2009年12月18日 忘年怪11ライブレポ

●トップに戻る ●レポのページに戻る

ライブ前

今回は出かける前にあまりの寒さに車のバッテリーが死んで、かからなくなって交換して30分ロス、ついでに高速が大渋滞、で抜けてからすっ飛ばしてやっと神戸空港に到着したら悪天候で飛行機が遅れるとなかなかスリリングな一日でした。ついでに飛び込みでディズニーシーに行くという強行日程。

すこしホテルで休憩をして相方とロフトの階段に並んだときはライフポイント半減でした。


 コンビニの前で、遠方組&カラオケオフ組の面々と遭遇、遠方組、金の針金さん、すばるさん、伯さんとお初の樹禮さん(きらいさん) まさきさん、早瀬京さん、かいかさん、色々おられたんで抜けてたら失礼

横のたちばなさんに、片手がクトゥルーの怪物になっているネット漫画を見せてもらったりしながら会場を待ちます。コス担当の紅蓮さんが何度も往復して、女性で着替える人のl更衣室の案内をしていました。

いつもどおり男はそこらで着替えることになります。

忘年怪 コスコン大会 

時間になったので身分証明を店員に見せてから入場、だいたいいつもの席に陣取ります。着替えたコスプレイヤーさんたちはもう奥の方に陣取っていた。こちらもごそごそと荷物をほどくことに

今回はなんちゃってコスなのでエントリーして時間待ち

さて、ヅラを被って舞台の横で待機していたので、登場した菊地先生の話はうろ覚え、編集者さんを集めて忘年会のお話、2年前の忘年会でやった○ー○○しゃぶしゃぶのお店がつぶれちゃったので、去年はやらなかったそうです。で、今年はホテルの一室で普通に中華料理を食べる忘年会をやったら酔いが進むにつれ、そういうことを期待してきた男連中が不穏な空気になってしまったというお話。

さて恒例の菊地キャラのコスコンが始まりました。

例によってなにかと問題がありますので、画像は無しです。見たかったら来てくださいね。
前半は録画できなかったので、うろ覚え

1番ぬりかべさんの錬金術師

っていうか階段で並んでいたときと同じ格好なんですが・・・・・
どう評価していいのか

2&3番 吉野さんとまゆきさんの、秋せつらとDrメフィスト
吉野さんの方が黒っぽい服装で少し小さくて、まゆきさんのほうが背が高く白ずくめのメフィスト先生でした。吉野さんはせつら以外はまだ見たことないですね。
コントっぽいことをしようとしたのかな、袖にいたのでよく聞こえませんでした。

4番 私の屍刑四郎
とりあえず、体格でもっていこうと思って、黒のレザーのフロックコートの上下
本来はショートドレッドの設定ですが、どうせなら派手に行こうとおもって、ロングドレッドのヅラにしたら、ライオンみたいになってしまいました(ーー;) まあ、なんちゃってなのでご勘弁を

5番&6番 たかきちゃん、DUNEさんご夫婦のフジテレビの主
頭から長い蛇に食べられているような帽子を被って登場、こういうのを注文で作ってくれるところがあるんだそうです。よく見ると指にも小さな蛇の尻尾が付いてました。 帽子の尻尾には繋げられるところがあって棒などを繋ぐと尻尾がふりふりできるようになってました。

7番 たちばなさんの夏柳三十朗(緋の天使)
たちばなさんのは緋の天使のウェスタン風の殺し屋さんの一人。黒の礼服っぽいのにヒモネクタイ、テンガロンハットにショートライフルを持ってました、ポンピングアクション(ターミネーターなどでやってる、ライフルを回転させて装弾するアクション)を菊地先生が挑戦したけど、うまくいかなかったようです。あとでちょっと触らせてもらったけどかなり重いモデルガンだったから、振り回すには腕力がいりそうです。

8番 おまえさんのリナ(風たちてD)の贈り物

おまえさんの花は顔を黄色くぬって、周りに紙の花びらをつけてます。コスコンの名物になりつつありますが、風景とか人じゃないコス専門?

今回はリナの贈り物というとなんですがリナってなんだ〜という原作者さま、会場からはぶーぶー
なぜ送る方をやらないで花をやるのか?と聞かれてました アイデア賞ですね。いつもは寡黙でおとなしい人なんですけど、落差がすごくって面白い人です。

9番 AMさんのDRファウスト
サンタクロースのような白い長髪づらと長い白ひげをつけて、下は作務衣で酒瓶を持って登場
なんとなく酔拳でもしそうな感じでしたよ。

長いひげはネットで買ったガンダルフ(指輪物語)セットだそうです。
ひげを取ったらちゃんと若い男ですからと、菊地先生が弁明することもないかと思います(笑)

10番 つづみさん 夜叉姫伝の姫
黒に花を散らしたのチャイナで登場。チャイナというと夜叉姫と秀蘭、しいていえばエイリアンの元銀麗かってところでしょうけど、ナース服と同じく定番の一つですね。菊地先生はサイズについての質問をしてました。

11番 伯さんの夜香
蒼のマントに赤のアイコン、牙をつけて白塗りの夜香くんです。サイズはちょっと小さめ、つけ爪は暗いところで光る夜光性のものだったけど、舞台では明るいからあまり光らなかったようです。灯りのつく時騙しの香とミニコウモリを持ってました。

夜香さんをもっと活躍させてくださいとのこと
「あいつなにかブルーのマントを着てるとかしか書いてなかったっけ」と原作者さま

12番&13番 ひでこさんとあきこさん
魔法街の姉妹、ガレーンさんとトンブさん、ガレーンさんは白髪、トンブさんのほうは胸が付け胸というかエプロンのように前にぶら下げるタイプの作り物をつけていて、わざと胸をだしてました。よく見ると小さいお人形をもっているので、これが人形娘だったのかな。

後ろの方からおっぱいコールが聞こえます(笑)
飯野さんもさわったらどうといわれていましたが
「今日は飯野さんはそういうことは一切やりません、どういうことか?」と菊地先生
会場から大人になったという声が(笑) これについては後のコーナーで

13番と14番 まさのぶさんとひなこさん せつらと人形娘
まさのぶさん(女性)の方が背がたかくて黒ずくめのせつら、人形娘の方は金髪の長髪のづらで、薄蒼のドレス
この二人のコンピってそうないんだよねとおっしゃってました。良くできてました。


16番 ゆいさんの狂戦士イリヤ
赤のマントに髪も赤、胸当てと手甲は金の装飾の入った装甲風の赤い塗装。赤のホットパンツに網タイツにブーツ、細身の剣を持ってました。いつもながらお見事です。
製作に一月半くらいかかったそうですね。

17番 かずきさん 退魔針の十月真紀
今回は初参加、だかつさんにやれといわれたそうで、コスプレ知り合いなのかな、ナース服で登場です。普段は男装ばかりで女装はひさしぶりなんだそうです。改造したミニスカナース服から覗く足ににやける菊地先生「いま自分がどんな顔をしているかなんとなくわかる(苦笑)」に笹川さんから「今の顔はぜったい遺影に使いたいくらい」といわれてました。



18番 ながせさん 薔薇姫
ピンクの腰から下が広がったドレスに、薔薇の髪飾り、ピンクの扇子で登場、髪は金ですから、中世の貴族風と言うべきか。ドレスはぜんぶ自作なんだそうです、こちらも一ヶ月半くらいかかったそうです、

さっきは足で今度は胸と喜ぶ菊地先生が印象的


19番 Kさんの 薔薇姫の白騎士
白いマントを被っていて、鎧の頭と 手甲は鎧っぽく作ったものを着用、逆に視界はちと悪そう。
騎士は三人くらい出てきたんでしたっけと言った原作者のお話は聞かなかったことに(笑)
黙示録の4騎士の一人でしたよね。

20番 つかださんのミスカ(蒼白き堕天使)
女装したのでだかつさんじゃなくて、逆のつかださんなんだそうです。それにしても白塗りがお好きなんですね。白髪で白いドレスで胸を付けて登場だけど、全身白で菊地先生よりもかなり背が高いので若干不気味、菊地先生は男ならいいじゃないかと胸を触ってました、製作には一年かかったそうで、なにか去年の打ち上げで女装をやれといわれたのがきっかけだそうです。

ドレスの前をめくっても白ばっかりでしたね。

それから全員舞台で写真撮影をしてから休憩&審査に入りました。


結果

菊地秀行賞          ながせさん
外谷善子賞          伯さん
飯野文彦賞          おまえさん
笹川吉晴賞          かずきさん
ロフトプラスワン賞   ひでこさん、あきこさん コンビ
審査員特別賞         つかださん
大賞               ゆいさん


でした、皆様おめでとうございます。

なお、耳聞きでお名前を書いてますので、漢字だった場合はごめんなさい。

雑感としては16番からあとがだいたいコスプレイヤーをやってる人たちなんですが、やっぱりなんちゃってとだとスキルにプロとアマくらいの差があるので、並べられるときついものがありますね。

全体にレベルが上がるのは見ている方は楽しいでしょうけど、参加するのに敷居が高くなる面もあるし、なかなか難しいところではあります。

刀の鍔の眼帯をけっこう適当に作ったので、ずっとつけてると目が痛いので外していたら、後ろから夜香(伯さん)がにじりよってきて、屍さんと夜香のツーショットというもんだから、舞台に聞こえちゃってちと恥ずかしかったです。まあでもいじられると美味しいと思うのは純粋の大阪人(笑)

あとで出口の方で撮らせてもらいましたが、あんなもんでよかったんだろうかねぇ(?_?)

来年はもう何もネタを思いつきませんので観客でいると思われます。

笹川さんがいっていた、登場して菊地先生になんの作品のどのキャラかあててもらうという趣向はぜひやっていただきたいと思います(笑)

飯野文彦作家生活25周年お祝い

さてと、コスコンも終わって一息してからくす玉が用意されました。

今回のイベントの一つとして、飯野先生の作家生活25周年記念がありまして。そのせいで今回はシモネタもお酒も控えめにしてたんですね。

事前に会場の女性陣にはレイが配られていてくす玉を割った後で、順番に首にレイをかけてもらって、なかにはほっぺにキスする人もいて、とても嬉しそうな飯野先生でした。



  (影に入っちゃったので、写真が暗くてすいません)

「どうもありがとうございます。25年前に新説ゴジラ(ノヴェライズ)でデビューさせていただいて。この10年は菊地先生と、ねっ、助けられて。でかい目標がいるからね〜、幸せな作家です。どうもありがとうございました。」とのこと

その後はロフトでの飯野先生の名場面集、踊ってみたり、ピコピコハンマーで叩かれたり、寝てて足だけが見えてたり、色々。最近は鶴瓶みたいな髪型ですが初期の頃はお坊さんみたいな短髪だったんですよね。昔を思い出して面白かったです。

ビデオの最中は先生方はあまり喋らずに、ひたすら食べていたような。

今回隠し企画として用意してあったものが間に合わなかったそうで、次回に回るそうです。

で、代わりに菊地先生が書き下ろしのコントを急遽用意して、飯野先生のところに直前にfaxで送ったという代物をお二人でやったのですが、う〜ん。なんでもサンドイッチマンのコントを見て思いつかれたそうです。

コントのおおまかな話というのは

うめさん(ファンの特別出演)と菊地先生がいる新婚家庭に、飯野先生扮する、訪問販売員がやってくる。

で、この訪問販売員が刃物(今回はハサミだったけど、包丁でも良かったらしい)を持ってきていて、「奥さんをいただきたい」とかいいだす。「うちの嫁に何をいうんだ帰ってくれ」といいあらそいになって、もう食べちゃったんですかと不条理な話になる。

最後にとてもスレンダーな(そのために選ばれた?)うめさんが出てきて、訪問販売員が「あれ外谷さんのお宅じゃなかったですか」「それは隣だよ!」「こりゃまた失礼しました〜」ちゃんちゃん

とちょっとしたスプラッター&外谷さんネタで落ちが付くはずだったんでしょうけど、コントと小説の才とはまた違うところにあるようで、話が全然進みません。飯野先生はお酒が回ってきたのか、その前のイベントで読み合わせの記憶が飛んじゃったのか、原稿の字が読めないとか言い出すし、「ここで目をむく」って効果も読んじゃうしで。

ぐだぐだっぷりが笑えるといえばそうなんですけど、途中でなんの話かわかんなくなってしまいました(苦笑)

福引き編

こちらも恒例の福引きコーナー

前回はなぜか磁石ものが多かったのですが、今回は本と面白グッズが多かったですね。

本のコーナーでは飯野先生の久しぶりの新刊2冊がプレゼント。

竹書房の「超」怖い物語 黒陰 と角川ホラー文庫の影姫があわせて12冊ほど、これがなぜか怖い物語の方がどんどんはけていって、影姫が残ります。笹川さんに影姫を二冊集めるとイラストレイテッドブルースと交換してもらえると言われてましたが、前に座っていたぱがさんご夫婦がふたりで二冊当たってしまい、あとで質問コーナーで交換してくれるのか聞いてました。

外谷さんのプレゼントは女の子用の手袋、いくつかは男子に当たってしまったのは残念。

菊地先生の方は、退魔針6やいつわりシャドーや、イラストレイテッドブルースやコミックDの4や英語版の妖獣都市とかいろいろありました。英語版以外は持っているので、当たったら困るなと思ってました。

それ以外じゃ、天野喜考さんからもらったというDのジグソーパズルとか、キャラデザしたやさいのようせい(NHKのアニメ)のフィギア、ipodに貼るシールとかサイン入りポストカード

グッズだといろいろ変なものが多かったですね。光るお化けのキーホルダーとか蜘蛛とか蝙蝠のイヤリングとか、目玉の指輪とか、よくわからないけどドンキで購入? あとシリコンらしい、ipodのコウモリ型のケースとか、なぜかトランスフォーマー(黄色かったから、パンプルピーかな)

ちなみに菊地先生はipodをあんまりよくわかっておられないようで、横の外谷さんに、昔のウォークマンみたいなものといわれていました。

今回のお宝はうめさんがゲットされたようです。コントに出たかいがあってよかったですね。

 ちなみに私らがいただいたもの
 怪獣のステッカーと、髑髏がバイクに乗っているベルトのバックルでした。

 

質問&雑談

福引きも終わって質問コーナー 今回は飯野先生への質問も構わないそうです。

なお台詞の後ろに付いているのは発言者です,
菊地先生は青、それ以外はだいたい緑色にしてます。
(菊)菊地先生 (飯)飯野先生 (笹)笹川吉晴さん (外谷)外谷善子さん

Q.飯野先生、来年の予定は入ってるんでしょうか

「入ってません〜だから影姫売ってもらえれば、来年の忘年怪もうはうはですよ。」(飯)

「あの〜もっと色っぽいこと聞いてください」と菊地先生
机の下でメールチェックしていたことを笹川さんにばらされて、あせる飯野先生
今回はなぜか守勢に回る場面が多かったですね。なにか弱みあるんでしょうか。

Q.飯野先生の作品に興味はあるんですが、ホラーが駄目なので、どうしてホラー作家になろうと思ったんですか?

A.「僕は実はね、エロ作家なんですよ、角川ホラー文庫はじめてのエロホラー文庫なんだから、ホラーははずしてください」(飯)
「そういう根源的な質問は答えにくい」(菊)

「ホラーが駄目でなぜ菊地ファンなんですか?」(笹)
「アクションの方でしょ」(飯)
「ホラーは怖くないと、菊地さんのは」(笹)

「笹川なんかとげが〜あ〜まあいいです」(菊)

というようなやりとりが

Q.影姫を見せてもらったんですけど、表紙が先生のイメージと違うんですが

A.「それは誤解です。僕のイメージはそれですから、来年は僕のトークライブに菊地さんを呼びますから」(飯)
「今はあれは流行?昔から流行といえば流行だよね、Yさん(編集者)」(菊)
「最近は作者の顔に合わない漫画絵をつけるというのが流行になってますけど」(笹)
「皆さんは顔を見てるからであって、全国の読者は僕の顔を知らないんだから」(飯)


Q.菊地先生の本に載っている作者近影の写真、いろいろパターンがあるんですが、エピソードがあれば教えてください

A.「どんな写真ですかね、どういう風に決まるか、祥伝社はカメラマンが撮ってくれた、今より細くてネクタイしめたやつ、そのうち私が旅行に行って撮ってきた写真を使うようになった」(菊)
「銃を構えてたのや射撃場で撃っていたやつとかもありましたね」(笹)
「韓国の射撃場は行かなかったんですか?」(飯)

「中国はいった。ハンドガンのところが工事中だったから、ライフルからなにから何でも撃てた。
共産圏ですから、グアムとかの射撃場だとグロッグとかベレッタとかあちらの拳銃が撃てるんですが、共産圏だとほかで撃てない銃が撃てる」(菊)
「今まで撃った中で一番珍しかったのは」(笹)
「ロケット砲でしょうね」(菊)
「反動すごいの?」(外谷)
「反動はない、引き金を引くとノズルが付いてるんですが、その中をガスがぶわーっと通るのがわかる。模擬弾ですから爆発はしないんだけど、農地みたいなところで」(菊)
「あ、農民を撃つのか〜」(飯)
「いやブロック塀みたいなのがいっぱい立ってて、何処に当たったのかわかんない」
「プライベートライアン、一番最初にトーチカからたった3機の機関銃でみんなやられちゃうでしょ、機関銃を撃つと本当によくわかりますよ、あんなものあったら戦争にならない」(菊)


Q.秋から冬にかけて本がラッシュで出たのは

A.連載が終わったので出たので、事情とか特に理由はないそうです。

「書き下ろしは久しぶりでした。(イラストレイテッドブルース)あの話の骨子はダークサイドブルースだから」(菊)
「ということは三田さんはその話に納得いかないから20年待っていたと」(笹)
(三田誠氏がイラストレイテッドブルースの帯にこの話を20年待っていたと書いたことを指す)
「そんなことは三田さんに聞いてくれ」(菊)
「どうですか〜」(笹)
「ダークサイドブルースの後書きにこの話はかならず続きが書かれるはずだと書いてあったので」(三田)
「そこでだまされちゃったんだ」(笹)

「骨子はダークサイドブルースだけどダークサイドブルースではないですからね。ああいう話になるはずでは書いてない」(菊)


 このあと虚空王とか魔戦記とか未完のシリーズの題名がずらずらと
 パンドラの箱が開きかかっていたのかも

「一時期書き下ろし無理だといってた時代があったじゃないですか、今はどうですか」(笹)
「そこそこ出来るんじゃないですか。なんで書き下ろしができないかといったらT(飲み屋)に行ってるからですよ」
「はいそうですね、。先生さ、でもさ一日に一個の小説しか書かないってのあるでしょ」(飯)
「そうでもないですよ」(菊)
「平行しますか?」(飯)
「たとえば3本あるとすると2本は少なめにして毎日、締め切りの近いやつは多めにして毎日書く」(菊)

「前は集中して三日で一本上げてって書き方だったのに変わっちゃったの?」(飯)
「本来はそうだったんだけど、年だから」(菊)
「集中力がなくなったのを逆手にとって」(飯)

話がループになってたので中略

「先生書き方が根本的に変わってるわね」(飯)
「昔のやり方が理想的なんだけど、俺の趣味って予定表を書くことなんだよ
仕事の予定表をレポート用紙に書く、それが二日くらいでまた新しいのを書かなきゃいけないの
それがまたなんともいえず気持ちいいんだけど、早い話が全然おわんない」(菊)

「次(の書き下ろし)は酒呑童子かカーミラ、だいたい時代を同じにしてしまおうかと」(菊)

「まあ、今度アメリカで夜叉姫伝(英語版)がでるのがどういうことになるか、妖獣都市も映画がいけばどーんと本が出るんですが、映画とタイアップしないといかないのが情けないところです。」(菊)


Dのアニメの新作を作る話を持ってきた人がいるそうです。それも2Dじゃなくて3DCGアニメなんだそうで。

「僕があんまり好きじゃないのは、平面のアニメは芸術家の仕事らしいんですよ、キャラクターを書く人、背景を書く人、こういう人たちはみんな一家言を持っている芸術家肌の人なんですけど、ところが3Dというのはある程度キャラクターが出来てしまうと芸術的なセンスがなくても機械的な作業で出来てしまう。だからその方が安く上がるし、日程も機械的に管理できると。」(菊)

「そういう風に言うんだけど、どうもその言いぐさが気にくわないので、ね〜、安くあがるから日程通りできるから出したいというんだけど、保留にしてあるんですけど。」(菊)

3Dアニメが好きじゃないので、この話が動くかどうかわかりませんとのこと
3Dできっちり作ったら、Dの長剣が抜けないような気がします。

このあとしばらくは、飲み屋とか編集者の忘年会の話とか○ー○○しゃぶしゃぶの話が続いて、誰を連れて行ったとか実名とかばんばん出てるので書けません。ただ、先生は忍びがたきを忍び耐え難きを耐えていっておられるそうですので念のため。

Q.魔界都市ノワールの調剤師イリヤにもっと出番をとブルーマンの八千草飛鳥の続きはどうなったんですか?

A.「調剤師イリヤいましたね、また出せるように頑張ります」(菊)
「Jノベルでやった魔界都市ものじゃ飛鳥が出たのが一番面白かった」
「あれ知らないやつばっかり出てきて殺し合いしてるんで結末がつかないんですが、なんとか(ブルーマンとの)間の話やるようにします」(菊)


Q.これまでお書きになったのを仮に100としたらどれくらい覚えてらっしゃいますか

A.「だいたい覚えてるのは最初に出したやつですかね、ソノラマとかで。各シリーズで最初に出した何冊かは覚えてるんですよ。同じシリーズで後になるほどどんどん記憶が薄れていって、読み返すととんでもない話になってたりするんですね。あ、しまったと思うことが何回もあります。」(菊)

「バーの女の顔は覚えてるんだけどね、顔と名前が一致するね。(笑)」(菊)



Q.アメリカで135万で作ったホラーが大ヒットしたそうですが、先生ならできないんですか
 (来春公開の「パラノーマル・アクティビティ」のことをさす。)
A.「日本で135万だと情けないホラーしか出来ないと思いますが、日本でああいうタイプのホラーを(劇場で)かけても当たるかどうかわかんない。国民性が違うから」
「映画作りたいって思わないことはないんだけど、手間ひまを考えるとめんどくさい。監督じゃなくってシナリオと制作で、文句いっぱいいってやろうと」(菊)
「じゃあ飯野さんが主役って事ですか」(笹)
「じゃあ135万で行こう」(菊)

「西武線で走ったりしてるし」(笹)
(前にロフトでもかかった、飯野先生の学生時代の自主製作映画の1シーンで線路の脇を全力疾走してたこと)

Q.D4の後書きで忘年怪の宣伝を書いてましたけど意図を

A.「面白そうだと思った、後はぜひ世に知らしめたいイベントだと思ったから」(鷹木ちゃん)
「絵ではピコピコハンマーで殴ったりしているけど、このごろ二人ともおとなしくなっちゃいましたね」(菊)

まったく同感です、一円にもならんのに毎回長文を書いているのはせっかくのイベントを知ってほしいからですね。

ちなみに5巻目の夢なりしDのコミック化は 来年中とのこと

アメコミのDの方は菊地先生にもどうなってるかわからないようです。

Q.来年の石田さんとドラキュラの映画イベント、どんな話をするかと、どのドラキュラ映画をかけられるのか?

A.「ドラキュラ72ですかね、ただ、今日配ってくれって人づてにてポスターを持ってきたけど、ポスターを見たら菊地秀行が菊池秀行になってたのでこれはちょっと配れないなと。
1月8日はちゃんとやりますので、おそらく話としては面白くなると思いますよ。ハマーファンでないと駄目だけど」(菊)


(なぜか先生は1月8日とおっしゃってましたが、1月9日です)

Q.ハマーのムックはどうなったんですか
(予約受付中の菊地秀行&石田一 共著 恐怖の遺産 ハマーホラー完全読本のこと)

A.「詳しいことはいえないけど、キャッスルカンパニーもうちょっと体制を整えないと
私個人はちょっとあやぶんでる、もしかしたら夢で終わるのかも」(菊)



Q.対談とかいろんなのはマネージメントを通さずにおやりになってるんですか。

A.「はい全部自分でやってます。その方(まかせた方)が楽は楽なんですけど、僕のところに来る話は昔知ってた人とかが多いので、マネージャー通せというのもなんだしね。人任せにすると癖が付いちゃうと思うんだよね、それがちょっといやだから。」(菊)

このあとちょっと業界話がありましたが、それも書きにくいんで割愛

時間も5時になりましたので今年の忘年怪はこれにて終了です。

私は最後の方はエネルギー切れでした。


終わってから

 終わってから、しばらく外で待ってたら寒いこと寒いこと
 
 中の人も寒いのがわかってるからなかなか出てこないので、最後にはお店の方で早く出てほしいようなことをいわれたそうです。まあ、居残るのもほどほどに。

 飯野先生が先に花束を二つもって出て行ってから、順繰りに皆さん帰って行きます。
 今回は抑え飲みしていたのか、最後まで普通でしたね。

 後のミスドまでお付き合いしようかと思ったんですが、うちら夫婦両方とも体力の限界、ご挨拶をしてから池袋のホテルに引き上げることにしました。
  
 2時間ほど仮眠してから、羽田空港へ、荷物検査で屍コスのモデルガンでちと引っかかるもあとは寝たまま神戸空港について、1時間ほど運転してから、わんこを引き取ってきて帰宅しました。

 今年もこれで終わりですね、皆様いいお年をお過ごしください。 (文責 劉貴)





 かばりんセット一揃い、夢の跡

大阪に帰ってきて

昨日今日と忘年怪に初参加の人の日記をいくつか見せてもらったんですけど、とても新鮮な思いがしました。

今でこそ、い〜のせんせーそろそろ危ないなとか、ここでシモネタ言うのかなとかなんとなく先の展開が読めるんですが、なるほど初めて見るとこう見えるのか〜、視点が違うとこうも感想が違うものかと興味深かった。

忘年怪にくる固定ファンの年齢層も年と共にどんどん上がっていますが、とても少ないながらも若いファン層ってのもいるんですね。ちゃんと 情報を出してファンを掘り起こせばトークライブに来てくれるようになる可能性も十分にあります。今回の忘年怪は盛況だったけど、普段のトークライブは何年 か前からお客の減少傾向が続いてるでしょう。

うちのHPでも行けた時は頑張って紹介してるんですけど、おおもとのサイトさんも、もうちょっとそういう意味でイベントを盛り上げてほしい。毎回ビデオで全部録画してるんだから、内容を簡単に紹介するとか、せめて週に一回掲示板に来た新人さんにレス付けるとかそんなに難しいことなんでしょうか。