★２０００年 放浪獣（ながれじゅう） 上・下、 黄昏人の王国、 四季舞い 拳獣団 殺人遁走曲 妖愁 ブルーレスキュー 幽幻街 風来鬼 幽王伝 銀座魔界高校 逢魔が源内 明治ドラキュラ伝 さいはての家 イラストレイテッド・ブルース トレジャーキャッスル ミーくんの番長日記 幕末屍軍団 影恋 青い森の国上下 魔海船若きハヤトの旅 大江山異聞 鬼童子 邪神金融道
放浪獣（ながれじゅう） 上・下
2000.7.30 新書 ＫＳＳ出版 上 ISBN4-87709-470-9 下 ISBN4-87709-477-6
表紙・挿し絵 小島文美 （東スポ、掲載時、浜田和）
副題・内容
上巻 ＰＲＯＬＯＧＵＥ／魔国／個人傭兵／ＡＣＴＩＯＮ オーケイ！／追撃者／魔都／ＦＡＣＫ ＹＯＵ！
下巻 天空の妖戦／太古の翳／地底邪国／魔の山／太古の終焉
黄昏人の王国
2000.9.13 ハードカバー 東京書籍 ISBN4-487-79614-8
表紙イラスト 船戸明里
短編・内容 帰還／夏のうた／夕映えの女/薔薇戦争/青い旅路/白い国から／大海
「夕映えの女/薔薇戦争/青い旅路/白い国から」は、集英社のトワイライト・レディに収録されたもの
雑誌未発表の「帰還／夏のうた」と書き下ろしの「大海」を加えて発行された。
四季舞い
2000.11.10 祥伝社 文庫 ISBN4-396-32807-9
カバーデザイン中尾達治 カバー画 高塚省吾
副題・内容 秋便り−−−京都より １．２．３．／冬便り−−−函館より １．２／春便り−−蓼科（たてしな）にて／夏便り−−−何処より
恋愛小説に挑戦されたのか、いつもとかなり異なる世界ですね。季節ごとにしか一緒にいられない女の話
拳獣団
2001.7.31 文庫 朝日ソノラマ ISBN4-257-76938-6
表紙・挿し絵 幡池裕行
副題・内容 中近東をさまよう影たち／遺跡の怪／遺跡など壊してしまえ空手マン／返却道中記／古代武道／遺跡殺法／拳魔拳神
最近の書き下ろしでは珍しい設定で、関西の大学の空手部の主将が、中近東で大暴れするという話で、Ｈ度もほとんどなし、痛快冒険劇といった作品ですね。主人公がずっと使っている関西弁、気にしておられましたが、大阪在住の私でもそう違和感なく読めました。といいましても、完全な空手ものではなく、不思議な技やジルガ、謎の秘宝も登場するのは、やはり菊地秀行的世界なんですね。
殺人遁走曲（フーガ）
2001.10.31 新書 双葉社 ISBN 4-575-00701-3
表紙挿し絵 装丁・重原隆 装画・小玉英章
副題・内容 出会い／疫病神の要求おれという男／仕事／邪魔者／偽鍼灸師／我に非ず／罠だらけ／死の影／殺しの悲歌（エレジー）
妖愁
2001.12.15 光文社 Ｂ６ハードカバー 短編集 ISBN4-334-92348-8
光文社の異形コレクションにのった、短編を集めたもの
ブルー・レスキュー妖美魔空間脱出劇
2002.2.28 メディアファクトリー 新書 ISBN
4-8401-0521-9
挿し絵 カバー、加藤直之 本文・高山裕樹
副題・内容 覚醒／仮想現実（ＶＲ）の夢／シェリダン・コンツェルン／怪人遁走曲／古代の秘儀／”葬儀屋”の介入／蒼い図書館／虚実の果て
コミック版が先に出ました。コミック版は高山裕樹さんの病気のために２巻で中断、小説は中断した部分から一応のエンディングまでを描いています。ところでコミックと小説では、サイバー男爵の登場する部分がちょいと違います、東京ドームで野球の恰好で登場するかしないかですね。
幽幻街
2002.3.22 新潮社 ＨＣ四六版
短編内容 黒丸／サラ金から参りました／化粧／オータム・ラン／安住氏への手紙／漬物ならぬ／曲り角／求婚者たち／大海／風の十文字／娘の正体
黒丸／サラ金から参りました／化粧／オータム・ラン／安住氏への手紙は光文社の異形コレクション
「求婚者たち」は「憑き者」、「大海」は「黄昏人の王国」「風の十文字」は「変化」に初収録されている。若干寄せ集めって感じはしないでもない。
魔界都市異伝 銀座魔界高校
2003/11/25 新書 双葉社 ISBN4-575-00738-2
表紙挿絵 笹井一箇
内容・副題 都心の真ん中に/幽霊屋敷に/境内の死闘/定番！転校生/君ん家、何処？/果報は寝て待て/団体戦前夜祭/終焉/再生/あとがき
魔界都市とは付いているものの、新宿とは関係ないお話、獣化できる主人公のお話
風来鬼
2003.1.10 小学館 新書 ISBN4-09-379616-5
挿し絵 村山潤一
内容・副題 陵辱の村/訪問者の魔影/鬼来たる/沼の中の淫姫/”護衛”来たる/秘蹟を護る鬼/偽りの生・偽りの死/遺跡妖変/淫女妖転/地獄訪問/暗い淵に沈む/終焉
幽王伝
2004.4.28 角川春樹事務所 新書 ISBN 4-7584-2024-6
表紙挿絵 槻城ゆう子
副題・内容 あそこより/剣鬼たち/その名を記せ/冥府流からの告白/公儀の手/影からの暗闘/冥府を凌ぐもの/蠢動/決闘一対二/冥府二題
逢魔が源内
2004.7.30 角川書店 ソフトカバー四六版 ISBN4-04-873545-4
挿絵 丹野忍
連作短編 小町娘についての考察/腑分け奇譚/蔵の箱/兄弟弟子/食魂奇譚/魅魂女
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明治ドラキュラ伝
2004/12/10 講談社 ハードカバー四六版 ISBN978-4-334-92579-6
表紙挿絵 寺田克也
副題 昏い海から/洋館の住人/異形の訪問者/ワラキアの武士/月下の死美人/鹿鳴館幻想/亡者たちの宴/魔神凶乱 /あとがき
明治時代の日本にドラキュラさんが渡ってきたという話、１とついてるので続くはずだったんですが、未だに音沙汰はありません
さいはての家
2007/10/25光文社 ハードカバー四六版 ISBN978-4-334-92579-6
副題 思いつづけろ/通行人役/筆致/さいはての家/６分の１/蒐集男爵の話/ニッケル・オデオン/嫁ぐ娘（こ）へ/開かずの間/二流/残された地図/二階の家族/＜幽剣抄＞さらば、一刀流
異形コレクションの短編を集めたもの、最後の幽剣抄 さらば一刀流のみ書き下ろし
イラストレイテッド・ブルース
2008/10/31 角川書店 ハードカバー ISBN978-4-04-843997-9
挿し絵 天野喜孝
内容・副題 それぞれの冬/当たり前の関係/薄っぺらな暗殺者/テロVSテロ/忍び寄る影/ゼウスの雷/去りゆく日/テロリスト/背信/刺青の男/終章
コミックのダークサイドブルースと話の設定はほぼ同じだが主人公の能力は全く違うパラレルワールドと言ってもよい。おそらくはブラッドベリのイラストレイテッドマンから発想されたんだと思う。
トレジャーキャッスル
2009/03/24講談社ハードカバー ISBN978-4-06-270585-1
副題 宝への道/トレジャーハント縁起/若殿鞭丸/陰謀野郎ども/仲間割れ/分裂/改心と強盗/予行演習/地底探検行き/闇に蠢くもの/とりあえず/地底からくり城/噂の大真相/さて、黄金は？/黄金の使い途
わたしが子どもだったころ
若者たちがとある地方都市のお城の地下にある財宝探しをする話。この若君の風貌の描写を読んでるとスターウォーズのジャバ・ザ・ハットを思い出す。本の装丁は菊地ボンの中で一番凝っていてカバーをかけると中野本の顔が覗くというもの、その分値段は高かった。
ミーくんの番長日記
2009/6/30 朝日新聞出版 新書 ISBN978-4-02-273916-2
挿し絵 柴田昌弘
内容・副題 輝かしき新年/女王アシエ/お節介のはじまり/書店へ飛べ/唐突な旅立ち/謎の国/いざ出陣って/神様がいっぱいついに。しかし/帰ったぞ
これはちょっと困った本で、番長（絶滅危惧種）のミーくんが異世界に行って冒険するお話なんですが、始まってすぐくらいには、これは幻想というか夢世界とわけってしまうのでどう反応したらいいのか、外谷さんネタも健在でちょっとおふざけが過ぎた感じ。
2010/04/06 講談社 新書 ISBN 978-4-06-182715-8
カバーイラスト 鈴木康士 デザイン 坂野公一
副題 兵士操典/誘拐三昧/おかしな関係者/生ける死人の謎/奇人列伝/総司異聞/龍馬まんだら/帰郷/死生繚乱/幻火の果て
あとがき
影恋
2010/08/30(奥付けより実際は８月６日） 朝日新聞出版 四六版ハードカバー ISBN 978-4-02-250774-7
装幀 安彦勝博
副題なし １〜３８章
青い森の国 上下
2011/11/20 竹書房 新書 ISBN 978-4-334-92847-6
表紙挿絵
副題・内容
2011/11/20 竹書房 新書 ISBN 978-4-334-92847-6
表紙挿絵
副題・内容
魔海船１ 若きハヤトの旅
2012/2/20 祥伝社 新書 ISBN 978-4-396-21004-5
表紙挿絵 末弥純
副題・内容 祭りに来た男/惨劇の夜海/まつりのあと、血の痕/村長の申し込み/召喚/＜山岳地帯＞/天の村で/採用試験/虚空の陰謀/舟
魔海船２ 女戦士ジェリコ
2013/5/20 祥伝社 新書 ISBN978-4-396-21007-6
表紙挿絵 末弥純
副題・内容 箱舟/突破孔/深淵よりの侵入者/胎内回帰/戻り旅/暗黒に棲まうもの/生存者/変化どもの宴/道連れ/でかぶつの求婚/あとがき
大江山異聞 鬼童子
2012/9/20 光文社 四六版ソフトカバー ISBN 978-4-334-92847-6
表紙挿絵 小島文美
副題・内容 鋼鬼/公時と酒呑/戻り橋邂逅/土蜘蛛陰陽篇/炎鬼舞う/鬼の里/魔性戦線/戻って来た娘/紫式部/厚顔の断罪/人間以上
邪神金融道
2012/11/10 創土社 四六版ソフトカバー ISBN 978-4-7988-3011-8
装幀 ヨシタケシンスケ
副題なし 雨の邂逅は危いというお話/山と海と、どっちが好き？/これが本当の都市浮上（まちおこし）/昏い水底のバーへ/水底の三つ巴/神には神を/浮上とその後/王様の怪って何だ？/ハリウッドへ行こう/地底のAHO集団/邪神の敵は味方か？/海から山へ/取り立て隊は進む/神様だって銭払え！/あとがき
解説 植草昌美
