どれを言えば 何をすれば


あなたがわに行けるだろう


決して消せることのない自分自身のままで


その手のひらは温かいの





あげるものと あげないもの


どこをとって比べよう


分けようのない混ぜようのない大事なものばかり


その手のひらは





「聴かせてもっと そちらがわに置いて 閉じた 箱の中身を


 途切れた声に 頷いて返す 私の いるがわに」





あなたに渡した心の欠片が


繰り返して見せる 懐かしいフィルム


何かがきしむ





誰に言うか 迷っていた


その声を探り当てた


知りようのない見えるはずない深い傷がわで1人きり


うずくまって 見つめている


代わりみたいに泣けてきた


どれがいいの 何がいいの 休める場所になるよ


その手のひらで確かめればいい


「あなたの好きにすればいい」





同じ言葉 気付いて笑った 懐かしい フィルムの中に


覚悟の言葉 どうしてあんなに 優しく 言えたんだろう





渡した心の欠片をあなたは


好きにすればいい そう言った私は


震えていたのに





どれを言えば 何をすれば


あなたがわに行けるだろう


決して捨てることのない私自身のままで





あげたものと もらったもの


どちらが大切だっただろう


同じかな 同じだよ 温かいなら





信じること 疑うこと


慣れてるのはどちらだろう


思い込んで 目を覚まして 夢なんて言わないで





気付いたのに 逸らしたのに


向き合うように鏡合わせ


動けなくて 動かなくて 運ばれるまで?





時がきっと いつかきっと


震える言葉に埋めた光


時がきっと いつかきっと 温かいなら





その手のひらを 今信じよう





誰かの代わりに流せた涙を


欠けた心に繋ぎ合わせて


きしみを止める





あなたに渡した心の欠片は


精一杯跳ねて やわらかくいるよ


いつより強く 





その手のひらで






picture : REEZ様...Heaven's Garden