そのほかだと、水木(しげる)先生元気だよねぇ84歳だってとか
この間日野てる子しんじゃったねぇ、綺麗な人だったのに とか
(日野てる子さん、昭和30年代後半の歌手、いつも髪に花を飾って歌うのがイメージ、名字が同じだったので小学校の時よくからかわれましたとも)

雨の町の女優って両方とも大物になってるよね鳴海璃子と真木よう子 とか
雨の町は好きなんだけど、全然原作と違うし とかいろいろ雑談もありました

参考までに今回の映画のデータ

「巨人ゴーレム」DER GOLEM, WIE ERIN DIE WELT KAM
1920年 パウル・ヴェゲナー監督&主演(ゴーレム)

「巨人ゴーレム」LE GOLEM
1935年 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 チェコ映画
出演 アリ・ボール ロジェ・カール

「The Pied Piper of Hamelin」(ハーメルンの笛吹男)
1958年、ブリテイン・ウィンダスト監督
主演ヴァン・ジョンソン(二役)、クロード・レインズ
映画のデータベースでは引っかからなかったのでテレビ用ムービーらしい
「Hollywood Legends 50 Movie Pack」というDVD集に収録

「The Magic Voyage of Sinbad(シンドバッド魔法の航海)」
が1962年にロジャー・コーマンが公開するときに付けた題ですけど中身は
「虹の世界のサトコ」(ru:Садко (фильм),)
1952年 アレクサンドル・プトゥシコ監督
「石の花」や「妖婆死棺の呪い」の大監督がソ連の民話を元に撮った映画をいけしゃあしゃあとシンドバッド映画に。まっったく なんてことするんだロジャーコーマン
Wikiによると脚本潤色者で若き日のコッポラがかんでいるらしい。

「The Giants Of Thessaly 」
1960年 リカルド・フレーダ監督
イタリア映画なので上の題は1963年にアメリカで公開されたときの題

「アルゴ探検隊の大冒険」(The JASON and the Algonauts)
1962年 ジャック・チャフィ監督
特撮はもちろん レイ・ハリーハウゼン大先生。

質問コーナー

実はファンの企画はもう一つありまして、名前を書いていいのかよくわからんので有志としておきますが、10周年のステッカーとかそのロゴ入りのTシャツをつくって一緒にお祝いしようという企画がありました(某SNSのコミュに入ってた方はもしかしたら知っていたかも)。入場の時にステッカーをいただきました。裏面がはがせるシールになっていて、お祝いのクラッカーを鳴らすときに付けてほしいとのことでしたが、どのタイミングつけたらいいのやら悩みました(苦笑)

こういう身内だけじゃなくって一般の方にも簡単に参加してもらえるような企画はとてもいいですね。忘年怪にむけてもりあがるといいですね。


(画像では見にくいかもしれませんが、Sweet 10th Anniversary Hideyuki KIKUCHI presents Talk "Battle" Live 2008と書いてあります。背景はハートに小さいコウモリ)

ただ菊地先生にはTシャツのサイズがちょっと大きかったようです。

その後で景品という訳じゃないですが、今回はDと夜香抄 サイン入り本が5冊ずつじゃんけんであたりました。私は両方持ってるからパスです。

☆Dの後書きにあった彼岸島の話
「むちゃくちゃな話ですが大好きです。あたったので話をどんどん追加してるのは目に見えてるんですけど、面白いです。ヘルシングと並んで好きな漫画の双璧です。」(菊)
「絶対最初はそんな話じゃなかったはずなのに、もう後戻りできないというのが如実に表れてますね(笑)」(菊)


ヤングマガジンに載っている吸血鬼物の漫画だそうです。私は未読、ネカフェで読むか。

☆年内の予定その他

Dの実写映画化、権利を売ってから6年になるのに、相変わらず音沙汰がないようです。
できないって違約金は払ってくるそうですが、いったい何時になるんだろう?

妖獣都市の方は年内にあちらのスタッフと話す機会があるそうなので年末には何か話せるかもしれないとのことです。

来週からケビンさんとアメリカのアニメのフェスティバルにゲスト参加、天野喜考さんも一緒だそうです。
25日に日本を発って26日27日にイベントで30日に帰ってくるそうです。

「 向こうのファンってどんな感じですか?女の人がいたらくやしいから、ビデオ取ってきてください」と飯野先生
「皆さん見たいですか?」「んじゃ忘年怪ででもお見せしますよ」
(菊)
「下手なビデオでもいいから見たい〜」と外谷さんに言われてちょっとむっとする菊地先生・

最近ライブでも定番になりつつあるDの結末ねたでケビンさん登場。

アニフェスの行き帰りは同じ飛行機なので落ちちゃって、両方が死んじゃったら書く人がいなくなると縁起でもないことをいいだすケビンさん。(アメリカンジョーク?)
「そういう前提で話をしないでください」(菊)と苦笑されてる菊地先生
結末を書いて金庫に入れておく作家さんもいるそうですよ〜と飯野先生

「Dの結末は出来てますが内緒です。」(菊)だそうです。まだどこにも書いてないんだそうです。
「飯野の頭に入れておくってのはどうでしょう」(飯) って、それはないんじゃないかな(笑)

D関係だと、たかきちゃんのコミック以外にアメコミでだそうという話がもちあがっていて、企画は進んでませんがいちおうGOサインは出ているそうです。

D対スパイダーマンとか D対バットマン もありうるかも。(ほんとか)
D対ドラキュラやっちゃうと終わっちゃうじゃというファンの声があって 「それを言っちゃいけない」とおっしゃってました。

まあ全部菊地先生がチェックするそうなので、変なことにはならないと思いますが。個人的にはD対ブレイド、共闘でもいいですけど興味あります。

あと向こうで商品化したいというので、キュービック人形が出る可能性あるかも。キュービック人形ってレゴなんかに付いてる可愛いやつかなぁ。ちょっと可愛すぎのような気も。

忘年怪ではそのへんの事情もはなせるかもしれないとのことでした。


山田風太郎さん関連でまとめますが、

11月22日土曜日 兵庫県養父市関宮町の公民館ノビアホールにて
山田風太郎記念館主催で
菊地先生の講演会
があるそうです → 山田風太郎記念館サイト
お題の方は「私と山田風太郎 作家を作った作家」とのこと

ステージでは岐阜県と言い間違いされてましたが、兵庫県です。
私も天橋立とか行くときにあの辺を通ったことがありますが、かなりの田舎だと言うことはご存じなかったようです。山の間の道を抜けてやっとたどり着くって感じですから。行ったらびっくりされるかも。鉄道は通ってないから行くなら車しかないです。

山田風太郎さん関連の話題でこの前「みのさんのおもいッきりいいテレビ」に出演されたときの話
「この日何の日」のコーナーでしたが、AMさんがその部分を録画したのを持ってきていたので、みんなで鑑賞

服の選択を間違いましたね〜とおっしゃってたのは、やっぱりちょっとぽにょって見えたから(笑)
外谷さんにはおたくのおっさんみたいとかいわれてました〜、。

このときは質疑応答しながら1時間くらい喋ったけど使われたのは10秒ほどだけだったそうです。

随分まえのアンビリーバブル出演の時はこんなこと喋ってほしいといわれたんですか?の質問があって
「テレビ局はそういうことはいわないんです、ただ資料を送ってくる。じゃあこういうことを言わなきゃいけないのかなと」(菊)

ほかの作家さん、京極さんと宮部みゆきさんの本がでた後、夢枕獏せんせーが写ると「なんでこいつだけ写真が出るんだ」と言っておられましたね。

この辺で質問コーナーも終わり。最後にお世話になった斉藤さんに花束贈呈があって今回のライブは終了です。

終わった後

たかきちゃんに表表紙にサインをもらって、菊地先生に裏にサインをもらったりして外に出たら、もう6時前になってました。早いときには4時半くらいに終わるときがあるので、今回は長かったということですね。

外で雑談しながら聞いたら、劇の稽古はすぐ前のカラオケ館の上の方でライブ前にやっていたそうです。お疲れ様です。特にユイちゃんは東京在住でもないのに打ち合わせとかいろいろやってたそうだから、今年一年終わったような気がするとかいってたのもわかりますねぇ。

ロフトを離れてみんなで新宿駅方面へ、今回はマックで一服するよりもそのまま帰る人が多かったようですね。コス組はみんな旅行バッグのような大荷物をひっぱってがらがらと移動。私は7時前の新幹線を予約していたんですが、時間ぎりぎりになってきたので環状線で品川→大阪に移動しました。

帰りは寝てたので一瞬でしたね。10時には自宅に帰ってました。次は忘年怪、頑張って参加しよう。

なお、このレポは話した時系列にそって書いてません。会話を羅列すると簡単なんでしょうけど、話が行ったり戻ったりするし、全部は書けないから話題ごとにだいたいまとめさせてもらってます。個人のレポなんでご容赦を。楽しい雰囲気を感じて、こういうのなら一度見に行ってみたいなと思ってもらえればありがたいです。
(文責 劉貴)