キャブレター
各部名称

マニュアルを元にしてK2用キャブレターを描き直してみました。
(重なって見にくいためオーバーフローパイプを省いてあります。)
(各パーツは見やすいように描いてあり、比率は正確ではないので注意して下さい。)

混同しないように、名称はマニュアルと同じ番号をふってあります。
(1:ベンチュリー部と19:フロート室、24:チョークレバーは省いてあります)

(2)スロットルバルブ
(3)バキュームピストン
(4)バキュームピストンスプリング
(5)プライマリーメインジェット
(6)スロージェット
(7)スローエアージェット
(8)パイロットアウトレット
(9)バイパス
(10)パイロットスクリュー

(マニュアルでは省かれていますネ。正確ではありませんが、仕組みがわかるように図を追加してあります)
(11)メインノズル
(12)プライマリーエアージェット
(13)セカンダリーメインジェット

(あえて『メーン』にはしません)
(14)ニードルジェット
(15)セカンダリーエアージェット
(16)ジェットニードル
(17)バルブシート
(18)フロートバルブ
(20)フロート
(21)フロートアーム
(22)チョークバルブ
(23)リリーフバルブ

アイドリング〜低速

ガスは(5)プライマリーメインジェットを通り、横の穴を抜け(6)スロージェットで流量 を規制される。
空気は(7)スローエアージェットを通りガスと混合される。
混合気は(8)パイロットアウトレットから、(2)スロットルバルブを少し開ければ(9)バイパスからも噴出される。


(10)パイロットスクリューを締めこむと混合気の流れが遮断される仕組みなのですが、アイドリング時でもガソリンダダ漏れという噂あり!

中速〜高速

空気流量が増えると(3)バキュームピストンが上がります。
ガスは(5)プライマリーメインジェットを通り、一部は上記スロー系統にも流れるが、大部分は(12)プライマリーエアージェットからの空気と混合して(11)メインノズルから噴出する。

また、(13)セカンダリーメインジェットを通ったガスが(15)セカンダリーエアージェットからの空気と混合され(14)ニードルジェットからも噴出され始める。

より高速になるにつれ、(14)ニードルジェットからの流量割合が増す。
  CB/CL250 CB/CL350
キャブレター形式 1000-340-00 1000-343-00
ベンチュリーボア径 1次 11.6φ / 2次 28φ 1次 12φ / 2次 28φ
(7)スローエアージェット ♯100 ♯90
(16)ジェットニードル 3°30’(6段) 4°00’(4段)
(9)バイパス 0.9が3ケ 0.9が2ケ
セッティングマーク 2C(K0) 2D(K2) 3C(K0) 3D(K2)
250と350キャブの違いです。
違いがあるところだけの表記です。

ベンチュリーボア径は微妙〜に差があるのね。
(7)スローエアージェットは圧入されているため交換不可です。