やまない雨

第三話「Disorderd heart」


     1

 ファミリーレストラン「ルサック」。そこの従業員専用の裏口そばに、真冬は佇んでいた。
 常にきつい印象を与える面差しだが、今日はいつにも増して硬い表情をしているように見える。空の一点を見つめて、唇を噛んでいた。
 しばらくして、裏口のドアが開いた。そちらに顔を向けて、伊波健が現れたのを確認すると、真冬はわずかに柔らかく微笑んだ。

「すみません、お待たせしました、真冬さん」

「ううん。私こそごめんね、仕事中に」

「いえ……僕の方が、お呼び立てしたんですから」

 そう、真冬は鷹乃経由で、健から相談を受けていたのだ。
 そして、鷹乃を除けば、真冬と健の間で共通の話題になる人物は、ひとりしかいなかった。

「信、ずっと休んでるんですって?」

「はい、もう今週に入ってから、全然出てこなくて……」

「……」

「部屋に行って訊いても、『調子が悪い』って云うだけですし……。何を考えているのか……」

「……部屋には、いるんだ?」

「はい」

「じゃあ……これまでよりは、ちょっとだけマシか」

 苦笑とも安堵ともつかないため息を、真冬は漏らした。
 また行方をくらまされでもしたらどうしようか、と真冬は考えていたのだった。もちろん健には意味がわかるはずもなく、軽く首を傾げた。

「ごめん、なんでもないのよ。詩音はなんて云ってるの?」

「……えっと……」

「私より先に、詩音に連絡してるんでしょう?」

 その問いかけに、健は困惑して目をそらした。真冬はすっと瞳を細めて、健の横顔を見上げた。

「……何か、問題が?」

「僕も、詳しいことは聞いていないんです。もちろん、鷹乃は双海さんにも連絡したんですけど……『そうですか』って……」

「……それだけ?」

「……みたいです」

「……」

 はっきりと眉をひそめて、真冬が嘆息した。苛立ちがその面を険しくさせる。
 健は自分に非があるわけでもないのに、思わず緊張して背筋を伸ばしてしまっていた。

「どういうつもりなのかしら。……いいわ、とりあえず私が信に話を聞いてくる」

「はい、お願いします」

「……まったく……」

 腕組みし、不機嫌に舌打ちする真冬。
 そのとき、裏口が開いて、小柄な少女が顔を覗かせた。しかし、振り向いた真冬の視線の厳しさに怯み、思わず息を飲み込んだ。

「……ご、ごめんなさい、お話中だったんですね」

「……」

「希ちゃん、どうしたの?」

 姿を見せたのは、ルサックの制服に身を包んだ相摩希だった。
 健の笑顔に少しほっとしつつも、希は緊張したままで言葉を続けた。

「あの、健さんにお願いしたいことがあって、それで探してて」

「そっか、ごめん」

「あ、いえ、お話中なら結構ですから、ごめんなさい」

「……私の話はもう終わったから」

 腕組みを解きながら、真冬は希のほうを見た。
 相変わらず吸い込まれそうな瞳――そう考えて、希は真冬から目をそらせなくなる。
 そんな希に、真冬はニッと唇の端だけで笑って見せた。

「お久しぶり。希ちゃん、よね? 妹さんの具合はどう?」

「あ、はい、ありがとうございます! おかげさまで、最近はだいぶ調子よくて……」

「そう。よかった。……じゃあ、私はこれで。伊波くん、仕事中にごめんね。ありがとう」

 云いながら、真冬はもう踵を返していた。
 挨拶をする暇もなく、健と希は並んで、真冬を見送っていた。だが、数歩歩いたところで、真冬は立ち止まって振り返った。ちらっと希に視線を走らせたあと、少し厳しい視線で健を見据える。

「念のため云っておくけど」

「は、はい」

「鷹乃を泣かせるようなことしたら、承知しないからね」

「そ……そんなこと、絶対しませんよ!」

 思わず顔を真っ赤にして言い募る健をじっと見つめると、真冬は再び猫のように微笑んだ。
 しかし、振り向いて歩き出したときには、すでにその表情は険しいものに戻っていた。
 歩きながら、肩からかけていたバッグから携帯電話を取り出す。そして、折り畳みの本体を開いて、電話帳を操作しようとしたところで、ふと困惑気味に真冬は眉をひそめた。

(そうか……私、詩音の電話番号は知らないんだわ……)

 信に会う前に、詩音の話を聞いておくのが筋だと思ったのだけれど。
 そう考えたとき、真冬の面には苦い笑みが浮かんでいた。

「筋……? 筋って、なんだろ」

 自嘲気味に呟く。
 自分は今いったい、何をやっているのだろう、と真冬は思った。あの二人の間で、自分という存在はいったいなんなのか。
 ため息と同時に軽く頭を振って、真冬は携帯電話を畳み、バッグにしまった。
 自分で決めたことだ。たとえどんな想いをしようとも、自分の気持ちから目をそらさない。誤魔化したり、逃げたりしない。もう二度と。
 だから。苦しんでいる彼を、放っておくことはできない――。
 迷いのない光を黒瞳に宿して、真冬は朝凪荘への道のりを辿り始めた。

     2

 暗闇の中で、信は膝を抱えて座っていた。
 いつ頃、陽が沈んだのかも、覚えていない。それどころか、昼夜の感覚も麻痺しつつある。
 ただ一つわかっていることは。
 今の自分の行動が、まったくの無意味であるということ。
 いや、行動とさえ云えまい。ただこうして、ここに座り込んでいるだけなのだから。
 そうわかっていても、信は動くことができなかった。
 これまでずっと、考えるより先に行動してきた。自分の気持ちを信じて、動こうとしていた。
 けれど、それは答えを出すことを、先送りにしていただけなのかも知れない。場当たりな行動を繰り返すことで、その場をしのいできただけなのではないか。
 そう思うと、信は動けなくなった。
 自分だけの、本当の「答え」を見つけ出すまでは。
 その「答え」は、こんなところで座り込んでいたって、絶対に見つかるはずがないとわかっていながら。
 無限に繰り返される、無意味な自問自答の中で、信はただうずくまっていた。
 ――ノックの音が響く。
 信は反応しない。
 もう一度、今度は少し強くドアがノックされ、同時に、静かな問いかけがあった。

「信……? いないの?」

「……」

 その声に、信はのろのろと顔を上げた。声は出さず、濁った目をドアに向けている。
 やがて、ドアノブがかちゃりと回された。鍵は、していなかった。

「……入るわよ?」

 薄闇の中へ、その闇より黒い髪と瞳の女性が入ってくる。そして、闇の中から自分を見据える視線に気づき、小さく息を飲んだ。

「信? どうしたの?」

「……」

「電気……つけるわよ」

 真冬は手探りでスイッチを入れ、部屋の電灯をつけた。まぶしさに、信が思わず目を閉じる。その憔悴した様子に、真冬は眉をひそめた。

「いったい、どうしたっていうの? この間のことで、そんなに……?」

 目を閉じたまま信はうつむき、答えない。
 真冬は部屋に上がり、コートを脱いで、信の隣に膝をついた。そして、両手で信の肩を掴み、うつむいたその顔を覗き込もうとした。

「ねえ、信……」

「……」

「詩音と……何かあったの……?」

「――!」

 詩音。
 その名を聞いた瞬間、信は弾かれたように顔を上げた。血走った瞳で、真冬を睨む。
 真冬はわずかに怯みながらも、まっすぐにその目を見つめ返した。

「やっぱり、そうなのね?」

「……」

「……話して。力になれることが、きっとあるから……」

「……」

 真摯な、いたわりに満ちた黒瞳を、しかし信は、未だ仇を見るように睨み据えていた。
 話す? 何を? 真冬とはもう逢わないでほしいと云われたことを?
 力になる? どうやって? 二度と姿を見せるなとでも頼むのか?
 それは、かつて真冬自身が選ぼうとしたこと。そのとき、俺は、俺と詩音はなんと云った? 何を望んだ? その結果、どうなった?
 俺が望んだことは、俺の願いは……。
 俺は――俺は――俺は――――!!

「……きゃっ……」

 瞬間、真冬は何が起こったのかわからなかった。視界が回転し、気がつけば天井が見えている。
 そして、覆い被さってくる、最愛のひとの、苦渋に歪んだ顔。

「やだ、ちょっと、悪ふざけはやめなさいよ」

「……」

 やはり信は答えないまま、真冬の胸元に手を伸ばし、ブラウスを引き裂いた。
 真冬は蒼白になり、信の腕を掴む。

「いや、やめて、信……!」

 そのまま信を突き飛ばそうとした――一人暮らしの長い真冬は、護身術を身につけている――そのとき。

「……真冬……」

「信……?」

「……真冬……俺は……」

 かすれた呟きに、真冬は信の瞳をじっと覗き込んだ。
 その目を、真冬は知っていた。ずっとずっと昔。あの、激しい雨の日に――。

「……」

 本当に、このひとは変わっていないんだ。あのときのままに、優しくて、脆い。
 そう思ったとき、真冬は腕の力を抜いて、信の手を離した。

「……わかった……」

 呟きながら、面をそらす。
 見つめられたままでは、きっと信もやりづらいだろうと思ったから。
 そして、やはりとても――悲しいことだったから。

「いいよ、好きにして。私のすべては……信のものだから……」

「……」

 信が息を飲む。
 真冬は目を閉じて、ただ待っていた。
 ……わずかな沈黙のあと。
 信は体を離して、再び壁際に座り込んだ。
 真冬はその姿勢のまましばらく横たわっていたが、やがて、深いため息と共に呟いた。

「どうしたの?」

「……帰れよ」

 短い答えに、真冬は目を開く。そして、体を起こしながら、きつい眼差しで信を見据えた。

「……なによ、それ。意気地なし」

「いいから、帰れって云ってるだろ!」

「云われなくたって。ここまでヘタレだとは思わなかったわ。こっちから願い下げよ」

「……」

 乱暴に立ち上がり、真冬はコートを羽織った。破れた胸元を隠すため、コートの前をきっちりと合わせる。
 そのまま出ていこうとして、真冬はドアを開けたところで振り向いた。信は彼女がここへ来たときと同じように、膝を抱えたままうつむいている。

「……ねえ、信」

「……」

「……あんたの雨は……いつあがるの……?」

 ……やはり答えはなく。
 ドアは静かに閉ざされた。

     3

 呼び鈴の音を、詩音はぼんやりと聞いた。
 以前に比べればずっと社交的になったとはいえ、やはり未だ彼女には、突然訪ねてくるような友人は多くない。
 誰だろう、わずらわしい……そう思いながら、詩音は席を立った。
 ふと覗いた窓の外は、夜の帳が落ちている。静かな雨が降り始めているようだった。
 もう一度、玄関の呼び鈴が鳴る。
 ため息をつきながら、詩音は玄関に向かった。
 本当に、誰だろう。これまでならいちばん可能性の高かった人物は、しかし、今は来るはずがない。もしかしたら、もう二度と。
 自分の想像に胸を痛めながら、詩音は玄関のドアを開いた。そして、更なる衝撃に息も忘れ、その黒い瞳を見つめていた。

「こんばんは」

 そう云って、真冬はニッと唇の端だけで笑う。猫のよう、と彼女が呼ばれる由縁。

「突然ごめんね。雨降ってきたから、傘貸してもらおうと思って」

 確かに真冬の髪も肩も、雨に濡れていた。詩音は何も答えられず、茫然と立ち尽くすばかりだったが、

「上がってもいいかな?」

と尋ねられ、機械仕掛けのように不自然な仕草で頷いた。

「は……はい、どうぞ……」

「ありがと。おじゃまします」

 微笑んで自らの横を通り過ぎる真冬を、詩音は怯えた眼差しで見送っていた。

     *

 居間に入っても、真冬は濡れたコートを脱ごうとしなかった。

「真冬さん? コートを、お預かりします」

「あ……うん……」

 珍しく、真冬が逡巡を見せる。そのとき、詩音はようやく、真冬がコートの前を襟元まできっちり閉めていることに気づいた。そう何度も会ったことがあるわけではなかったが、これまでの印象では、真冬はそういう着こなし方をしていなかったように思う。
 だが、濡れたコートを着たままで、ソファに座るわけにもいかない。真冬はやむを得ずコートのボタンを外していき、詩音はブラウスの引き裂かれたその姿に、はっと息を飲んだ。

「……! 真冬さん、いったい……」

「ああ、ちょっと引っかけちゃってね。ごめんなさい、見苦しくて」

 何事もないように、真冬は微笑んでみせる。
 あまりに明白な嘘だったが、詩音は問い質すことができなかった。確かめることが、怖かった。
 蒼白になって自分を見つめる詩音に、真冬は挑発的な笑みを向けた。

「悪いけど、珈琲もらえるかな。体冷えちゃったから」

「あ……はい、でも、珈琲だとインスタントしか……」

「いいわ。インスタントでも、今のあなたが入れる紅茶より、よほどおいしいでしょうから」

「……」

 初めて会ったときのような、冷たい視線、斬りつけるような言葉。
 それに何を云い返すこともできず、詩音は小さく頷いてキッチンに向かった。
 震える手でお湯を沸かし、珈琲の準備をする。
 そうしながらも、詩音の動揺はますます深まっていった。
 真冬の意図がわからなくて。
 彼女がこの時期にやってきたのが、偶然であるはずがない。何かを、あるいはすべてを知った上で、ここに来ている。
 彼女はいったい何を伝えようとしているのか――そう考えたとき、詩音はかつて真冬に叩きつけられた言葉を思い出した。

(あなたは、彼のなんなの?)

 もう一度、あの問いを向けられたなら。自分は、あのときと同じように答えられるだろうか。今の自分に、その資格があるだろうか――。
 蒼白を通り越し、土気色と云っていいような顔色で、詩音は珈琲カップを一つだけ持って居間に戻った。珈琲であれ紅茶であれ、自分のために作るような余裕はなかった。

「お待たせ……しました」

「ありがと」

 目の前に置かれたカップを、真冬はすぐには手に取らない。それは彼女が猫舌だからであり、そのことは詩音も承知していたが、それでも詩音はその行為が「拒絶」を示しているようで、息苦しさを強めた。
 そんな詩音の想いを知っているのかどうか、ややあって、真冬はカップに手を伸ばして一口飲んだ。瞬間、眉をひそめたものの、何も云わずまたカップを机に戻した。

「……」

「……」

 沈黙が降りる。
 真冬は詩音を見ていない。窓の外に視線を向け、だんだんと勢いを増してきた雨を眺めていた。
 一方、詩音は真冬の横顔から目をそらせなかった。蒼白な面持ちで、緊張に拳を握りしめて、けれど食い入るように、真冬を見つめていた。

「……それで」

 不意に、外を向いたまま真冬が口を開いた。そして、びくんと体を震わせた詩音に、ゆっくりとその黒い瞳を向けた。

「あなたは、何をしているの」

「……」

「信は今、苦しんでいるわ。それなのに、あなたはいったいこんなところで、何をしているの」

「それは……!」

 一方的に責められて、初めて、詩音の胸に怒りに近い感情がわき上がった。
 私たちが、どうして、こんなに苦しんでいるのか。それはいったい、誰のせいだと思って――!
 浅ましい考えだと、自分自身で封じてきた想いが、ついに抑えられず噴き出そうとしていた。

「だったら……あなたが彼を救ってあげればいいじゃないですか……!」

「……」

「……彼だって……きっと……それを……望……ん、で……」

 自ら口にした言葉で、自らを傷つけて、詩音は言葉を失った。
 真冬は詩音の激昂にまったく動じることなく、冷ややかに見つめ返している。
 その闇のような瞳の静けさに、詩音の激情はたちまち冷め、ただ深い自己嫌悪だけが残った。

「……ごめんなさい……」

「……」

「私……私……知りませんでした……。自分がこんなに醜くて……弱い人間だなんて……」

「……」

「私には……もう、資格がありません……。あのひとを、大切だなんて、そんなことを云う資格は……。だから……」

「……そうね」

 抑揚のない声で、真冬は云った。
 瞳はまっすぐに、涙に濡れた詩音の金の瞳を見つめて。
 突き刺さるようなその視線と言葉は、詩音の胸の深いところを貫いた。

「私を選べば、信は楽になるわ。私なら、信のすべてを許してあげられる。嘘でも偽りでもいい。ほかの女のことを考えながら、私を抱いたって構わない。私がほしいのは、信だけだもの」

「……」

「……だけど、ね」

 真冬は微笑んだ。そのときの笑顔は、詩音にとって一生忘れられないものになった。

「信がほしいのは、そんなことじゃないから」

「……真冬さん……」

「それでもまだ動けないなら、私はもうあんたを恋敵とは認めないわ」

 吐き捨てて、真冬は立ち上がった。コートに袖を通して、居間を出ていく。

「じゃあね。傘、借りてくから」

「……」

 詩音は言葉もなく、真冬を見つめた。真冬もしばし視線を合わせていたが、それ以上は何も云わず、出ていった。
 ひとり残された詩音は、ほとんど手つかずの珈琲カップを、身じろぎもせずに見据えていた。

     *

 詩音の家から出て、真冬は携帯電話を取り出した。
 借りる、と云ったものの、真冬は傘を差していなかった。
 なんとなく、雨に打たれたかったのかもしれない。あの日と、同じように。
 つまらない感傷だと思いながら、真冬はダイヤルボタンを押した。

「……ああ、鷹乃? 私。大事な時期に悪いんだけどさ、今晩だけ、つきあってくれないかな。……うん、まあ、ちょっとね。自分のバカさ加減に呆れてるところ。……ほんと、自分がこんなお人好しだったなんて……バカバカしいったらないわ……」

 苦笑と共にこぼした涙は、すぐ雨の雫に紛れた。

     4

 雨の中にいた。
 見上げると、暗く閉ざされた空から、銀の糸が絶え間なく降り注いでいるように見える。
 いつかもこんなやり切れない思いで、雨空を見上げたことがある。そう、あれは――。
 真冬に、別れを告げたときだ。
 そう思い返して、信は血がにじむほど唇を噛みしめた。
 あれから、自分は何をしてきたのだろうと思う。
 人を傷つけて、傷つけて、傷つけて。
 それでも、願い続けたことはなんだっただろうか。
 つぐないか? 許されることか? それとも――。
 答えを見出せず、それがまた誰かを傷つけていく。
 深い絶望は、もはや叫び出す力も信には与えない。
 ――しかし。
 いつの間にか、雨が遮られていた。
 見上げると、そこには白い傘。
 振り返ると、そこにいるのは、銀がかった薄茶色の髪に、不思議な金の瞳をした少女。

「……詩音ちゃん……」

 答えず、詩音はただ信に傘を差し掛けていた。
 初めて出逢った頃のように、硬い、能面のごとき無表情で。


to be continued...



2002.9.10


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