テレビアニメ「夢のクレヨン王国」
第7話「10月の国V」
放送日:1997年10月19日
あらすじナビ:トーフモン爺さん
わしの名前はトーフモンじゃ。歳はとっても、白くてすべすべな、豆腐の精なのじゃ。
シルバー王女達は、カメレオン総理の指示のもと、海へ出たのじゃ。
海の沖の方には、島があって、そこは、キンモクセイの名所で有名なところなのじゃ。
ふと、王女達が海辺を見ると、そこには、
あの王様達を石に変えた、死神の男の子がいたのじゃ!
王女達は、その少年に詰め寄るが、少年は全然死神のことなど知らない様子。
おまけに彼は、クリンという名で、この海辺で
ここ何年かでおじいちゃんもおばあちゃんも両親も亡くし、
一人でがんばっている気の毒な子供だったのじゃ。
彼を死神だと、悪い癖の一つ「疑い癖」を発揮して疑っているシルバー王女は、
彼の家に泊めてもらって、偵察することにしたのじゃ。
王女は、夕食にとホットケーキを焼いたが、真っ黒焦げにしてしまった。
アラエッサも、ストンストンも自分の分は綺麗に焼いたのに、
シルバー王女だけは、うまく焼けなかったのじゃ。
そこで、呼ばれたのが、年の功コンビの、わしと、ウメケロ婆さん。
わしらは、うまく、クリンの分もホットケーキを焼いたのじゃ。
そのクリンという少年は、死神と疑われていることも知らず、とってもわしらによくしてくれるのじゃ。
気の優しい、年寄りを大切にする、いい少年なのじゃ。
若いのに、王女と違って人間が出来ておる。
翌日、王女とわしらは、クリンの用意してくれたボートで、
キンモクセイの島へ向かうことになったのじゃ。
しかし、空は曇ってきて、嵐の気配なのじゃ。
クリンは、大丈夫だというが、なんだか彼の様子がおかしいのは気のせいか?
目の光が、曇っておるようじゃが。
おかしいはずじゃ。実は、クリンは、昨晩のうちに、悪い死神に体を乗っ取られていたのじゃ。
船出を止める口うるさいわしとウメケロ婆さんを、王女は瓶に戻してしまった。
悪いことにならねばいいのじゃが。
船を出した王女とアラエッサとストンストンだが、
半分来たところで、とうとう嵐がやってきて、
どんなに漕いでも、波に逆らうことが出来ない。
アラエッサとストンストンが、櫂から手を離したが、
櫂は、自動で動いておるぞ!おや!死神じゃ!!
死に神は、王女にやってもらいたいことがあるといい、襲いかかろうとしたその時、
背後から、クジラが現れて、船ごと飲み込んでしまった。
もちろん死に神も飲み込まれたのじゃ。
王女は、持ち前の機転で、死に神をへろへろにし、クジラのお腹をこそぐって、脱出にも成功した。
海に放り出された王女は、おぼれそうになるのじゃが、
そこへ、正気に戻ったクリンが助けに来てくれた。
死に神は、クジラの潮に吹き上げられて、遙か彼方へ吹き飛ばされてしまったのじゃが、
一体死に神の目的はなんなのじゃろう。
どうも、王様達を石にした死に神とは、違うみたいな気もするのう。
今回の教訓
人の本質を見極めよう・疑ってばかりではしっぺ返しが来る
今回の野菜の精
トーフモン・ウメケロ
今回のキーワード
「好き嫌い(偏食)癖」「疑い癖」・クリン・ホットケーキ・嵐・クジラ
今回の原作からの出典
すこしだけ「クレヨン王国の十二か月の旅」「クレヨン王国の新十二か月の旅」
今回はほとんどオリジナルな内容でした。
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