|
までのこうじクリニック |
乳幼児期に多い病気
感染症
:突発性発疹
・はしか(麻疹)
・風疹
・水ぼうそう(水痘)
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
・りんご病(伝染性紅斑)
・ヘルパンギーナ
・手足口病
・プール熱(咽頭結膜熱)
・溶連菌感染症
・百日ぜき
皮膚
:乳児湿疹
・乳児脂漏性湿疹
・あせも
・おむつかぶれ
・小児ストロフルス
・薬疹
・皮膚カンジダ症
・とびひ(伝染性膿痂疹)
・水いぼ
・虫刺され
アレルギー
:アトピー性皮膚炎
・じんましん(蕁麻疹)
・アレルギー性鼻炎
・食物アレルギー
呼吸器
:かぜ症候群
・インフルエンザ
・気管支炎・肺炎
・気管支ぜんそく
・クループ(喉頭炎)
脳・神経
:熱性けいれん
・憤怒けいれん
・てんかん
・髄膜炎
・急性脳炎
心臓・血液
:川崎病
・鉄欠乏性貧血
胃腸
:感染性胃腸炎
・乳糖不耐性下痢症
・周期性嘔吐症
・鼠径ヘルニア
・腸重積症
泌尿器
:急性腎炎
・慢性腎炎
・ネフローゼ症候群
・腎盂腎炎
・膀胱炎
骨・関節
:筋性斜頸
・炎症性斜頸
・内反足
・外反扁平足
・O脚・X脚
・ばね指
・骨折
・肘内障
・つき指
・先天性股関節脱臼
目・耳・鼻・口
:結膜炎
・涙目(鼻涙管閉塞)
・さかさまつげ
・斜視
・近視・遠視・乱視
・中耳炎
・外耳炎
・急性鼻炎
・扁桃炎
・鼻血
・口内炎
おしり
:切れ痔
・肛門周囲膿瘍
◇以上の疾患は「すこやか子育て健康百科」にて詳細がご覧になれます。
学童期に多い病気
感染症:
はしか(麻疹)
・風疹
・水ぼうそう(水痘)
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
・りんご病(伝染性紅斑)
・ヘルパンギーナ
・手足口病
・プール熱(咽頭結膜熱)
・溶連菌感染症
・百日ぜき
皮膚
:あせも
・薬疹
・とびひ(伝染性膿痂疹)
・水いぼ
・虫刺され
アレルギー
:アトピー性皮膚炎
・じんましん(蕁麻疹)
・食物アレルギー
・アレルギー性鼻炎
・花粉症
呼吸器
:かぜ症候群
・インフルエンザ
・気管支炎・肺炎
・気管支ぜんそく
・クループ(喉頭炎)
脳・神経
:てんかん
・髄膜炎
・急性脳炎
心臓・血液
:川崎病
・鉄欠乏性貧血
胃腸
:感染性胃腸炎
・周期性嘔吐症
・胃・十二指腸潰瘍
・虫垂炎
・食中毒
泌尿器
:急性腎炎
・慢性腎炎
・ネフローゼ症候群
・腎盂腎炎
・膀胱炎
骨・関節
:炎症性斜頸
・外反扁平足
・骨折
・つき指
・肉ばなれ
・ねんざ
・脊柱側わん症
・スポーツによる障害
目・耳・鼻・口
:結膜炎
・涙目(鼻涙管閉塞)
・さかさまつげ
・斜視
・近視・遠視・乱視
・ものもらい(麦粒腫)
・中耳炎
・外耳炎
・急性鼻炎
・扁桃炎
・鼻血
・口内炎
生活習慣病
:肥満症
・高血圧
・脂質異常症
◇以上の疾患は「すこやか子育て健康百科」にて詳細がご覧になれます。
子どもの病気Q&A
Q1:発熱した時、実際はどのようにしたらよいのでしょうか?
A1:お子さんが発熱したとき、お母さん方にとっては一番神経を使うときかもしれません。発熱したときに、注意すべきポイントは次の3つです。
1)機嫌は悪くないか?食欲はあるか?などの全身状態に注意する。
2)衣服・室温・食事等はどうすれがよいか?
3)解熱剤は使うべきか?
1)発熱(37.5℃以上)していても、本人の機嫌が良く、遊んでいられるようであればそのまま様子を見ていて良いでしょう。
そういう時でも、水分は多めに与えましょう。発熱により身体の水分は失われがちになりますので、それを補うためです。
とにかく意識的に水分を多くとらせることを心がけてください。
それだけでも、十分な看護と言えます。麦茶などでも十分ですが、
体液バランスを考えた、幼児用のアクアライト、OS-1のようなものも吸収効率もよく適切です。
発熱3日になったら念のためもう一度診察を受けましょう。
川崎病あるいは髄膜炎などでも3日ぐらいすると随伴症状も現れます。
そういう大きな病気との見極めは大切です。
生後4ヶ月未満の赤ちゃんでの発熱は尿路感染症の可能性があります。早めに受診することをお勧めします。
2)次に衣服に関してです。ただ厚着をさせて寒くないようにすればいいと言うものではありません。
何となく"寒くないように"と思いついつい毛布に包み込むようにしたり厚着をさせたりしますが、もう少し考えましょう。
熱の上がり始めは寒く悪寒(寒気で体が震える)がすることがあります。
この場合は多少厚着あるいは暖かくしてあげて、少しでも寒さを感じさせないようにしてかまいません。
しかし一旦熱が上がって落ち着いてしまえば、むしろ薄着にして熱を放散させるようにして下さい。
大人の考えでは"熱が出たら厚着をして汗をたくさんかけば下がる"で、
よく布団にくるまってとことん汗をかいて体温を下げるようにしますが、
これは子供には不適切なやり方なのです。むしろ水分を失い、体力を消耗すると言われてます。
子供は体温中枢の発達が未熟です(体温は脳の中でコントロールしています)。
そのため、熱が上がってさらにお布団をかけたり、厚着にし、汗をかかせようとしても、
体温中枢そのものが言うことを聞かず、熱はさらに内側にこもり(うつ熱)、一向に体温は下がらない状態が続いてしまいます。
子供にとってはむしろ逆効果なのです。
ですから、熱があがってしまえば、薄着にして、むしろ熱から開放されるようなやり方に変えましょう。
涼しくしてあげてください。これだけでは決して肺炎にはなりません。
欧米では、冷たい水につけたスポンジやタオルで体を拭き(スポンジバス)、体温をさげたり、
水風呂に浸けたり、扇風機で熱を奪ったりと色々な方法で子供の熱を下げる方法をとります。
こういうことをすると先に述べたように、肺炎になるのでは?と言う、言い伝えのようなものがありますが、
これが直接原因で肺炎にはなりません。もちろん適切な範囲の中でのことです。
身近なやり方としては、冷蔵庫で冷えている缶ビールや缶詰、保冷剤などをタオルで包んで、
首の周り・脇の下・股の周囲(いづれも大きな動脈の通る近辺)等に置くのも一つのやり方です。
このやり方でも体温が1度くらいは違うと言われています。
ただし、お子様がイヤがる場合には、ごく自然にしてあげてください。
ヒエピタは直接熱を下げるものではないですが、局所に冷たいものを当てることで多少気持ちが和らぎます。
3)解熱剤の使用に関して、いろいろなメディアから様々な情報が流され、
結果としてお母さん方に残ったのは解熱剤に対する不安だけです。
大人なら殆どの人が、熱を出したりして何とも言えないだるさや気力のなさ不快感を味わったことはあると思います。
この時、少しでもすっきりしたい、あるいは不快感から開放されたいと思い、
市販の鎮痛解熱剤などを飲むと思います。それが普通です。
そして一時的にせよ何となく治ったかのように気持ちも上向きになります。
お子さんも同じことで、熱によって機嫌が悪い、あるいは食欲がないということもあります。
その不快感が強いときはやはり取り除いてあげるのも優しさのひとつです。
ただ理由もなく、"コワ〜イ"を連呼しないでその前にお子様の状態がどうであるかも考えましょう。
もちろん乱用するのは良くありません。正しく使いましょう。
当クリニックで処方するものは、アセトアミノフェン
(商品名:アンヒバ、カロナール)です。ヨーロッパではパラセタモールとも言います。
以前はアスピリンも使われていましたが、副作用が問題になり、
欧米では小児に対しては使用されなくなりました。
アセトアミノフェンは、アスピリンのように消化器粘膜への刺激がなく、
血液凝固系への作用もありません。鎮痛解熱作用はありますが、
アスピリンと異なって抗炎症作用はありません。
今、世界中で、安全と言われ、もっとも多く使われている解熱剤です
Q2:体温が上がりすぎると"脳"がダメになってしまうのではないかと心配です
A2:41.5℃を超えるような高体温以外は、発熱は体の自然な防御反応であり、
それ自体では脳に影響を及ぼすことはありません。
熱が出たことで頭がおかしくなるということは全くありません。
ただし、原因が髄膜炎、脳炎あるいはてんかん等を示すようであれば、
その原因に由来し何らかの影響を与えることは考えられます。
Q3:解熱剤を使うのはよくないという話も聞きますが、使わないほうがよいのですか?
A3:熱がでるということは生体防御反応です。近年になり大分解明されてきたことですが、
発熱は生体に有利働いているということです。
例えば風邪などのウイルスに感染した場合も、体の中の防御機構が、発熱により、
さらに活発に活動できるような状態になり、事態を収束させる方向へと導きます
。当クリニックで処方するものは、
アセトアミノフェン(商品名:アンヒバ、カロナール)です。
アセトアミノフェンは、アスピリンのように消化器粘膜への刺激がなく、
もっとも安全と言われ、世界中で一番多く使われている解熱剤です。
もちろん、本人が元気そうであればあえて使う必要はありません。
熱のため、不機嫌であったり辛そうでる、
あるいは熱が高くて眠りも浅いようなときは使ってあげましょう。
Q4:熱のあるとき、お風呂に入れていいのですか?
A4:大抵はお風呂にいれるというより、汗、汚れを落としたいということだと思います。
湯船に浸かり長湯させるのは、運動をしたことと同じになり体力を消耗します。
汚れを流す程度であればシャワーで代用できます。
部屋との温度差をなくし、シャワーを浴びせ汗を流すことであれば全く問題はありません。
短時間で済ませましょう。また、これで肺炎になる心配もありません。
Q5:解熱剤をあげるとき何か注意はありますか?
A5:
発熱が怖くて投与しすぎるのは考えものです。
アセトアミノフェン(アンヒバ、カロナール)の場合も熱の様子をみて、
最低でも6時間以上の間隔で上げてください。
Q6:坐薬を使いすぎると良くないと言われますが本当ですか?
A6:
アセトアミノフェン(アンヒバ)の副作用は殆どありませんが、
坐薬の基剤により多少軟便になったりすることはあります。
規定の投与方法を守れば何ら問題はありません。
"良くない"とは世間一般にお母さん方の間で"何となく"言い伝えのように言われていることであり、
医師が言っていることではありません。
投与しやすい点と比較的吸収が早いとも言われ、
胃腸障害がより少なく使い易いお薬です。
他のお薬と同様の位置づけで使用しましょう。
Q7:体温計にはいろいろありますが、どれが一番正確なのですか?
A7:
現在では一般的にピッピッとなる電子体温計が使われています。
その使い方の簡便さから、昔ながらの水銀体温計に取って代わられつつあります。
電子体温計でも、5秒で測れるもの、90秒で測れるもの、10分かかるもの、
腋の下ではなく、耳で測るものと色々あり、購入に際しても迷うところです。
10分かかるものは、実測式と言われ、
比較的実際の体温に近いものを測定します。
ただ、10分間かかるので、それより短い時間で測れる体温計を知ってしまうと、
実際には10分間が耐えられず、長いと感じてイライラすることが多いようです。
90秒のものは、予測式と言われ、実測ではありません。
最初の90秒の体温の上昇率から10分後の体温を予測して体温を示します。
ですから、条件によっては測る度に体温が違ったりして、
高かったり低かったり出ることがあります。
また、一時期、耳で測る体温計がもてはやされましたが、
小児にでは鼓膜に炎症の及ぶこともあり、
また鼓膜温ではなく、外耳道を測定している場合も多く、
値の信憑性を巡り様々な意見も飛び交いました。
現在のところ腋下で計る90秒のものが一般的なようです。
以上のことから、どれが一番正確とわけではありませんが、
それぞれの性質をみて、あまりにも体温にヒステリックにならずに判断してください。
予防接種の時も泣き喚いたりすると体温が上がってしまい、非常に判断に困ることがあります。
病院に来る前にゆっくりした状態で、家で測ってみてください。
Q8:嘔吐のあるときどういうことに注意すればよいですか?
A8:
一般的にお子さんは嘔吐をしやすいです。
例えば咳をしたとき、喉の痛み、便秘、食べすぎ、飲みすぎ、頭痛、乗り物酔い、風呂上りなど様々です。
また、乳幼児期は、食道と胃を結ぶ噴門部というところの発達が未熟でゆるみやすいため、
ちょっとしたことで胃の内容が逆流してしまい嘔吐してしまいます。
ですから、1度限りの嘔吐で、普段とあまり変わらないようであれば心配は要りません。
しかし、回数の多い場合は必ず診察を受けましょう。
小児科で多いのは、毎年10月下旬ごろから4月位まで流行る、
ウイルス性胃腸炎(感冒性胃腸炎、おなかの風邪)です。ロタウイルス、ノロウイルスなどです。
この場合、熱があることもないこともありますが、嘔吐は突然に始まります。
下痢は同時か、それより1日位遅れて始まり腹痛をともなっていることが多いです。
なんと言っても、脱水を起こさせないことが大切です。
もちろん脱水症状が強い場合は病院にて点滴を受ける必要がありますが、
その他でしたら自宅でも脱水を避けるため、水分の補給に勤めます。
ただ、吐気が強いときは、吐気止めなどで一旦吐気が落ち着いたら開始します。
目安としては最後に嘔吐した後、1時間ぐらいしたら、口から水分補給をします。
補給の仕方ですが、喉が渇いているためお子さんは水分を欲しがります。
しかし、水分を好きなだけ一気に飲ませてしまうと、すぐ吐いてしまいます。
嘔吐のあるときは胃が激しく動いているので、胃を満タンにしてしまうとすぐに吐きます。
ですから、少量ずつ回数を多くして水分を与えます。
最後の嘔吐から1時間位したら、まずコップ1/4〜1/5位の量の水分をあげます。
10分〜15分様子をみて、嘔吐がなければ同じ量を与え、同様に繰り返して行きます。
そして次第に与える量を増やしていき、体にできるだけ水分を補給させます。
大抵の場合は、このやり方で治まります。
また、与える水分ですが、体液に近い成分(点滴の内容と同等)のイオン飲料が良いでしょう。
乳幼児用アクアライト、OS-1、幼児用ポカリスエットなど、
子供の体液バランスを考えたものが販売されていますので、
こういったものをうまく使うことで不要な点滴を避けることができます。
ただし、味をよくするためにナトリウム濃度を多少低くしてありますので、
合間にお味噌汁などを適当にうすめて、
追加補給すると良いでしょう。
一方、大人用のスポーツドリンクは小児の下痢とか脱水の治療用にデザインされているわけではありません。
電解質(ミネラル)濃度が低く糖分が多いのが特徴です。
悪くはありませんが、大量に与えると乳幼児では水中毒と呼ばれる状態を引き起こすことがありますので注意して下さい。
Q9:下痢のときの食事はどうしたら良いでしょうか?
A9:
母乳児はそのまま母乳を与えて構いません。
それ以降ですと、最初はきちんと食事療法をやり、回復を早くさせます。
最初の食事療法に失敗すると下痢はだらだらと続きます。
下痢症が長く続いてしまうと、いわゆる"2次性乳糖不耐症"になることがあります。
こういう時期には、乳糖を含む食品(牛乳、粉乳、ヨーグルト等)を制限します。
そして、お粥、米飯、うどん、魚、豆腐、肉、卵をあげます。
また、果物は良いのですが、過剰に与えると下痢を助長しますので注意してください。
粉ミルクが必要な場合には、乳糖を含まない粉ミルクに変えます。
ラクトレス(明治)、ノンラクト(森永)などがあります。
今まで食事療法は慣習的に厳重に行われてきましたが、
乳児期以降では、
少し回復したら早めにいつも食べなれているものに戻すというのが一般的な考え方になってきました。