整備編1
整備といっても素人のやることですから、100%信じないでくださいネ。
ここを見て、いじって壊しても責任はとれませんヨー。
今は頑張って、オリジナルを生かしつつ改良していければと思っています。

ウインカーリレー


コンデンサーリレー方式の純正品(上)はバカデカイ!今のもの(写 真下)はこんなにコンパクトなのに。
ウインカーが点滅しなくなったので、リレーの故障と早合点してしまい、買ってしまいました。原因は単なる配線のショートだったのに。
最低でも3人の前所有者がいるので、どこをいじってあるのか探すのは大変だ。フム〜!
できるだけオリジナルを維持したいのでこれは純正に戻しました。
ウインカーの調子がおかしいので、調べてみたら、配線が切れて接触不良になっていました。
純正部品が手に入ったので、交換して古いリレーの修理をします。
このバカデカさが可愛く感じます。配線は緑、黄、黒の3本です。
古いリレーは興味本位だけで分解の刑に処せられます。このポイントが開いたり閉じたりするんですね。軽く磨いたりした方がいいのかな??
ウインカー
純正部品は大事にとっておいて、リプロ製品を使っていましたが、CB750用でまだ出るんです! 驚きです! 浅のさんに教えてもらって、即購入しました。(05/6)

ちなみにリプロ品は、プラスチックボディに薄いメッキ、振動でバルブは落ちまくり、穴が小さいためステーに差し込むのに苦労します。
でも転けたときにダメージをおうのはウインカーだから、リプロでも良いんだけど。プラだから軽いし。
キャブレター



バイク購入時、左側のキャブの調子が悪く、どこをどういじっても直らなかったのでヤフオクでキャブを購入(¥4200)。ケースを購入したものに換えてフロートとフロートバルブとバルブシートを現在使用中のものを移植しました。
これでだいたい調子は取り戻したのですが、低回転のときにガスが濃すぎるようだったので、油面 調整してみたけどまだだめ。
低回転の調子といったらパイロットスクリュー! 規定値は1±1/8戻しなのですが、 これではどうにも濃すぎるので締め込んで締め込んでピッタリきたところは3/4回転戻した辺りでした。



左はキャブレターパッキン。2セットで¥2280。た、高すぎます!暴利ですホンダさん!



フロートレベルはマニュアルには21ミリとありますが、これではオーバーフローです。

詳しい
フロートレベルこちらから。

左はKEYSTERのCB350用キャブレターオーバーホールキットです。
内容はジェットニードルセット、パッキン、フロートバルブセット、パイロットスクリューセット、プライマリーメインジェットになります。
この内容量で$12は格安に感じます。

CB/CL350用は現在でもアメリカで入手可能です。残念ながら250用は出ていませんでしたが・・・(02/10/29)
※その後、しけもく様情報では250用もあるらしいとのことです。


上記のオーバーホールキットに交換しました。交換したのはセカンダリーメインジェットとスロージェット、フロートバルブ、パイロットスクリューです。セカンダリーメインジェットが入っていないのが残念です。


ジェットニードルは古いものと比べてみると、長さがほんの少し長く、とがった先の形状が異なるので今回は見合わせました。 写真だとわかりづらいですが、先端のテーパーが違いました。おいおい、これで合っているのか??

フロートバルブの長さもやや長いことを発見しました。知らずに組んだら油面 が低すぎました。こちらはフロートの調整でなんとでもなりますが、面倒なので古いものをつけています。こう考えてみると、使える部品は少ないなぁ・・・

知っていました?? 矢印の部分に刻印があるんです。
250用キャブには2D、350用には3Dと書いてあります。
輸出用はまた違うようです。
(写真はラーさんの新品キャブだに! )

初期の角フロートは2C、3Cの刻印だそうです。(Mさん情報)

こんなことってあるんだ??
オーバーフロー用の真鍮のパイプに亀裂が入っていたヨ!
経年劣化なのか???

元々付いていた350用キャブのオーバーホールをして使用するつもりだったが、オーバーフローが止まらない。 あきらめていたとき『ラ』さんから出た話。早速チェックしてみたら、バッサリ亀裂を発見。こんなことで調子がでなかったのか・・・・・(05/11)

ところが、問題はオーバーフローだけではなく、スロー系もダメでした。何度試してもダメなものはダメだ。あきらめて2Dに戻そう・・・
突然ですが、キャブレターについてのおさらいです。
画像をクリックすると巨大キャブ図に飛びます!
アイムさんの御好意でK0キャブをいただきました。多謝!
キャブ本体に今まで使用していたパーツを移植しました。(05/11)

ここにきて始めて左右共350キャブでの走行です。低速では変化は感じられず。しかし、高回転まで一気に回したときの吹け上がり方はやはりスムースだ。意外と微妙なんだなぁ、もっと差が出ることを期待していたんだけど。
とうとうここに辿り着いてしまった・・・・・
新品キャブなのだ。
らーさんに裏から手を回してもらってゲットできました。
ホント、らーさんは裏社会に顔がききます。

刻印は726Aです。輸出用らしいです。

調子はというと、
アイドリングが安定してます。下から上までスムーズな回転です。言うことありません。幸せです。
症状別 キャブレターセッティング
僕は何故かキャブレターで悩まされることが多い。今まで乗ってきたバイクはもれなくキャブ不調が付いてきた。
ほとんど自分のためですが、忘れないように記しておきます。

もちろんキャブだけでこの症状がすべて直るわけではなく、点火時期やタペットなどなども影響してることがあります。

言葉だけですから伝わりづらいと思いますので、全面的に信頼しないように!
アフターファイアが出る 油面が低い
アイドリング時
一気にスロットルを開けた時に一瞬回転が落ち込む/回転の戻りが悪い/トルクがない
ガス薄い→エアスクリュー
アイドリング時
煙を吐く/プラグが黒い/ 吹け上がりが悪い
ガス濃い→エアスクリュー
アイドリング時
回転が勝手に上がる/回転の戻りが遅い
二次エアの吸い込み
走行中
息つき/ノッキング/失速
ガス薄い
走行中
もたつく/ぼこつく/加速が悪い

ガス濃い

キャブレタージェット類の推移
スローJ 250cc #35
350cc #38
後期 #35
プライマリー
メインJ
250cc #55
350cc #60
後期 #70
セカンダリー
メインJ
初期 #110
中期 #115
後期 #105
キャブレターのジェット類は左表のように推移しています。
タペット調整






ダイナモカバーを外すときはセンタースタンドをかけてから! ダラダラとオイルが出てきますが、少し出たら止まります。 やや右に傾けるとオイルはほとんど垂れませんヨ。

まずはL側から始める、ダイナモローターのLTマークを左上のマークに合わせます。Lピストンが圧縮上死点のときにクリアランスを測定します。LTには圧縮上死点と排気上死点の2つがありますから注意です。タペットをのぞいてみてINEX共にカムが触れていないなら圧縮上死点です。こちらを見ればわかりますが圧縮上死点ではLTの前後150°でもタペットクリアランスは変化しないはずです。つまり正確にLTにあわせなくてもプラスマイナス150°の範囲ならOKということです。
Rピストンはローターを180°反時計回りしてTマークを合わせて(こちらもL側と同じ理屈で±150°の範囲内で)クリアランスを測定する。

タペットクリアランスは以下の通りです。

IN 0.05mm OUT 0.1mm

左側OUTタペット。OUT側は整備しやすい。

IN側はタンクやキャブが邪魔で何とも、う〜ん!
R側はタンクを外して、ちょっとずらさないと厳しい!

01/6/2 エンジンオイル交換のついでにチェックしてみたらL側はINが、R側はOUTがクリアランスゼロだった。

03/1/13 久々にチェックしたらLのIN0.05、OUT0.1、RのIN0.07、OUT0.07と微妙に狂っていました。
長距離ツーリングした後はだいたい少しはズレてしまうもののようです。

Bさんの方法は、暖まったエンジンをかけたままタペット音が出ないように(ほんの少し出る位 が良いみたい)調節するという利にかなったものです。聞いたときは恐い!と思ったけど、何も壊れることはないものなぁ、うん。ひじょうに簡単で拍手ー!

と思って試してみました。・・・が、ヒジョーに難しくて断念しました。

オイルフィルター
オイルフィルターはエンジン右側にある遠心式フィルターのみなので、ここの掃除は重要です。
ちなみに、買ってすぐに開けてみたら金属片とドロドロオイルでひどい汚れ様でした。

オイルフィルターカバーをあけるときは要注意ですよ!
オークションにて新品を入手。表面 にはまだ透明のフィルム(?)が残ってる状態。

古いカバーからOリング(63.5×2)、スプリング、オイルガイドメタル、ストッパーを移植します。

が、ストッパーがなかなか取れない! オイルガイドメタルを下げながらグリグリ、もう一本指が欲しいとろだ。
点火時期
写真でわかるかな? ポイントとベース固定用のビスをアブセットボルト(十字穴付きボルト)に交換して整備性を良くしました。ここのビスは特にナメやすかったので。本来は下写 真のようにポイントはマイナスボルト、ベースはプラスボルトで固定されています。

点火時期の合わせ方
ポイントの最大隙間を0.3〜0.4ミリに合わせます。タイミングライトを左ハイテンションコードのプラグに近い位 置をはさみ、エンジンをかけてダイナモローターのLFマークが合わせマークと合うようにポイントベースを動かして調整します。次いで右ハイテンションコードをはさんで、Fマークに合うようにします。
左右共ピッタリと合わないときは、ポイントの隙間で調整します。間隔を開ければ点火時期は早まり、閉めれば遅くなります。ポイントの間隔は0.3〜0.4ミリの間で行います。

ちなみに、1970年当時の有鉛ハイオクのオクタン価は90、現在のレギュラーのオクタン価はだいたい85。オクタン価は上がっていますから、点火時期はほんの少し進めた方がいい気がします。こんなのって気持ちの問題かなぁ、関係ないのかなぁ?
アブセットボルトは使いづらかったので、六角穴付きボルトにまたまた変更しました。(05/11)

これはトルクもかけやすいし、良いかんじ!
持参工具が増えるのが嫌でキャップボルトは使いたくなかったんだけど・・・・・
ポイントカバー



右のTYPE-1の刻印があるサイドカバーをMさんから譲り受けました。多謝! いつか手に入れれば良いとは思っていましたが、オークションでも良程度のモノは滅多にお目にかかれないのが現実。

ポイントカバー裏にはサフェーサーのような塗料(?)が塗ってあります。 防音と防湿を兼ねたモノだと思います。
  で、塗装関係専門店の『塗料のオカジマ』に行って尋ねてみました。 店員さんの分析で、防音塗料HC-025に近いモノだと判明しました。が、このHC-025なるモノ、1缶 7000円もするので高くて手が出ません。
スプロケットで有名なAFAMさんがポイントやコンデンサーを売り始めたので早速注文してみました。接点の美しさやバネの強力さには驚いた。今まで使っていたバネがいかにへたっていたかがハッキリとわかる程の違いです。


その後の感想を書きますと『すごく調子良いです!』
ホント、高回転までスムーズに回ります。
ポイントがきれいになったらコードの汚さが目立ってしまい、なんともやるせないのでシリコン熱収縮チューブとシリコンガラスチューブで製作してみました。共に180℃までの耐熱性があります。真っ白ー!! しかしすぐ汚れてしまうのだろうな・・・
端子までバラして作り直す気は起きなかったので、かなり太く格好悪いのですがφ6ミリのシリコンガラスチューブとφ8ミリからφ4ミリに縮むシリコン熱収縮チューブを使いました。

ここは本当にきれいに作りたかったら、φ4〜5ミリのシリコンガラスチューブにφ6ミリのシリコン熱収縮チューブを使うと良いと思われます。

案の定、取り付け時に油がついて汚れてしまった。