テレビアニメ「夢のクレヨン王国」
第8話「10月の国W」



放送日:1997年10月26日

あらすじナビ:ネギック

まあ、今日、僕を呼びだしたのは、正解だろうね。
おっと、自己紹介がまだだったかな。僕は天才高校生ネギ、ネギックだ。
どんな難問も、この人並外れたIQで、さっとといてみせるさ。
おや、王女達はお困りのようす。僕は得意の頭を働かせて、石の階段を発見したのさ。
ざっと200段以上の長い長い階段。僕らは、それをのぼったね。はぁはぁ。
全く僕を呼び出すときは頭脳労働だけにして欲しいな。

しかし登り切ったところには、一面のキンモクセイの花・花・花。ああ、いいかおりだー。
これを拝むためにアラエッサと育ての親「おトラさん」が
ここへ来たというのは間違いなさそうだ。
うーむ。しかしこの神社、誰も人がいないようだけど・・・なんかあやしげだなぁ。

神社にはいると、僕たちはとんでもない目に会いっぱなしだ。
茶店が見えたので、みんなで名物の「フナダマドラやき」を食べようとしたが、
一つ1000円も取られた上に、そのドラやきは、実は泥で作った偽物のドラやきだった。
その後、アラエッサが、キンモクセイを撮影していると、撮影禁止だとでおまわりさんが現れ、
罰金1万円だって!でも我らが王女、そのけちさで、値切って、2000円にしてもらった。
おトラさんのことを聞いたが、おまわりさんは、「宮司に聞いてみなさい。」との返事。
でもなんかまたまた、やな予感が・・・。

境内に着くと、賽銭箱の裏に宮司がいた。「見物料4人で1万円」ほーら、まただ・・・。
おとらさんのことを聞くと、宮司はしきりに「知らない。知らない。」を繰り返す。
王女は「疑い癖」で、宮司のことも疑ってるみたいだ。まあ、それは正解だと思うけど。
宮の中を案内してもらっていると、妙な掛け軸を見つけた。
死神の絵が描かれた掛け軸で、おばあさんの上に死神が乗り、お灸をすえているのだ。
それは「死に灸」といって、死神は人を捕まえてきては石にして、
捕まえてきた人の年の合計が、4290になると死に灸をして殺し、
その年の分だけ生きることが出来るらしい。しかも強そうな名前の年寄りが好きだとか・・・。
「おトラさん」なんて強そうな名前・・・ぴったりだ・・・。
行方不明者なら、降霊術で探したらって言われたけど、3万円も取られるんだ。
きっとインチキに違いないのに。
でも他に手がかりもないし、僕らは占ってもらうことにした。
白い狐の面をかぶった降霊術師が登場し、僕らの周りを舞っている。
何か不気味・・・。そして、おトラさんの行方を聞くと・・・
「おクマ、おサイ、おトラ、みんな死神の血になり、肉になるーー。」
「そんなの嘘なのだーー。」という、アラエッサの鳴き声に降霊術師の様子がおかしくなった。
あれ、あなたは、おトラさん!?
なんと、降霊術師は、操られていたおトラさんだったんだ。
逃げようとする宮司を問いつめると、あの茶店のウエイトレスも、おまわりさんも
みんな宮司が化けていたものだったらしい。僕は最初からおかしいと思っていたんだ。

宮司からお詫びとして、お金を返してもらい、神社の宝物ももらった。
おや、スカンクもらでもらった宝に似ているな。今度は「り」の文字が刻まれているぞ。
なんの意味があるんだろう。
まあ、さすがの僕も、この謎を解くのには、時間がかかりそうだ。
今回のキーワード
キンモクセイ・神社・キツネ・死に灸・降霊術
今回の原作からの出典
「クレヨン王国シルバー王妃花の旅」




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