ザキさん・作
KID歴 xx年、KIDのヒロイン達が集まり、会議を開いていた。
会議の内容は、どのゲームの主人公が「一番格好いい」のかと決めるのかという事であった。
会議というよりか自慢話であった。
「一番、格好いいのは智ちゃんだよ。」
「健ちゃんこそ一番だよ。だってサッカーもできるし、なんていったてかっこいいもん。」
そう話すほたるであった
「う〜い。まこっちゃんこそいちばんよ。命懸けで私を救おうとしたし。」
酔っ払いながら話す優夏であった。
「優夏、また酒飲んでる。」
「そうよ誠君こそ一番よ。私が溺れた時も命懸けで救ってくれたよ。貴方の彼氏は、そこまで出来て。」
と沙紀は言う。
「うー。けんちゃんも、ほたるのためなら命を懸けてくれるもん。」
根拠のないほたるの自信だった。
「フッ。愛する者のために命を懸けるのはあたりまえよ。」
「武なんて、私を救う為に沈みかけたLeMUの中に戻ってきたのよ。それに水深72mの中に潜水艇から出たのよ。」
そう語るつぐみであった。
「ママ、パパだけじゃなくお兄ちゃんのことも言ってよ。お兄ちゃんだってなっきゅ先輩や私の事を救うために、いろいろとやったのよ。」
沙羅がそのように話すのであった。
「たしかに愛する者のために命をかけるは格好いいよ。だけどね夢に向って進む姿もかっこいいよ。私の直人みたいにね。」
「貴方達の彼氏には、夢ってあった。」
勇紀も言うのであった
「な・ないかも。」
夢の翼以外のヒロイン達がそろえて言うのであった
「あのー好きな人の死をのり越えて、新たに進む姿も格好いいと思います。」
「そうです。」
初音が話、同意する詩音であった。
「それって、ただ自分が悲しいと思っているだけじゃないの。」
とつっこみを入れる沙紀であった。
「ひどいです。沙紀さん。」
「あら本当じゃなくて。」
「まあまあ喧嘩しないで。沙紀ちゃん、初音ちゃん。」
仲裁しようとするいづみであった。
「貴方達何もわかっていない。元樹はね私に生きてて、欲しいから心臓を提供したのよ。ただ生きてて欲しいから。格好つけつためではないのよ。」
「武、誠、ホクトだってそうじゃないの。貴方達に生きて欲しいから、行動したと思うのよ。」
「直人、健、智也だって、同じ状況だったら貴方達を救う為に命を懸けることができると思うのよ。」
語る小雪であった。
「そうよ。そうよ。」
うなずくメモオフ1,2&てんたま&夢つばのヒロイン達であった。
「まあまあ、皆さんそしたらこうしません。誰が格好いいか、レースをしてみません。」
と提案するいづみである。
「レース!」
「そうレースで一番を取った人が、一番格好こいいと決めません。このままでは何も決まらないでしょう。」
「確かに決まらないわ。だけど誰がレースをするの。」
「それは主人公達でしょう。」
「それで行きましょう。」
こうして主人公の意思とは関係なく、レースが開催されるのであった。
「さ〜てはじまりました。主人公達の意地をかけたレースが。私、松永沙羅と」
「私、朝倉沙紀の二人がレースの案内と解説をします。」
「えー松永さん。このレースで一番になった人が、KIDキャラの主人公達の中で誰が一番格好いいですよね。」
「そうでござるよ。沙紀どの。」
「これで誰が一番になっても、恨みっこなしよね。まあ誠君が勝つと決まってるけど。」
「沙紀どの。私達は司会でござるよ。特定の人物に肩入れするのはなしでござるよ。」
「司会も楽じゃないわね。」
「おーとそうしている間にも、選手が入場してきたござるよ。」
「一番、三上智也。参加作品、メモリーズオフ」
「二番、石原誠。参加作品、infinity〜never7〜」
「檻に入れられて、出場するなんてまるで獣でござるよ。」
「誠君。」
「三番、深山直人。参加作品、夢のつばさ」
「四番、早瀬川椎名。参加作品、てんたま」
「五番、稲村元樹。参加作品、close to」
「たしか元樹選手は亡くなっていたと聞いていましたが、こうして彼を見てみると生きていますね。松永さん」
「元樹選手は確かに亡くなったでござるよ。だけど某塾の名物、蘇生術で復活したでござる。沙紀どのあまり気にしない方がいいでござるよ。ニンニン。」
「まあそうね、それがいいわ。」
「次に六番目の選手、伊波健(メモリーズオフ2)が入場」
「最後に登場するのが倉成武選手&カクト選手(ever17)が入場」
「つぐみに耳を引っ張られながら入場する武選手を見て会場は爆笑の渦ですね。松永さん。」
「パパ・・・ママ・・・」
「なんだかんだといいながら、全選手スタート地点に立ちました。さあ始まります、レースが。」
「ヨーイドンと言ったら、走るのよ。」
ガク
こける沙羅であった
「沙紀殿、ガチガチのネタでござるよ。」
そしてヨーイドンの合図で各選手走りだしたのであった。