テレビアニメ「夢のクレヨン王国」
第18話「1月の旅U 」



放送日:1998年1月18日


あらすじナビ:ノビルジャー

わしはタケノコのノビルジャーじゃー。
気は優しくて力持ちなんじゃー。
お、今日は呼び出しだ。お役に立てるといいのじゃー。

クラウドが1月の里から、竹林に死神がいるとの情報を持ってきたのじゃー。
何でも「地ゆるぎ山」という山にいるとか・・。
早速、王女達は行ってみることにしたのじゃー。

街で、狸の竹問屋「竹源」のご主人が知っているのではという事を聞き、
早速その店へ。
ご主人は地ゆるぎ山について教えてくれるために
座敷に案内してくれたのだが、そこから見える庭に、
立派な「シシオドシ」が、いい音色をひびかせていたのじゃー。
シシオドシの音は心にしみいるようにそれは美しい音をさせるのじゃー。
あれほど太くて、真っ直ぐで、立派な竹は、見たことがないと、
アラエッサも任務の事で、是非とも、地ゆるぎ山へ行きたいと願ったのじゃー。
しかし、ご主人は怪訝そう。
なぜなら地ゆるぎ山は地震が多い山で、
その上、死神が住んでいると言われているのじゃー。
実際、ご主人もこの竹を取りにいったときに
不気味な笑い声を聞き、怖くて、たまらなかったらしい。
王女達は地図を書いてもらって、それを頼りに出発したのじゃー。

王女はわしら野菜の精を呼び出した。
今回は4人。
ホーレソレとトモロコフスキー・ゴマータ、そしてわしじゃー。、
地ゆるぎ山に着き、アラエッサは今まで隠していた任務のことについて
語りはじめたのじゃー。
何でも新しい花札を作るために、写真を撮っていたらしいのだが、
それは、実はシルバー王女のわがまま企画だったらしい・・。
でも季節感あふれる、カラフルな花札なら、
なんだか楽しそうなのじゃー。

小高い丘から、眺めると、大きな湖が見えてきたのじゃー。
しかし、それはよく見ると、竹林!!
竹林お見事なまでのすがすがしい緑が、水にみえたのじゃー。
わ、わしは、感激じゃー。
こんな素敵な竹林は生まれて初めて見たのじゃー。
わしも竹林から生まれし身。
感激もひとしおジャー。

しかし、竹林にはいると、地震が絶えず襲ってくるのじゃー。
揺れている間は、竹につかまっていないと、転がっていってしまうのじゃー。
実際、わしもころがってしまって、たいへんな目にあったのじゃー。
しかも竹林はどこを見ても同じ様な景色に見えるため、
道に迷ってしまうのじゃー。
クラウドが知恵を働かせて、パンをまいて道しるべにしていたが、
食い意地が張ったストンストンに全部食べられてしまい、
全く効果をなくしてしまったのじゃー。

地震の合間合間を利用して走っていくと、
妙な笑い声が聞こえたのじゃー。
笑い声が聞こえると、地震は激しくなるみたいなのじゃー。
死神?でもそれにしては明るい笑い声なのじゃー。
死神だったら「ふははは」とか、「きひひひ」とかそういう感じだろうけど、
この笑い声は「かっかっかっかっ」って感じに聞こえるのじゃー。
すると、わしらの目の前を、何かが飛んだ。
だ、だるまじゃーー!!

洞窟にでかいだるまがいて、その周りを大小様々なだるまが
いっぱいいるのじゃー。
でかいだるまの言うことには、
遠い昔、だるま大和尚が、死神をこの洞窟で8年8ヶ月睨み付けていて、
死神はとうとう降参して、自分の弱点を書いた、「わび証文」を、
残していったらしい。
死神に勝った和尚は、愉快でたまらず、8年8ヶ月8日ぶりに笑ったそうなのじゃー。
それで、その子孫のだるま達も愉快でたまらず、
ずっとこうして笑っているらしいのじゃー。
小さいだるま達もどんと焼きで焼かれるよりはと、
ここで、笑って余生を送っているものも多いのじゃそうじゃー。

なんと、シルバー王女が何気なくいろんな里からもらっていたかけらは、
死神のわび証文の一部だったのじゃー。
12文字あるうち、今回だるまさんにもらった
「ク」の文字で、4つ揃ったことになるのじゃー。
一体どんな弱点が書いてるんじゃろうかー。


今回の野菜の精
ノビルジャー・ホーレソレ・ゴマータ・トモロコフスキー

今回のキーワード
シルバーパンーチ・シシオドシ・竹林・地ゆるぎ山・花札・だるま大和尚・わび証文
今回の原作からの出典
「クレヨン王国シルバー王妃花の旅」




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