テレビアニメ「夢のクレヨン王国」
第20話「2月の旅T 」


放送日:1998年2月1日


あらすじナビ:ニンジッピ

僕、ニンジッピだっぴ。
シルバー王女達は2月橋を渡って、2月の里へ入ったっぴ。
ツクシヶ原はの道を進んでいくと、2月の里は2月とは思えないほどの
吹雪だったっぴ。
足を止めれば、血も凍る寒さだっぴ。
そこで、雀さんが経営するホテルを見つけただっぴ。
「リゾートホテル・すずめのお宿」
中へはいると、みんな忙しそうに走ってるっぴ。
新しく来たシルバー王女達、お客のことは無視。
支配人らしき人が応対してくれたけど、部屋はないようだっぴ。
でも外は猛烈な吹雪。
シルバー王女達は仕方なく、ホテルをお手伝いする事を条件に
このお宿に泊めてもらうことにしたっぴ。

つれられていったのは、エステサロン。
エステサロンは満員で、ベットには雪の精達がいっぱい並んでるっぴ。
雪の精達は顔がぴかぴかでないと駄目だって、エステに通って体を磨いてるっぴ。
でもわがままで、冬が長すぎて雪の精達もイライラしているっぴ。
雪の精の代表者のスノーウィーさんは、特にいらついているようだっぴ。

いつもの2月はエステで、雪の精がどんどんやせていき、
消えてなくなると、自然に春がやってくるっぴ。
この吹雪じゃあ、ちょっと春はまだまだ先みたいだっぴ。
でも雪がやまないとシルバー王女達は進めないっぴ。

・・・このときはまだ、僕がこれからたたされる立場の事なんて
これっぽっちも気がつかなかったぴ・・・。

エステで、人手がいるという事で、
僕ニンジッピと、キャーベッタ、ノビルジャーが呼ばれたっぴ。
キャーベッタとノビルジャーは器用で、力もあって
役に立つっぴ。
でも僕は力もない子供だし、どっちかって言うと足手まといだっぴ。

淋しい気分の僕に、シルバー王女は、雪の精の子供の女の子を
お世話するように言ってくれたっぴ。
小さな女の子なら、僕でも上手にマッサージできるっぴ。
彼女の名前は「ホワホワちゃん」。
とってもかわいい子だっぴ。
彼女は無邪気で純真で、汚れない真っ白な雪のような子だっぴ。
あ、雪の精だから当然なのかっぴ?
彼女と雪合戦したり、スケートしたりするうちに僕らは
とてもなかよしになったっぴ。

シルバー王女達は一生懸命、雪の精のエステに精を出していたけど、
いっこうに雪の精はやせる気配がないっぴ。
そこで、ノビルジャーの熱い涙が、
氷を溶かしてしまったのを見て、
雪の精達を、美容のためと言って、温泉に入れて溶かすことにしたっぴ。
・・・雪の精が溶けないと、春は来ない・・。
それはしょうがないことだと思うけど・・でも・・・。

雪の精達は喜んで温泉につかったっぴ。
どんどん雪の精達はやせていき、うまくいくように見えたっぴ。
でも・・・そこへ、何も知らないホワホワちゃんがやってきたっぴ。
僕は、ホワホワちゃんとの思い出を思い返して、
急に胸のあたりが張り裂けそうな感じがしたっぴ。
そして気がつくと、その言葉を口にしていたっぴ!
「だめだ!入ったら溶けちゃう!」

シルバー王女達のたくらみに気付いた雪の精達は
怒り沸騰状態だっぴ。
でもホワホワちゃんは言ったっぴ・・。
「私達雪の精は長くいすぎた」って・・。
そこで、雪の精のリーダーのスノーウィーが突然泣き出したっぴ。

実は、雪が溶けない様に、毎日吹雪にしていたのは、
スノーウィーだったぴ。
スノーウィーは雀のエステシャン「ハロちゃん」が好きで、
どうしてもバレンタインにチョコをもらいたくて、
2月14日まで粘ろうと考えていただっぴ。
でも、スノーウィーの単なるわがまま片思いかと思いきや、
実はハロちゃんもスノーウィーのことが好きだったっぴ。
チョコをもらったスノーウィーは
満足して、みんな温泉に再びつかり、
溶けていったぴ。
ホワホワちゃんも溶けていったっぴ。
僕はとっても切なかったけど、
でもまた雪が降れば会えるっぴ。
その日までに男を磨いておくだっぴ。

雪が溶けて、途端に春のような日差しが
さしてきただっぴ。
今まで、僕は春が好きだったけど、
これからはホワホワちゃんに会える、冬が楽しみになりそうだっぴ。


今回の野菜の精
ニンジッピ・キャーベッタ・ノビルジャー

今回のキーワード
2月橋・2月の里・雀のお宿・雪の精・エステ・温泉・バレンタインデー
今回の原作からの出典
「クレヨン王国新十二ヶ月の旅」
「クレヨン王国シルバー王妃花の旅」




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