テレビアニメ「夢のクレヨン王国」
第21話「2月の旅U 」


放送日:1998年2月8日


あらすじナビ:レンコポッチ

春だって言うのに、風がまだ寒いっち。
私はなるべく外にでたくないから、呼び出さないで欲しいっち。
だって、私は病弱なレンコポッチ。レンコンの精だっち。
季節の変わり目は特に体調を崩しやすいっち。

そして、今はばりばりの季節の変わり目だっち。
まだ夜や朝は寒いのに、夜中にグッド王子とサラド姫は
おにぎり国の城を抜け出して、二人で駆け落ちしたっち。
でもそれが元で、おにぎり国、ハンバーガー国の間には
戦争も起こりそうな勢いだっち。

シルバー王女達はタンポポ畑を見つけてのんきに昼寝をしてるっち。
でもそういう時間って一番幸せだっち。
私も日向ぼっこしたいだっち。
でもそれには風邪を治さないといけないだっち。
そんな幸せに浸っている王女の携帯が激しく鳴るだっち。
カメレオン総理からの電話で、
今にもハンバーガー国とおにぎり国は戦争を始めようという勢いで、
両国は王子を「戦いの神・海賊大魔王・ドラゴンキング」の
力にあやかろうと出発した模様だっち。
王女はなんとしてもその怖ろしいドラゴンキングに会って、
おにぎり国のもハンバーガー国にも力を貸さないように
お願いしなければならないだっち。

両国の王子は海賊大魔王の寺に辿りついたんだけど、
門に人のガイコツがいっぱい飾られているのを見て、
一気に怖じけずいていたところだっち。
そこへ、クラウドが登場。
中の寺院の壁にはドラゴンキングの壁画が抜けており、
ドラゴンキングはここにはいないことが判明。
では、どこにいるんだっち?

戦いの神として何百年もあがめられてきた
ドラゴンキング。
戦いにすべて勝ち、戦争という戦争に参加し、
名声を極めた武将。
しかし、その強さ故、果ては海賊になり、海を荒らし回り、
人々におそれられた龍・・。
その口からはかれる炎は一吹きで1つの国が簡単につぶれるくらいの
威力があると言われているだっち。
そして、トラップ仕掛けの天才・・。
ドラゴンキングを捜すために両国と、シルバー王女はそれぞれ道を進んだけど、
トラップにひっかかってなかなか前に進めないだっち。

シルバー王女達が進んでいくと、悲しげな鳴き声が聞こえただっち。
しかも洞窟から変な風が吹き出しては、王女達は天高く舞い上がって
もう大変だっち。
空から見ると、その洞窟はドラゴンキングの鼻の穴だったっち。
ドラゴンキングは体が大きいために自分で背中がかけずに
もう何百年も困っていただっち。
それもそのはず、背中はこけやくさで、ぼうぼう。
かゆいはずだっち。

そこで、私達野菜の精の出番だっち。
でもできれば、こういう野外のほこりっぽい仕事は嫌だっち。
トモロコフスキー、ウメケロ婆さん、ゴマータ、ソソソナス、そして私が呼ばれたっち。
でも、この背中のひどさを見たら、やるしかないって感じだっち。
私達は苔を取って、背中を磨き、最後は巨大な孫の手を
木で作ってかいてあげたっち。

ドラゴンキングは言い伝えのような怖い龍じゃなかたっち。
ドラゴンキングは力が強いのを一に誇示するために戦争に参加し、
その力を使うことで自己満足していたっち。
でもそれは間違っていたと今は思ってるっち。
戦争は人の心に悲しみや憎しみや暗い心を生み出すしかない
愚かなことだっち。
それに気付いたドラゴンキングは戦争を起こさせないために
海賊になって、戦争に行く船を片っ端から沈めただっち。
でもそれはまた人の多くの命を奪うことになったっち。
それを悔いて、今はもう戦争など起こさせたくないっち。

だから私達の言葉も聞いてくれて
おにぎり国とハンバーガー国のどっちにも力を貸さないと誓ってくれたっち。

全く戦争しようなんて、考える人は
うーーんとひどい風邪をひいてしまえばいいっち。
そんな元気があるなら、
私の代わりに、病気になって欲しいっち。


今回の野菜の精
レンコポッチ・ソソソナス・ウメケロ婆さん・ゴマータ・トモロコフスキー

今回のキーワード
タンポポ畑・ドラゴンキング・海賊龍大王・トラップ・背中かゆい!・お掃除
今回の原作からの出典
「クレヨン王国新十二ヶ月の旅」






22話のあらすじのページへ

あらすじのトップページへ