君を呼んだ 風が吹いた 流れるように時が経った

声を探す 君を探す 見えない帰り道にまだ 戸惑う



始まりの月に見上げる 花はまだ三分咲き

肌寒いくらいの夜に 昼の温もりを疑った

始まりの時に見上げた いつかの花は満開

高まり過ぎて立つ鳥肌 嬉しくて怖くて



無意識を気取りたいのは ただ 求めているから

「思いもかけない幸運」 まだ 期待しているから



君を呼んだ 風が吹いた 流れるように時が経った

声を探す 君を探す 見えない帰り道 



君の名前 僕の名前 流されないよう踞った

声が出ない 君がいない 見えない行き先に また



無意識を気取った後で ただ 気付いたこと

「思いもかけない幸運」すら 逃しかけていること



君を呼んだ 風が吹いた 流れるように時は経ち

探す声は 君と出会い 帰り道を失った

君の名前 僕の名前 踞ったまま失うの?

声を出すよ 君が見えた この足の向かう場所


この足の向かう場所 君の笑顔 それが行き先



picture : REEZ様...Heaven's Garden

music : 美麗唯様...♪PIANOROOM♪