夏の日差しはまるで 逃げ場所すらない情熱


浮かされてしまう 太陽


海の底までも見透かす





砂浜を歩く 足取りは


拾いものの度に立ち止まった


ガラスの空





それっぽい 言葉など 並べて 


愛を語る 理由が やっと 分かった


波に飲まれ 消されても 描く理由


とうに此処に溢れていた


それは





疑り深い心で 比べて 比べ 比べながら


浮かされた熱が醒めれば


取り残される容れもの





砂浜に座った 人影は


拾いものを既に放り投げていた


もう秋だ





うそっぽい 言葉など 選んで


愛を探る 理由が やっと 分かった


波に揺れる 容れものが 在る理由


とうに此処に溢れていた





この両目から この心から 


溜め息のように 囁くように 叫ぶように


溢れ出して は 零れる


零れる





それは





愛を語る


愛を探る


描く理由


此処に在る理由





何処にも 無い ただ瞬間 追う理由


とうに溢れては零れては 砂浜を濡らした








picture : REEZ様...Heaven's Garden