ホームシアターへの道chapter 18

とうとうできた!◆◆◆◆

DVDプレーヤーも納品され、全ての設置・調整が完了。主なシステム構成は以下の通り。


 接続図▲
●プロジェクター:BARCO VISION708MultiMedia
●スクリーン:キクチSBSR-120PROG NTSCタイプ
●DVDプレーヤー:パイオニア DV-S9
●LDプレーヤー:デンオン LA-3500G
●AVアンプ:ヤマハ DSP-A2
●プリアンプ:カウンターポイント SA-5
●パワーアンプ:ラックス A-3550
●CDプレーヤー:エソテリック X-1
●DAコンバーター:ワディア PRO
●フォノイコライザーアンプ:ラックス E-06
●ADプレーヤー:AR ES-1
●メインスピーカー:JBL K2 S5500
●フロントエフェクトスピーカー:ヤマハ NS-E60
●リアエフェクトスピーカー:JBL CM-52
●電源アイソレーション:ハルモニア IPS-300
●電源ノイズバスター:ラックス AS-100
●ゼロクロススイッチ:PC-3000

オーディオAVの混成部隊なので再生方法に一部変則的な所がある。
メインスピーカーのS5500はパワーアンプのA-3550でドライブしたいので、AV再生時にはDSP-A2のプリアウト信号がSA-5経由になっている。
6つのスピーカーをDSP-A2だけで鳴らすのは(A2の)負担も大きいし、CD等を聞く度にスピーカーコードを繋ぎ直す事になってしまうのでそれも面倒だ。この形だとどちらの場合でもすぐ再生できる。しかしデメリットもある。AV再生時のメインスピーカーへの信号経路が長い為ロスも多いという事。オーディオ再生時SA-5のボリューム位置は日中平均的な音量でだいたい9時位。しかしAV再生時のそれは約2時の所まで跳ね上がってしまう。パワーアンプの入力が複数系統あればDSP-A2のプリアウトを直接入力できるのだがA-3550の入力は1系統なので現状では無理。バランス・アンバランス等の入力切替が可能なパワーアンプを使用すれば2系統繋ぐ事ができるのだが・・・。
・・・『繋ぐ事ができる』ったってプリアンプのSA-5にはバランスアウトが無いんだからプリ・パワー両方共アンプ交換になるのか!? そんなグレードアップ(浪費?)は当分無理です。
まあ、それでもお楽しみはたくさん取っておくとしよう。まずは使い勝手優先での接続という事で納得させる(自分を)。思い付くままドンドン先を急ぐ自分と「ちょっとは冷静になれよ、充分だろ、これで」となだめすかす二人が私の中にいるらしい。

あと映像系
メインソースとなるDVDの最も高画質なコンポーネント出力はプロジェクターと直結しているのでAVセンターのオンスクリーン表示ができない。パラメーター等調整時はプロジェクター側でコンポジットかS端子をセレクトし、このどちらかでオンスクリーン表示し調整する事になる。特別面倒ではないが、調整後コンポーネント接続に戻し忘れた事があった。

セッティングも中央より左側にAV系右側にAUDIO系の機器を配置したので各々の配線も最短になり、この点ではうまくいったと思う。
それとうっかりしがちな事だが、ラックをスクリーンで隠してしまうという事はスクリーンを下げたらリモコンが効かない!という事。視聴時操作が必要な機器はAVアンプとDVDプレーヤーになるのでこの2台はスクリーンで隠れないラックの最下段にセッティングした。ガラス扉が閉じていてもリモコンでの操作に支障はないし、スクリーンとの間隔も余裕があるので、写真のようにスクリーンを下げたままでもディスクの出し入れが可能だ。

さあ、いよいよサラウンドシステムで再生開始!

DTS デモンストレーションDVD No.3
これはヤマハが数機種のAVアンプ購入者全員に配付した非売品のディスクでDTS音源の映画などのダイジェスト版が収録されている。
まだ国内のDTS版はアニメ系を中心に数タイトルのリリース状況だが('98.12現在)ドルビーデジタル方式より音声圧縮率の低い(再生帯域が広い)DTS社独自フォーマットであるDTS収録のディスクは今後もっと増えて行くのだろう。

メニュー画面
タイタニック・アポロ13・デイライト・ドラゴンハート・レリック・イーグルス・マーラー。(注:右後方より撮っているのでスクリーン奥が狭くなっています。以下同)

タイタニックから順に再生する。
音量を上げていたせいもあるが、すごい迫力だ。台詞も思ったより明瞭で効果音もメインスピーカーの左右へとふんわり拡がる。ヘリコプターが頭上を飛び去る時の爆音も移動感たっぷり。氷山に衝突する場面などなんとも不快な破砕音は恐怖を感じさせる。これもメインスピーカーの再生能力の高さなのだろうか。
柱が割れたり、氷が砕け散る音などは中高域を受け持っているドライバーユニットの太い音像が体に突き刺さるかのようだし、爆発シーンでは思わずのけぞってしまう程の重低音だ。音楽再生時には感じ取れなかった迫力が映画再生ではたっぷりと堪能できる。ただリアエフェクトの効果音が鮮明とはいえ少し耳につき『スピーカーが鳴っている』感じがしたので、レベルを少し下げた。設置位置が近い為『鳴ってるのかな?』位の音量で充分効果はあるようだ。対してフロントエフェクトスピーカーのレベルは少し上げる。こうすると正面の音像が上方に引き上げられセンター定位の台詞などが画面中央に寄ってくれる。
ソファーに座っての視聴ではメインスピーカーの中高域と耳の高さがほぼ一致するベストポジションなのだが、画面に対してはやはり見上げる形になるので音像がスクリーン中央部分に定位してくれた方が違和感が少ない。レベルを上げるとはいってもスピーカーの位置が特定できる程ではなく、ほんの1・2デシベル位だが。

現状ではセンタースピーカーが無いのでセンター音源はフロント左右にミックスされている。(写真はAVアンプの設定画面)
これでも充分画面と音の一致感はあるのだが、映画館ではもっと中央の台詞等が野太く聞こえたように思う。改善の余地があるが、これもセンタースピーカー導入等先の楽しみに取っておこう。

デイライトのトンネル内での爆発シーンで少し不安になった。『こんなに大音量で外は大丈夫か?』
玄関から外へ出た。『まさかこの辺から屋内の音が聞こえたらマズイよな』と思いつつ再生中の部屋の窓へと近づく。幸いにも窓の前で若干爆発音が聞こえる程度だったので、近所への迷惑はないだろう。(後日隣人に確認したところ、一切聞こえないという事だった)日中これだけの音量で洩れなければ夜間でも小音量なら大丈夫だ。音モレは主に窓からだけで、壁面からはなにも聞こえない。もちろん防音工事を施したのだから、壁からモレては話にならない。二重窓にすれば完璧だったのだろうが、ペアガラスでも効果はあった。それと換気穴。壁に直付けの換気扇では必ず音が洩れたはずだ。防音ダクトを付け1m程屋内に引き込んだ効果は高く、ここからの音洩れは一切なかった。一安心。
外は大丈夫だった。問題は屋内。
再生直後、隣室の愛猫が飛び上がって驚いたという。「ドドーン、ズドーン」低音が盛大に家中に響く。防音ドアといっても音は洩れる。よく見ると立て付けが不備で斜めに少し隙間が開いている。これは部屋を暗くして注視し初めてわかった事で廊下の明かりがほんの少し見えた。施工時には気づきにくい事だ。そしてもう一つ大きな要因はおそらく天井のダウンライトだろう。防音カバーがあるという事だったのだが付けなかった。その為、ダウンライト取付の穴から天井裏を伝い家中に音が響いたようだ。
完璧な遮音を目指すなら二重窓・二重扉は勿論、天井・床にも細心の注意を払い、できれば『ルームインルーム』形態が最善だ。天地左右前後6面を全て覆った部屋を部屋の中に作ることだ。地下室なら尚ベター。次の機会があれば考えよう。(あんのかオイ!)遮音に関しては失敗したと言える。

遮光等級1級のカーテンといえども晴天の昼間では窓自体がぼんやり明るい(上の写真で暗い方が照明を落とした時のものですが実際には本当にぼんやり明るい程度でこの写真は明るく良く撮れすぎています)。
上部からはカーテンボックスがあるのでまったく光洩れはないが、左右と下部からは若干洩れている。窓枠内側に厚手のロールスクリーンでも下げようか。しかしこれもピッタリ寸法が合わなければ意味がない。オーダーメイドで寸法指定は出来るのだろうか・・・。そんなこんなで思案していた時、近所で建築中の住宅を見て気が付いた。雨戸である。
なんで思いつかなかったのだろう。雨戸なら遮光は完璧だったろうに。しかし今から追加工事という訳にもいかないし、安くはない・・・。それなら暗幕地を二重にするだけでも効果はあるだろうか。裏に吊り下げるだけでいいし、洋品店で安価に入手できる。まずはこの方法がベストかな。
ただ鑑賞時は画面に集中するので脇や後ろの窓の事など気にならない、それに夜の視聴がほとんどなので、さほどたいした問題でもないように思う(と自分に言い聞かせる)。

※まだまだ終わらないぞ!・・・困った・・・。