9月27日 トークライブレポ

ライブ前(飛ばしてもいーよ)

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大阪空港を3時過ぎの飛行機に乗って新宿に着いたのが6時頃、当初から映画鑑賞するつもりだったので、吉野屋の牛丼をかっこんでからバイオハザードをみる、客席は空いていました。

有名ゲームの映画化で、秘密の地下研究所で突然ウィルス漏洩事故があって、コンピューターが研究所を封鎖してしまう、で、コンピューターをシステムダウンさせようと特殊チームが潜入するわけですが、そこにはゾンビと化した研究所の職員達がうようよと・・・。 という話ですが、映像と主人公のおねーちゃんはなかなか綺麗、でもなんだか新鮮味にかけるのですね、みてるうちに先の筋が読めちゃう、ゾンビはロメロのゾンビの影響がかなりありますから定番みたいな動きだしねぇ、まあ、こぢんまりとまとまった映画でしょう。

さて、映画を見終わってから、マクドナルドで休憩しつつ読書、封神演義を持ってきたのでそれに没頭。3階から見下ろす新宿の街は毎回微妙に変化している。右に見える大火災のビルだけはいまだに暗いままだけど、コマ向かいの薬局はどうどうと「バイアグラ、メリディア、プロザック」なんてネオンあげてるしねぇ、どれも個人輸入しないと日本では違法な薬ばっかです(^_^;)

9時を過ぎると、黒人だけじゃなくって、ニューハーフのお店の客引きが現れて通る人に声をかけている。中には長髪でおへそ出して、黒の毛皮?のブーツに、背中にタトゥーとまるでアフガンハウンドが立って歩いてるようなのもいるし、ゴスロリ風のもいるし、見てるだけなら楽しい。お付き合いは勘弁ね(笑)

10時前になると、常連さん達が続々と集まってきてあっというまに10人以上、だいたい来た順番でいうと、所長さん、ゆいちゃん、越前くん、愁蓮さん、ぴんかちゃん、AMさん、ファイルさん、たくみっとさん、紅蓮さん、AMさん、kaieさん、コタちゃん・・・そんな感じかな?
私は犬への道さんが送ってきた北海道土産の防風林というお菓子をあちこちに配ってました。写真の交換怪もやってましたね。

そろそろ11時前だから並ぼうかと思っていたら、やってきたまさきさんが「ロフトで整理券配ってますよ」とのこと。なんですとぉ( ̄□ ̄;)!!!・・・、夕方いったときはそんな張り紙してなかったのに、急いでいってみるとたしかに整理券を配って、近くの公園で整列してから入場するようにシステムが変ったらしい。

ちょいと待って11時からの配布を待ったけど、くれたのは001(?_?) さっきまさきさんが10番くらいといってなかったけ? このへんで、ふぁるみんご一行さんとも合流して、券をもらって、公園の位置を確認してから別のマクドナルドに。しかし、こんなところに公園あったんだ、しかも風俗街のど真ん中で客引きがうろうろしてるじゃありませんか、なんかお宮のようなものもあって、ものすごく怪しいっす。写真撮ったら何か写りそう。





 何も写ってなかったようで、ほっ。お宮はわかんないけど右下の像は弁財天だそうです。

お喋りしてる間、たかきちゃんとブランカさんに北海道、北海道と突っ込まれてたのは、どこかで噂を聞いてきたのに違いない(^_^;)。まいいんだけど(笑)。時間前に公園に行くとあやしい人だかりが・・・で、ふうこさんともご挨拶。店員さんが来たので、整理しようとするけど、予想通り重なった番号多数(苦笑) 配布した時間と番号と二重になっててややこしいっす。団体行動の出来ない人間が多いんでかなりじたばたしたあげく、12時前にぞろぞろとロフトに入場。

最近椅子の置き方と位置が変って席取りに悩みますねぇ。 まあいつものように真ん中へんの位置をキープ。横が疾風さんだったですね。注文したビールを飲んでいるうちにライブの始まりです。

ロシア・アニメの世界  凍土(ツンドラ)の幻想詩

舞台に飯野先生が登場、今回は散髪してこられたのか一分刈り?なんかどんどん短くなっていくような?そのうちつるつるのスキンヘッド?それはちょっといやーんです。

今日はこのあとの段取りのことで頭が一杯だそうです(笑)
さて、恒例のケーキですが、今回は菊地先生のお誕生日と作家生活20周年をお祝いする予定。ケーキ運びは蒼月さんとひいなしゃん、かなり緊張した顔で運んでます。 先生が一気に吹き消したところで、音だけのクラッカーと拍手でお祝い、後ろの方では字幕を持っていたようですね。




  左上のは20の形をしたローソクです(^o^)

花束はブランカさん、刑事S夫人、ロフトの斎藤さんの3人、くす玉も割られます。くす玉の文字は「頑張れあとずっと
花束の時にちゅーはなかったようです(笑)ファルミンの皆さん、大活躍。





 全体の雰囲気 菊地先生が持ってるのはクトゥルー様人形



  くす玉拡大図

やー、本当にずっと頑張ってほしいですね。くす玉はあとの上映の邪魔になるので紅蓮殿がさっさとお片づけしてました。 その後、ファンクラブからのお祝い本の贈呈はぴんかちゃん、興味深そうに眺める菊地先生。秘密にしていて企画は大成功。ほかの方の原稿は見ていませんが、いろんな原稿があってきっと楽しい本になったことでしょう(^o^)




   渡された本に見入る菊地先生


あ、私が中表紙に外谷さんの絵を入れたのは、あくまで投票の結果ですからね、念押しておきましょう(笑)

菊地先生は 「これからも面白い作品を沢山書いて、皆さんに喜んでほしい」とおっしゃっておられました。
その後ケーキとシャンパン、ワインが配られましたよ

さて、それでは今日の特集、ロシアアニメの始まり〜〜 (って、レポ泣かせっすよ、なんで12本プラス2本も・・・) さっそく飯野先生、僕の祖母はロシア人なんだよ、この目鼻立ち見ればわかるだろうっと、笑いを取ります。

えーと、話が入り交じってややこしくなるので、アニメの筋とその間の脱線トークは別に書きますね。長さは前後編があるスパイの話以外はすべて10分ほどです

1話目
緑のワニが白い牛に恋する話、このワニがクレイアニメでなんですが、緑というより緑のチェックのぬいぐるみみたいな感じで、牛は目がきらきらして、星の王子様のような感じ。 わにさんは仲間にバカにされつつ、一生懸命牛さんにアタックするのですが、結局恋は成就しなかったのですね。最後わにさんの流した涙が花になるのが幻想的

スターリンからフルシチョフにかわって、かなり自由にアニメを作れるようになった。日本では外国のアニメは邦画の間に映画館で上映されることが多かった。たとえばスーパージャイアンツ(宇津井健、主演の宇宙から来た鉄人が悪者と戦う話)のあいだに、きつつきの・・バックスバニー、って先生それはウッドペッカーですと、客席からつっこみが入ります(笑)

2話目
シリアスな絵柄で耳のとがったスーツのがっしりした官僚風の男、毎日書類を整理して定時に帰る。上からの指令である男(名前しかわからない)を捜すことになって、街角から工事現場、地の果てまで探しに出かけるが結局は見つからなくっって帰ってくる話・ 全体の雰囲気は、モンティパイソンのテリーギリアムのアニメを見ているような感じ。 体制にいわれれば、どんなことでもしなきゃならないという風刺?なのかな。 シュールです

 お祝いケーキの上にのっていた外谷さんの顔の作り物が、菊地先生の前に「こりゃ食えねぇなぁ」と菊地先生、顔の前につけて、「呪いの肉面」(楳図さんの漫画)とおどけてみたりして(笑)

なにか、推理作家協会で、ロシアの方に旅行されたそうで、チェルノブイリの近くにも行ったそうです。すると地元のガイドが安心だから川に入れっていうんだそうで、何人かの作家の人(田中光二先生とか豊田有先生?など)恒は借り物の水泳パンツでつかったそうですね、菊地先生ははいらなかったそうです。

3話目

可愛い恐竜のアニメ。恐竜たち(リアルじゃなくって、ほのぼのとした絵柄)がたくさん幸せに住んでいます、なかには愛し合ってラブシーンをする恐竜もいます。そして生まれた卵は太陽に近いところに置いて、ゆっくり孵化させていくのですね。 ところが氷河期がやってきます。そとは雪が一杯降ってきました。卵の中の子供は外に出たいというのですが、親は今危険だから(寒いことはいわない)もうちょっと待ちなさいと説得する、この会話がなかなか悲しくっていいです。最後、卵を猿人が取ってしまうのは残酷かな

菊地先生はロシアに行ったときにマンモスの赤ちゃんを見たそうです


4話目
ジェームスボンドなどスパイもの影響か、白黒のスパイアニメ。 新発明された歯医者の椅子(全自動で歯を入れ替えられる)を狙うスパイ達、お婆さんのスパイが出てきたり、モールス信号が目に見える線だったり(笑)、ほとんど意味のないカーチェイスに、飛行機でのおっかけっこ、走る列車上のアクション・・・やっぱり西側のスパイものが意識にあるようです。絵のレベルは低いです、一番初期の鉄人とか、タツノコアニメレベルで、ちゃんと歩いてない(爆) 結局落ちもよくわかんないんですよね、「それ行けスマート」って、どたばたスパイものに感じは近いかもしれません。これだけ長さが20分です。

ギャグがたくさんあると中には面白いのもあるね、まるで異○コレクションみたいだ・・・。そんなこといったら井上先生おこっちゃいますよ。あ、もうお帰りにならえたのかな・・・・とちょっと危ない話。ロシアや東欧に行ったときはチップもいいけど、日本製の女性用のストッキングを持っていってあげたら喜ばれるとか。しかし、トランクに大量のストッキング詰めてる姿は想像したくありません(笑) それにあげてもたいしてサービスよくなかったそうです。

ルーマニアに行くと、横に座った女性がチーズの匂いがするよぉ、と菊地先生がいうと、すかさず、いったいどこを嗅いでるんですかぁ、と飯野先生の突っ込みあり(笑)

5話目
これも人形アニメ、あるところに、寒さに耐えて歩いているお婆さんがいました。 顔はこわい能面みたい。
と、目の前に風に吹かれた小さな毛糸の玉が転がってきます。不思議なことにその毛糸の玉は、毛糸を身にまとった可愛い子羊になりました。お婆さんはその子羊の毛糸を使って、自分の服を編みました。この魔法の毛糸はいろんなものが編めて、服、ベッド、家具、さらには家まで毛糸で造れます。

不思議に思った近所の者が家に上がり込んできました。 おばあさんは、見つからないように子羊を箱に隠して、いろんなものをどんどん編んでいきました。さいご自分の年老いた顔も若く作り替えようと、編んでいる途中で毛糸が無くなりました。怒ったお婆さんは裸の子羊を外へ投げます。子羊は去りましたが、今まで編んだ毛糸はすべてほどけてしまいましたとさ。欲をかくとすべてを失うってことでしょうか?これは私のベスト1です

6話目
ある日家の中にカバがやってくる。住んでいる作曲家はカバに歌を教えようと色々ピアノを使ってやるのですが、カバはふがふがいうばかりで、いうことをきかない。(ふつー聞かんわな(笑)) 最後に音楽家はカバに飲まれてしまいます。そして、カバの腹の中から歌声が・・・。 というシュールな作品。


ということでで、しばし休憩に入ります。

クトゥルー神話の話や下読みの話

 休憩時間中、壇上を見ると、見知った顔が、おやあなたは怪奇男爵JRにして、現世でのクトゥルーの伝道師、DUNEさんじゃありませんか。

予定は前から知っていましたが、こんど創元からでた「秘神界」という、クトゥルー神話の短篇を集めた文庫本で映画の解説部分を執筆されたんですね。
ついでに、壇上でクトゥルートーク、いまレンタルで出てるダゴンの話(学芸会)最初に見たクトゥルー映画の話。飯野先生の書かれた「泥濘」って短篇の話(でいねいじゃなくって、ぬかるみって読むそうです、はい)

その後ジャンケン大会で、秘神界が2冊プレゼントされました。(DUNEさん自腹ぎり(笑))

さて、ちょっと趣向を変えて「スーパーマン」のアニメが2本上映されます。これは、60年代の白黒実写版スーパーマンのまだ前に作られていたアニメでベティブープを作ったのを同じプロダクションでしたが、ディズニーにおされてしまったフライシャー兄弟がつくったもの。

で、これどっかで見たなと思ったら、今年の1月にスカパーで3話が放送されていました。

1話目に登場する腕が羽根になって、空を飛ぶ強盗ロボットは雰囲気いいですねぇ・。のちのち、ルパンや天空の島ラピュタに登場する飛行ロボットとそっくりですねぇ(ぱくったな、宮○駿

それと、初期のスーパーマンは、高いビルディングも一っ飛びなんですが、飛ぶ=ジャンプだったそうです。(私も知らなかった)ぴょんぴょん飛んでたのか。ロイス・レインの服装もいかにも40年代って感じですね。かえって新鮮に見えます。1話目が強盗ロボットの話で2話目が氷漬けの恐竜が溶けて生き返って町を襲う話。新聞記者だけあって、写真を撮りに行っちゃあ、さらわれたり襲われたりするのですね>ミス・レイン。

絵柄は本当に昔の絵柄ですが、ガーンズバックの絵に似てますねぇと菊地先生。解説しますとガーンズバックというと、その当時のSF雑誌、アメージングストーリーズの創設者で「ラルフ124C41+」(28世紀の発明王)などSFも書いた作家さんですが、このアメージングストーリーズの表紙を、ポップで未来的な宇宙船とか摩天楼の挿し絵が飾ってたんですね。そのことをおっしゃってるんでしょう。たぶん皆さんも洋物のCDジャケットなどで見たことあるかもしれません
(昔のSFマガジンから捜そうと思ったんですけど、なにせ量が多くって(^_^;))

関連の話題として、スーパーマン役者は不幸が続く、(前にうちの掲示板に書いたかな?)初代白黒のジョージ・リーブスは拳銃で自殺もしくは殺人。映画スーパーマンのクリストファーリーブの落馬事故で半身不随と不運が続きますね。




  スーパーマンのテレビ放送記念の小松崎茂画伯の絵
  少年画報 昭和34年8月号巻頭 

あと、手塚アニメの話もちょいとでました。まあ手塚先生はこういうのを見てないわけがないですね。えーと、飯野先生がいっておられた、「手塚さんはお酒飲まない」は違います。つきあいでは飲んだそうですよ。菊地先生は記者時代取材であったことがあるそうで、そのときは、バンビを何十回も見たという話をされたそうです。今は著作権の関係で出ていませんが、実は手塚さんもバンビとかキングコングを漫画で書いてるんですね。その時代の手塚さんの絵や色を見ると明らかにディズニーの影響が見られます。だからライオンキングでぱくられても寛大だったのかな?




 銀河少年 面白ブック 昭和28年5月号より
 今カラーで復刻されている物はないはずです

話題がそれましたね、さて引き続きロシアアニメ特集

7話目
2頭だての馬車に乗った男女が雪の中を走り回る・・・だけの人形アニメ、背景と雪と風景と4重くらいに重ねてある技術は評価するけど、筋がないのはつらい、眠かったです。


「せ○しの子馬」を作ったのと同じ人らしい、途中から、「イワンの子馬」ってなったそうですね。そうそうノートルダムのせ○し男が題名変ったのと同じ事ですと、菊地先生(いわゆる差別用語ってことですか)

8話目
鶴の恩返し、なんとなく老夫婦の能面のような顔がちょっとこわい人形アニメ。
ロシアで作られた日本の民話なんだけど、どうも作った人間が日本のことをよく知らないようで、日本と中国をごっちゃまぜにしたような妙な感じです。
お金を取って機を織らせる代官もなんか中国風、話の筋は原作通り、自分の羽根を抜いて機を織っていた鶴は正体がばれると飛び去っていきましたさ。鶴がばっと羽根で顔を覆ってから娘に変化するシーンはよかったな

たしか鶴を吉永小百合がやってたでしょ、と、ちょいと論争になって、鶴の恩返しと夕鶴は別のものだということに落ち着きました(^o^)


9話目
発明家が新発明の戦車を開発して、とある島でテストしている、この戦車はコンピューターを搭載していて、相手の殺意に反応して攻撃するという画期的なものだった、しかしテスト以外でも心の中の殺意にも反応してしまったんで、島は廃墟になってしまう。

その後自然に親しむ原住民たちが来たときは砂に覆われ動くことはなかったが、実験の後始末をしに来た船に反応してまた動き出す。殺意は結局何も産まないって事なのかな?絵柄はわりと現代風

このへんから倫理的に書けない言葉多くなります(笑) 戦車と自走砲の定義ってどうなんでしょうね、回転砲塔があるかどうかで決まるのかな?

 
10話目
サイケな男と宇宙人で、いかにもアメリカ的なポップな絵柄のメガネに髭を生やした男が池の畔で休んでいると、エイリアンがやってくる、この三角の目をしたエイリアンは変幻自在の体を持っていて、見たものをまねて身体を変化させることが出来る。靴やパイプやナメクジとかに変りながら逃げる男を追う、最後は理解したのか仲良く去っていくのを、バッタが複眼で見ているって、よく分かんない話。でもエンディングになぜかコッポラに捧げるってかいてあるのが、何を考えているのやら(笑)

11話目
犬と鳥さんの話で、猟犬なんだけど、鳥さんを好きになったワンワンの話、このワンワン茶色くって耳が黒くて毛がふさふさしていてとても可愛いですね。
で、狙われている鳥さんにマフラー持っていったりして一生懸命つくして、猟師が鉄砲で撃とうとすると、身を挺して銃口をそらしたりもするんだけど、結局恋は成就しませんでした。なんとなく最初の緑のワニさんの話に似てたです。

わんわんと鳥さんを外谷さんといーの先生が声を当てておられました。外谷さんはお上手でしたよ。


12話目
ドアという、よく動くクレイアニメで、ドアの開かなくなったアパートの住人が、窓から飛び降りたり、カゴを使ったり、ロープで登ったり、といを登ったりしてアパートに出入りする様を、ユーモアたっぷりに描いたアニメ

女房と喧嘩するときは物のないところがいいとか?


さて、ここでちょいとまた休憩・・・しかし眠い(ーー;) 座ってると寝そうなんで、立ち話してました。

しかし、ロシアのアニメって「雪の女王」とか「森は生きている」や最近のチェブラーシカは知ってるんですが、奥が深いですねぇ。



さて、ここからが外谷さんコーナー、どんどんぱふぱふ

さわりとして、原稿は手書きかワープロ・パソコンで書くかって話で、飯野先生は親指シフトを使っておられるそうです。最近はパソコンで書く作家さんが多いそうで、手書きの菊地先生は貴重なのかもしれません。でも、読みにくいって話もありますね。私も生原稿は見たことありますが・・・かなり解読に苦労します(^_^;)
このへん、朝日ソノラマの編集者の石井さんも話しに参加されていましたよ。

 ここからは、小説家志望者のための評論家の笹川吉晴先生のお話が始まります。

 どういうことかといいますと、笹川先生は、通称下読みと呼ばれる、いろいろな文学賞の応募作を一人何十本か読んで、その中でいい作品を選んで審査員に渡すという、簡単にいえば試験の足切りのような仕事もなさってます。だから、そういう文学賞に応募するときの注意点とか、審査する側はこういうところを重点的に見ているという小説家を目指している人にはありがたーいお話でした。

で、最初は「(応募するのは)この賞でいいの?」ってこと。各雑誌の賞は一応どんな原稿でもとはうたってますが、やっぱり、そのTPOに合わせた作品を出さないとなかなか予選通過は難しいということ。たとえばファミコンの雑誌で、女の一生ものとか、ミステリーで空手物、エンターテイメントで、沢ガニの一生とか出しても無理でしょうって(爆)
なかには出しただけで満足するってタイプの人もいるそうですが、それは目指しているとはいえないから別の話

〆切間際に急いで出したのはたいていダメ、ちゃんと推敲しましょう。それ以前の話として、印刷や字が読みにくい、てにをはがちゃんと出来てない、誤字脱字が少ない、と、読む方のことを考えてない原稿は、その時点で評価が下がるそうですよ。

あとは審査員の作家さんと同じジャンルの物を書くと、やっぱり好まれないとか、オリジナリティとひねりがないと、読んでいてつまらないとのこと。賞の場合は斬新な物と、まとまってて無難なものの場合は無難な物が選ばれる傾向があるそうです。

とにかく、基本は最後までちゃんと書き上げること、でもなかには、シリーズ化をかってに前提にしてる人もいて、第1の事件の次の年は第2の事件で応募してきて、しかもそれは第1の事件を読んでいることが前提になってるという(爆)すごい人もいるそうです。

それと、作家になるのは、簡単だけど、それを継続して続けていくことの方が難しい。やっぱり自分の中にいろんな物をため込んでいないとすぐにネタに詰まってしまうのかな。

作家さん、審査員、編集さんとそれぞれ欲してる物は微妙にちがうような気はしますが、目指している人は頑張ってください(^o^)

脱線した話題としては、いーの先生が下読みに出したらきられちゃうよ、とか、魔界都市甲府とか、ん、甲府は都市じゃないじゃん(甲府の方ごめんなさい)

あと、年末の忘年怪、時間・企画はまだ未定だそうです。まあ、コスプレコンテストは恒例行事なんでほぼ確定のようです。もしかしたら「学○の怪談」のパイロットの上映とか・・?

最後に浅暮先生が持ってきた本のジャンケン大会があって終わりです。実はFCにあった伏せ字のカキコのことを聞こうかなぁと思っていたんですが、みなさん真面目な質問ばかりで、ちょっと引きました(苦笑)

来月はエイリアン黒死帝国、たぶん出るそうです。

いつものようにサインいただいて、ロフトを出たらすごい雨でした。
次は年末ですね。皆様またお会いしましょう(^o^)

ライブ終了後

いつもなら、出待ちするんですが、なんせひどい雨で外に立っていられません。なぜか、ひいなしゃん、たかきちゃんと押しくらまんじゅうをしたりして(笑)
ちょっと早めに、雨宿りすることにする。ぴんかちゃん、ゆきさん、蘆原さんと一緒に新宿駅に向かう途中のマクドナルドに一時避難、始発も動いていない時間なので、黒羽さんとか涼さんとか同じように時間待ちしている常連さん多数。あとからも沢山こられましたね。

 話題ですが、今回のこともあるんだけど、すでに年末のコス話題が多かったですね。よくいえば、年末の盛り上げ企画、わるくいえば腹のさぐり合い(爆)

年末何するんですか?とか羽根作ってあげるから○○しましょうとか(笑) しかし、一回やるとかならず引っぱり出されるのはわるい慣習だと思うんだけど、やっぱり出場人数が多い方が楽しいしね。どっちかというと勧誘して回ってる方ですねぇ。皆さんも見てるだけじゃなくってぜひ参加しましょう、記念品もレアアイテムがもらえますよ。

 その後マクドナルドが閉店するので、区役所そばのミスドに移動、私は飛行機の時間があるので8時前に皆さんとお別れしました。

しかし、ライブに行きだしてもう何年だろう。行くたびにお知り合いが増えるのは楽しいですね。皆さんもぜひ一度体験されてくださいね(^o^)

レポめぐり色々


トークライブのレポはほかのHPにもレポがあがってます、

いつもうちと最速レポを競っているたかきちゃんのところのレポもご覧ください(^o^)

★たかきちゃんのレポページ(直) →  http://www.ne.jp/asahi/falcontree/takaki/repo/e_020927.html
★ページトップ             →   http://www.ne.jp/asahi/falcontree/takaki/

また、レポが増えてきたらご紹介しますね(^o^)

注)なお、このページのレポは軽いメモは取っているものの、ほとんど記憶だけで書いてますので、記憶違いやニュアンスの違いはご容赦ください。楽しい雰囲気をくみ取っていただければ幸いです。(文責 劉貴)