周辺住民による「千駄木5丁目の環境を守る会」と事業者の交渉経緯
2011年10月1日訂正・更新
2009年
・2/8:条例に基づく説明会(1)
・2/14:周辺住民が集まり「千駄木5丁目の環境を守る会」を立ち上げる。
・2/19:解体工事に伴う申入れ書をNTT都市開発・東京建物・飛島建設に送付(内容証明郵便)。
・家屋調査が終了しないうちに、解体工事着工。
・2/23:計画に対する申入れ書をNTT都市開発・東京建物に送付(内容証明郵便)。
・千駄木に相応しい建物(戸建て)を要望、計画の問題点を指摘。
・2/27:2/23の申入れ書に対する回答書(社名のみ、責任者の署名捺印なし)
・見直しせず。 ・問題点もそのまま
・2/28:条例に基づく説明会(2) ・見直しせず。
・3/19:事業主からの計画の回答書 ・見直しせず。
・3/22:条例に基づく説明会(3)
・事業主が、駐車台数を減らす検討をすることを説明した。
・4/5:近隣住民による事業者に対する千駄木地域特性説明会を実施。
・4/8:文京区長・都市計画部長宛に、計画見直しの指導強化の依頼を、
2175名の賛同の署名を付けて提出。
・4/8:解体工事現場の深夜の解体物崩落事故(事業者側の誠意ある対応が
なされていない。)
・4/11:条例に基づく説明会(4)
・事業主が、いくつかの変更の検討を示唆。
・事業主が、解体工事現場の崩落事故について住民側が指摘するまで説明しなかった。
・4/24:説明会(4)の事業主からの回答書
・署名捺印について:「本回答書より事業者側の本計画の代表者の氏名を記載し捺印したものを守る会会長宛に提出しますが、捺印が取れ次第のご提出になりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。」と、明記しているのに・・・・2011年1月12日の事業主の回答書では・・・
・4/25:条例に基づく説明会(5)
・事業主が、変更を開示し、確認申請の準備に入ることを宣言(5月末〜6月申請予定)。確認申請には近隣住民の合意は考えていない旨説明。
・この変更でも日照および駐車場の問題については解消されず。
・5/9:第1回少人数協議会実施(住民側は5〜6名の代表者が参加)
・日照被害を解消する具体案(C棟の6階の全部又は一部を削る)を住民側が提示したが事業性から困難の回答、持ち帰って検討。
・機械式駐車場について、南出入口案(地下駐車場、タワー式立体駐車場)を住民側が提示したが、事業性から困難の回答、持ち帰って検討。
・5/17:第2回目少人数協議会実施
・日照および駐車場について住民側の要望は全て拒否。
・事業主案として、駐車場については、北側道路の一部の前面道路幅を4m、北側道路に侵入する部分のすみ切りを大きくすることは決定したが、それ以外(台数削減、歩道確保、緑地帯)は検討中の回答。
・5/30:第3回目少人数協議会実施
・事業主の回答:駐車場について、台数35台、北側道路幅一部4m(歩道状)、すみ切り3m、緑地帯増設、フェンス後退。日照に係るC棟6階の削除は行わない。
・住民側は回答に対する要望、今後の要望を提示。
・6/14:第4回目少人数協議会実施
・事業主の最終回答:駐車場について、台数34台、北側道路幅一部4.5m(歩道状)。日照に係るC棟6階の削除は行わない。
・6/20:条例に基づく説明会(6)
事業主が、建物計画は今後変更しないこと、および日影については補償を考えている旨発言。
解体工事協定書締結(解体工事は終わりの時期なのに)
・7/26:工事説明会(1)
計画の最終案提示
工事工程表提示
事業者の工事協定書案提示
事業者が住民の千駄木5丁目の環境を守る会に補償の考え方を提示するよう依頼する。
【これ以降】事業者は住民の要望に対して回答がすべては行われなくなる。
・8/6:文京区長宛に北側住民が紛争調整(あっせん)申出書提出
・8/10:建築確認が通る。
・8/15:住民側の「千駄木5丁目の環境を守る会の補償に対する方針」を事業者に提示する。
・8/25:文京区より紛争調整(あっせん)申出に対する回答
事業者が辞退した為、調整(あっせん)は行わないこととなる。
・8/31:文京区長に北側住民が再度紛争調整(あっせん)の要望書を提出。
区より事業者が辞退したことを理由に調整はおこなわない旨の回答。
・9/9(10/7):事業主が「補償に対する考え方」を提示する。
→住民側の方針の中の要望には答えず。
・9/23:事業主に、補償に関する協議会、工事協定書の協議会の開催を 文書で要望する。また、工事説明会開催も要望する。→ 拒否される。
【この後、守る会は協議会開催、事業者は文書による回答待ちを決め込み進展なし。 】
・その間に基礎工事・コンクリート工事が進んで行く。
【工事等で発生した問題2009年7月〜2010年3月】
・遺跡発掘時に土埃の対処をしなかった(水道が引かれていないのに実施、7/15)。
・重機がケーブルをひっかける(9/3)。
・騒音振動計の電光掲示パネルの夜間電源切り忘れ(7/15)。
・救急車が現場に(9/17)。
・騒音
・くい打ち機の安全性確認要望に完全に答えない。 特に地震時の確認および強風時の対応について。
・セメントミルクプラントの水槽の水の止め忘れ(9/28)。
・騒音・振動測定結果の異常値を説明せず。
・7/26の工事説明会以降の変更を報告し ていなかった(周辺住民に関わる部分)。
・ディスポーザーの処理施設を北側駐車場にすることを 質問するまで説明せず。
・工程変更を質問するまで説明せず(1/31)。
・コンクリートのサンダー掛けで粉塵被害(子供のアレルギー・家の汚れ)
・年末に協議会を開催することを合意したにも関わらず開催されず。
2010年
・1/8:事業主から回答書が届く。
・12月末に協議会が開催できなかった経緯説明。
・工事協定書案の回答待ち(周辺住民は協議会開催要望)
・補償について守る会の考え方を文書で要望(すでに8/15に提出しているのに何故か?)
・約束事項について月末までに提出する。
・1/30:事業主が昨年7/26までの約束事項およびその後変更になった事項を文書で提示。
・2/26:事業者からの回答書が届く。
・補償については、個別協議で。
・工事協定書については協議会を開催する。
・地域貢献の一つとしてのごみ置き場についての状況報告。使用者との覚書の締結を提案。
・補償については、守る会の考え方を書面で提出してもらい、協議会の必要性について検討する。
・2/28:上記回答書を受けて、周辺住民が事業者宛に下記を提示する。
・工事協定書に関する協議会開催を要望。
・補償に関する協議会開催を要望。
・説明会以降の仕様変更ならびに工事説明会の開催を要望(1/30のカタログを主とした資料では一般住民は分かりません)。
・ごみ置き場に関する協議会開催を要望。
・3/28:第5回目少人数協議会実施(9か月ぶり)
・工事協定書、ごみ置場に関する覚書について協議
・4/9:事業者が補償の具体案を文書で提示。
・5/5:事業者の4/9の文書に対する質疑文書を守る会が事業者に提出する。 → 具体的な回答なし。
・6/19:事業者から工事協定書 ・ごみ置場に関する覚書(使用細則はこの時が初めての提示)の最終案提示。他の回答は6/30に行う旨の回答。
【 これまで (5/23〜6/19)補償について文書で 複数回やり取りするが、事業者は周辺住民側の質問には全く回答せず。】
・6/30:事業主から回答書が届く。 → ほとんど周辺住民無視の内容。
【6/30時点の事業主の考え】
補償については、住民の質問に全く答えず、個別交渉に移行したい。
計画・工事に関する質疑応答の協議会は開催せず、個別に対応したい。
工事協定書・ゴミ置き場に関する覚書は、事業主の案を最終としたい。
【6/30時点の住民の考え】
きちんと説明をして、理解できるようにして下さい。
質問に答えて下さい (補償の個別交渉に入る前の疑問(5/5の質疑文書)に答えて下さい)。
工事協定書・ゴミ置き場に関する覚書などちゃんとした文章として締結したい。
・7月 事業者が2009年7/26の説明会以降の建物の変更箇所の報告書A4で4枚を近隣住民に配布した。(説明会は開催せず)
・7/25:テン設計経由で事業者に下記の要望を行い、その回答を確実に実施するよう要望した。 事業者は8月第一週に回答を間に合わせる予定との回答あり。
1)事業者の回答書に責任者の署名・捺印をすること。
2)守る会からの回答・質問書について、各項目ごとに確実に回答すること。
3)書面だけのやり取りでは、誤解を生む元となるので協議会を開催すること。
4)事業者側の一方的な考え方・行動だけでなく、周辺住民の立場に立った考え方もすること。
・その後、事業者から回答なし
工事協定書の締結もまだであるし、迷惑補償も進展なし。
5か月間まったく音沙汰なし。
事業者は完全に周辺住民を無視していると思われる。回答できないならできない理由を開示するべき。・・・1/3 現在
・1/12:守る会の催促によって、事業者から7/25の回答書が再度提示された。内容は下記のとおりで、6/30の回答書と同じ内容となっている。周辺住民の質問に何も回答していない。
【事業者の回答書の内容】
1)書面には署名捺印しない。 (⇔2009年4月24日の項と矛盾)
2)補償についての周辺住民からの質問には答えず、個別に対応したい。
3)工事協定書の最終協議に応じず、現状の案で締結したい。
4)ごみ置き場の覚書の最終協議に応じず、個別に締結したい。
5)設計変更箇所の説明会は開催せず、資料を配布する。
6)事業者が「杜撰・虚偽・隠蔽などの不行跡および配慮欠如や対話能力不足」であることを、一例として「これまでの回答書に周辺住民の質問に答えず、事業者の一方的な考えを書いていること」 を提示しているのに、具体的に教示するよう書かれている。
・半年も放って置かれて(実態は1年半以上)、この回答書(無回答)ということは、事業者は一昨年の7/26以降周辺住民の要望を軽微なものは除いて無視しようという方針だったのでしょうか?
・3/13:守る会とテン設計との話し合い開催。主な決定事項は次の通り。
1)補償交渉は個別に行う。なお、個別の事情は住民側から話してもらうことにより配慮できる。時期は3月中は困難なので、最終時期は4月以降となる見込み。
2)北側ごみ置き場の覚書を締結する。
3)これまでの質問事項の未回答のものは、事業者と相談し、回答する。
4)本日の議事録をテン設計が作成し、本日の出席者全員に配布する。
・議事録(3/13)の手書きの要旨が3/23にテン設計から先の話し合いに出席した近隣住民に配布され、テン設計が正式の議事録を再提出する旨伝えられた。
・6/26:既に先の話し合いから3ヶ月以上経つのですが、テン設計・事業者からは一向に話し合いの正式の議事録送付も、補償交渉の連絡もありません・・・!?
・8月上旬:北側ごみ置き場の覚書を締結および補償交渉
が進みつつあるようです。
・9月:やっぱり、北側ごみ置き場の覚書
の締結、補償交渉および工事被害の補修は進んでいないようです。
*このページの記載内容に質問あるいは疑義のある方は、トップページ下にあるアドレスにメールでお知らせ下さ い。