あらすじナビ:レンコポッチ
季節の変わり目が、体でわかるっち。
春と言ってもまだまだ寒いっち。
そんなまだ冷える森の中を走り抜ける影があるっち。
駆け落ち中のサラド姫とグッド王子だっち。
二人は手に手を取って逃げるだっちが・・。
そんなこんなで、今二人の駆け落ちで、
おにぎり国とハンバーガー国の国境は大変危険っち。
その中をシルバー王女達は隠れながらすすむっち。
兵士達はうまくまいて、道に続く奇妙な穴に気付いたっち。
その穴は規則的に河の方へ向かっているっち。
シルバー王女達3人がその方へ近づくと
川岸には、わらで出来たお馬が寝そべっているっち。
あら?わらのお馬が動いたっち?
シルバー王女達は大慌てで、お馬を陸へ引き上げようとしたけど、
わらが水を吸って重くなっているっち。
そこで、私、レンコポッチとトモロフスキー、ホーレソレが
呼ばれたっち。
みんなでお馬さんを引きずりあげて
たき火で体を温めてあげるっち。
お馬は名を「ディック」と言って、恋人達を乗せるのが仕事だっち。
なんだかロマンチックな仕事っち。
でも夕べ乗せたカップルが重くて、ディックは弱ってしまったみたいっち。
重いカップルには何か深いわけがあるらしいっち。
ディックのお熱は高くって、ディックはとっても辛そうっち。
みんなでたき火を大きくして、お布団になりそうな葉っぱを
ディックにかけてあげたっち。
私はお熱に良く効く草を摘んで、ディックに食べさせてあげたっち。
私はいつも病弱でお熱が出るとすごく苦しいっち。
だからディックが辛い気持ちも良くわかるっち。
だから出来るだけ力になりたいっち。
ディックはあともう一組カップルを乗せれば、
わらの馬から白馬のペガサスになれるって言うっち。
わらのお馬が、ペガサスに?
本当だったらすごいことだっち。
でもその前に体を治さないと・・。
そうしているうちに夜明け近くになって、
グッド王子とサラド姫が、おにぎり国の追っ手に追われていたっち。
クラウドは二人に国に戻るように言うけど、二人は聞く耳持たないっち。
ディックはグッド王子とサラド姫のカップルの気配を感じて
辛い体を起こそうとするっち。
「レンコポッチ、見ていて。僕がペガサスになるところを・・。」
ディック、無理しちゃ駄目っち!
でもディックは使命を感じて、
グッド王子とサラド姫に向かって走っていったっち。
そして、二人を乗せて走ったっち。
白い閃光があたりを包み、ディックの体から
幾筋もの色とりどりの光が広がったっち。
ディック!とっても素敵なペガサスになったっち!!
私、今日のこと絶対に忘れないっち!
二人を乗せたディックは大きく弧を描いて
遠い空へ飛んでいてしまったっち。
またいつかディックと会える日が来るといいっち・・。