☆ プロフィール
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・野田長生・昭和26年生まれ・高知県出身・高知県立追手前高校卒・守部催眠学院卒・全日本カウンセリング協議会 準カウンセラー・箱庭療法学会会員

私はそれほどの資格も肩書きも持たないままにもう30年程、この道をやってきました。「私はなにもないのだからとにかく実力で勝負するしかないな」と横浜心身健康センターを設立してクライアントの問題に取り組む傍らにも、心の修行や心理療法の工夫、研究を怠らないできたつもりです。

故河合隼雄先生などが先頭にたって設立した臨床心理士というしっかりした心理の資格があります。私はそれを取得して活躍している人を今でもうらやましく思ったりします。

その資格が出来たころ移行処置というのがあって、でもその資格審査を受けられるのは大学卒以上という条件があったのです。高卒の私はやはり資格が欲しくて、通信大学に入って勉学に大卒に挑戦しようとしたこともありました。

しかし直ぐに挫折しました。生来の好きなことしかやらない性格のせいもあったからですが、とにかく心理臨床の力をまだまだ養わないと、と思っていたので他の心理学に関係のない知識を学んでいる余裕がありませんでした。

心理学や精神世界の知識を身につけるのはもちろんですが、カウンセラーの力量は知識だけでは身につかないので、それで自らを実験台として心理技法や心の修行方法などの体験学習に重点を置いて学んできたのです。そちらの方は精一杯やってきたといえます。

実は私は先に述べた、数年前に亡くなられた心理臨床の大家の河合隼雄先生が今でも大好きです。箱庭療法学会の研修会でコメンテーターになった先生から学んだり、講演会で話を聞いたり、後は河合先生の本を読むくらいで直接に面識はありませんでした。

でも、今でも先生を思い出すたびに、胸にきます。ほんとにいい先生でした。いろんな魅力がいっぱいある人でしたが、その中でも一番凄いと思うのは、情け深く他人を思いやるところです。

他の先生から聞いた話ですが、河合先生は自分の受け持ったクライアントの事例を発表する途中で度々、気持ちがいっぱいになるのか、泣き出したそうです。そうなんです。そんなふうに驚くほどにクライアントに気持ちを入れ込むことのできる先生でした。

私は現在64歳といういい年なのに、今でもユーモアたっぷりのだじゃれを飛ばす河合先生のニコニコした笑顔を思い出すと心がホクホクしてきます。

そんな河合先生の大切にしていたあり方に私もちょっとでも近づきたい。いやどうしても近づきたい。と強く願い、それで、この仕事を今も続けているのです。


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