放送日:1998年1月11日
あらすじナビ:ストンストン
新年あけましておめでとうございます!なんだな。
クレヨン王国の城では、気落ちしたカメレオン総理を
慰めるため、「新春・カメレオン総理激励大演芸大会」
が催されていて、楽しそうなんだな。
一方、僕らは、
おはか島の一件からクラウドが死に神の仲間ではなくて、
実は武烈女王と、かつて一緒に戦ったクラウス家の末裔と知って、
一緒に旅することになったんだな。
王女が正当な王女であるか証をたてる、
「王女のあかし」を、シルバー王女に渡し、
手の上にのせてみたんだな。
でもーー、無理だと思うんだな・・。
だって、王女の12の悪い癖はちっとも直ってないように感じるんだな。
それで王女の証が光るはずがない・・と思ったら、
なんと、光った!!ピカッッチューー!
いや、それは違う番組なんだな(汗)。
でもとにかく光ったんだな・・。うーん、ちょっとは改善されてるって事?
一月橋をこえて、一月の里への門「雪白門」をくぐって、
白鳥さんが経営するホテルに泊まったんだな。
待ちでは、みんな、雪で雪だるまを作るのに夢中・・。
ホテルの中も白鳥さん達が雪だるまにかまけているせいで、
部屋はぐちゃぐちゃ、散らかり放題!
唖然とする僕とアラエッサとクラウドだったんだけんど、
シルバー王女はそれを見て
「ちょっと散らかってるわね。」だって!
ちょっと!?
クラウドは悪い予感がしてシルバー王女の部屋を覗いたんだな。
すると、まあ、散らかってること!なんだな。
悪い癖の一つ「散らかし癖」健在なんだな。
もう一度、「王女のあかし」を試してみさせると、
反応なし!
やっぱりだって、悪い癖は直っていないんだな・・。
クラウドは街へ死神の情報を集めに行ってしまったから、
シルバー王女は白鳥さん達に雪だるまの秘密を聞いてきたんだな。
何でも今日中に雪だるまを作ってその雪だるまが
一番溶けなかったところが、商品の掃除機をもらえるんだな。
掃除機!
シルバー王女の部屋を片づけるのに役にたちそうなんだな。
でも白熊さんのところの雪だるまは超巨大で、
あれより大きな雪だるまは今日中には作れそうにないんだな。
野菜の精にも4人登場してもらって
手伝ってもらおうとしたけど、
キャーベッタは、手が荒れるのは嫌だというし、
レンコポッチは風邪気味で役にたたなさそうだし、
トマトマトは雑煮の用意が残っていて早く帰りたそう。
困った僕たちに、ネギックが名案を提案したんだな!
僕らは「なまけや」というナマケモノの経営するお店に塩を買いに行ったんだな。
でもナマケモノの主人は動きは遅いし、
ひどい散らかしようで、お店の中に何がどこにあるかわからないんだな。
1時間もかかって塩を買って、
僕らは絶対に溶けない「塩の雪だるま」を作ったんだな。
ふっ、これで優勝はいただきなんだな。
しかし、勝利も目前と言うところで、
僕らの雪だるまが消えてしまった!
誰かが持ち去ったとしか考えられないんだけんど、
証拠がない。
クラウドが現れて、雪だるまの乗っていた箱を見るなり、
「ずるしたろ!砂糖で作ったろ。」
って、ばればれなんだな。
でも、砂糖じゃなくて、塩で作ったんだな!
え?砂糖だったって?!
ああーー!あのナマケモノの主人が
塩と砂糖を間違えたんだな・・。
砂糖で作られた雪だるまは
アリさん達が持っていってしまったんだな・・。
僕らは優勝を逃した上に、
ナマケモノさんに苦情を言いに行ったら
反対に「砂糖は塩の3倍の値段」といわれて
すっかり大損。
ああ、悪いことはしない方がいいんだな。
それにしても、
「散らかし癖がまねいた悲劇」
あなたも気を付けた方がいいんだな・・・。
あらすじナビ:ノビルジャー
わしはタケノコのノビルジャーじゃー。
気は優しくて力持ちなんじゃー。
お、今日は呼び出しだ。お役に立てるといいのじゃー。
クラウドが1月の里から、竹林に死神がいるとの情報を持ってきたのじゃー。
何でも「地ゆるぎ山」という山にいるとか・・。
早速、王女達は行ってみることにしたのじゃー。
街で、狸の竹問屋「竹源」のご主人が知っているのではという事を聞き、
早速その店へ。
ご主人は地ゆるぎ山について教えてくれるために
座敷に案内してくれたのだが、そこから見える庭に、
立派な「シシオドシ」が、いい音色をひびかせていたのじゃー。
シシオドシの音は心にしみいるようにそれは美しい音をさせるのじゃー。
あれほど太くて、真っ直ぐで、立派な竹は、見たことがないと、
アラエッサも任務の事で、是非とも、地ゆるぎ山へ行きたいと願ったのじゃー。
しかし、ご主人は怪訝そう。
なぜなら地ゆるぎ山は地震が多い山で、
その上、死神が住んでいると言われているのじゃー。
実際、ご主人もこの竹を取りにいったときに
不気味な笑い声を聞き、怖くて、たまらなかったらしい。
王女達は地図を書いてもらって、それを頼りに出発したのじゃー。
王女はわしら野菜の精を呼び出した。
今回は4人。
ホーレソレとトモロコフスキー・ゴマータ、そしてわしじゃー。、
地ゆるぎ山に着き、アラエッサは今まで隠していた任務のことについて
語りはじめたのじゃー。
何でも新しい花札を作るために、写真を撮っていたらしいのだが、
それは、実はシルバー王女のわがまま企画だったらしい・・。
でも季節感あふれる、カラフルな花札なら、
なんだか楽しそうなのじゃー。
小高い丘から、眺めると、大きな湖が見えてきたのじゃー。
しかし、それはよく見ると、竹林!!
竹林お見事なまでのすがすがしい緑が、水にみえたのじゃー。
わ、わしは、感激じゃー。
こんな素敵な竹林は生まれて初めて見たのじゃー。
わしも竹林から生まれし身。
感激もひとしおジャー。
しかし、竹林にはいると、地震が絶えず襲ってくるのじゃー。
揺れている間は、竹につかまっていないと、転がっていってしまうのじゃー。
実際、わしもころがってしまって、たいへんな目にあったのじゃー。
しかも竹林はどこを見ても同じ様な景色に見えるため、
道に迷ってしまうのじゃー。
クラウドが知恵を働かせて、パンをまいて道しるべにしていたが、
食い意地が張ったストンストンに全部食べられてしまい、
全く効果をなくしてしまったのじゃー。
地震の合間合間を利用して走っていくと、
妙な笑い声が聞こえたのじゃー。
笑い声が聞こえると、地震は激しくなるみたいなのじゃー。
死神?でもそれにしては明るい笑い声なのじゃー。
死神だったら「ふははは」とか、「きひひひ」とかそういう感じだろうけど、
この笑い声は「かっかっかっかっ」って感じに聞こえるのじゃー。
すると、わしらの目の前を、何かが飛んだ。
だ、だるまじゃーー!!
洞窟にでかいだるまがいて、その周りを大小様々なだるまが
いっぱいいるのじゃー。
でかいだるまの言うことには、
遠い昔、だるま大和尚が、死神をこの洞窟で8年8ヶ月睨み付けていて、
死神はとうとう降参して、自分の弱点を書いた、「わび証文」を、
残していったらしい。
死神に勝った和尚は、愉快でたまらず、8年8ヶ月8日ぶりに笑ったそうなのじゃー。
それで、その子孫のだるま達も愉快でたまらず、
ずっとこうして笑っているらしいのじゃー。
小さいだるま達もどんと焼きで焼かれるよりはと、
ここで、笑って余生を送っているものも多いのじゃそうじゃー。
なんと、シルバー王女が何気なくいろんな里からもらっていたかけらは、
死神のわび証文の一部だったのじゃー。
12文字あるうち、今回だるまさんにもらった
「ク」の文字で、4つ揃ったことになるのじゃー。
一体どんな弱点が書いてるんじゃろうかー。
あらすじナビ:グッド王子
シルバー王女の一行が、私、おにぎり国第一王子「グッド」と
ハンバーガー国のサラド姫の婚約の祝いの品を届けに
城にやってこられました。
婚約・・といっても、今、私は大変悩んでいるのです。
私とサラド姫は深くお互いに愛し合っていますが、
実はサラド姫の父君ハンバーガー国の王様は
私とサラド姫の結婚をこころよく思っておらず、
結婚の日取りを決めようとしてものらりくらりとはぐらかす・・。
その様子に私の父上おにぎり王もくもり顔を見せ始めました。
カツオブシ総理の情報によれば、ハンバーガー国の王様は
私という婚約者の存在を無視して、サラド姫を
無理矢理ここのところ優勢を極めているスパゲッティー国のパスタ王子と
結婚させようとしているというのです。
私の父上もこの話には大変腹を立てているようで、
このままではまずい・・なんとかせねばと思うのですが・・。
そうこうしている内に死神がカツオブシ総理にとりつき、
気球部隊を出してサラド姫を無理矢理ハンバーガー国からさらってきてしまったのです。
ああ、こんな大それたことをしたら、ひょっとしたら
両国の間に、戦争が起きてしまうかも・・。
一刻も早くサラド姫をハンバーガー国へ帰さないと・・。
クラウドがカツオブシ総理から抜け出た死神を追って
ハンバーガー国へ向かっている間、
シルバー王女達は、2月の里へ向かって旅立ちました。
2月の里の手前には、「白黒市」という街があるのですが、
そこがまたやっかいなところなのです。
人間達に怪我をさせられ、捨てられた車たちが
自分たちの安住の地を求め、この白黒市の土地を買い占めていき、
今ではすっかりスモッグとアスファルトの街です。
車達は怒りっぽく、非情に人を憎んでおり、
車でないものはこの街には5時間しかいられないきまりになっています。
果たして、あのほとんど歩行者の信号が青にならない街で
5時間以内に抜けられるのか・・。
シルバー王女は何か手助けになるのではと、
野菜の精を呼びました。
ウメケロ婆さんとトーフモンじいさん、ニンジッピです。
年寄りに子供。とても役に立ちそうもありません。
余計にスピードの落ちた一行はとうとう5時間以内に抜けられず、
刑務所に入れられてしまいました。
困っていると、同じ牢に牛の子供がいます。
牛の子供によれば、明日1月25日から3日間は
白黒祭りの日で、その間はもとの白黒沼に戻ると言います。
このスモッグの街が自然あふれる沼に?
夜明け共に、車達はすっかり街から姿を消しました。
牛の子供の父親は一刀彫りの金色の牛で、大群で街へ戻ってきます。
赤い牛べこさんが木を台車に乗せて運び込み、
瞬く間に町中を木だらけにしてしまいました。
そして水門を開け、水を引き込み、沼になりました。
すると、あちらの空からはブラックバードが、
こちらからはホワイトバードが懐かしき故郷の白黒沼に
帰ってくるのです。
街は数え切れないほどの鳥達ですっかり白と黒に別れました。
昔のような姿に戻れるのは、この3日だけ。
みんなゆっくりと故郷を楽しむように、自然にとけ込んでいます。
シルバー王女達は子供の牛に案内してもらって
2月橋までたどり着きました。
しかし、ハンバーガー国とおにぎり国は
死神の見えない糸によって、確実に
戦争への道を歩み始めていたのです。
あらすじナビ:ニンジッピ
僕、ニンジッピだっぴ。
シルバー王女達は2月橋を渡って、2月の里へ入ったっぴ。
ツクシヶ原はの道を進んでいくと、2月の里は2月とは思えないほどの
吹雪だったっぴ。
足を止めれば、血も凍る寒さだっぴ。
そこで、雀さんが経営するホテルを見つけただっぴ。
「リゾートホテル・すずめのお宿」
中へはいると、みんな忙しそうに走ってるっぴ。
新しく来たシルバー王女達、お客のことは無視。
支配人らしき人が応対してくれたけど、部屋はないようだっぴ。
でも外は猛烈な吹雪。
シルバー王女達は仕方なく、ホテルをお手伝いする事を条件に
このお宿に泊めてもらうことにしたっぴ。
つれられていったのは、エステサロン。
エステサロンは満員で、ベットには雪の精達がいっぱい並んでるっぴ。
雪の精達は顔がぴかぴかでないと駄目だって、エステに通って体を磨いてるっぴ。
でもわがままで、冬が長すぎて雪の精達もイライラしているっぴ。
雪の精の代表者のスノーウィーさんは、特にいらついているようだっぴ。
いつもの2月はエステで、雪の精がどんどんやせていき、
消えてなくなると、自然に春がやってくるっぴ。
この吹雪じゃあ、ちょっと春はまだまだ先みたいだっぴ。
でも雪がやまないとシルバー王女達は進めないっぴ。
・・・このときはまだ、僕がこれからたたされる立場の事なんて
これっぽっちも気がつかなかったぴ・・・。
エステで、人手がいるという事で、
僕ニンジッピと、キャーベッタ、ノビルジャーが呼ばれたっぴ。
キャーベッタとノビルジャーは器用で、力もあって
役に立つっぴ。
でも僕は力もない子供だし、どっちかって言うと足手まといだっぴ。
淋しい気分の僕に、シルバー王女は、雪の精の子供の女の子を
お世話するように言ってくれたっぴ。
小さな女の子なら、僕でも上手にマッサージできるっぴ。
彼女の名前は「ホワホワちゃん」。
とってもかわいい子だっぴ。
彼女は無邪気で純真で、汚れない真っ白な雪のような子だっぴ。
あ、雪の精だから当然なのかっぴ?
彼女と雪合戦したり、スケートしたりするうちに僕らは
とてもなかよしになったっぴ。
シルバー王女達は一生懸命、雪の精のエステに精を出していたけど、
いっこうに雪の精はやせる気配がないっぴ。
そこで、ノビルジャーの熱い涙が、
氷を溶かしてしまったのを見て、
雪の精達を、美容のためと言って、温泉に入れて溶かすことにしたっぴ。
・・・雪の精が溶けないと、春は来ない・・。
それはしょうがないことだと思うけど・・でも・・・。
雪の精達は喜んで温泉につかったっぴ。
どんどん雪の精達はやせていき、うまくいくように見えたっぴ。
でも・・・そこへ、何も知らないホワホワちゃんがやってきたっぴ。
僕は、ホワホワちゃんとの思い出を思い返して、
急に胸のあたりが張り裂けそうな感じがしたっぴ。
そして気がつくと、その言葉を口にしていたっぴ!
「だめだ!入ったら溶けちゃう!」
シルバー王女達のたくらみに気付いた雪の精達は
怒り沸騰状態だっぴ。
でもホワホワちゃんは言ったっぴ・・。
「私達雪の精は長くいすぎた」って・・。
そこで、雪の精のリーダーのスノーウィーが突然泣き出したっぴ。
実は、雪が溶けない様に、毎日吹雪にしていたのは、
スノーウィーだったぴ。
スノーウィーは雀のエステシャン「ハロちゃん」が好きで、
どうしてもバレンタインにチョコをもらいたくて、
2月14日まで粘ろうと考えていただっぴ。
でも、スノーウィーの単なるわがまま片思いかと思いきや、
実はハロちゃんもスノーウィーのことが好きだったっぴ。
チョコをもらったスノーウィーは
満足して、みんな温泉に再びつかり、
溶けていったぴ。
ホワホワちゃんも溶けていったっぴ。
僕はとっても切なかったけど、
でもまた雪が降れば会えるっぴ。
その日までに男を磨いておくだっぴ。
雪が溶けて、途端に春のような日差しが
さしてきただっぴ。
今まで、僕は春が好きだったけど、
これからはホワホワちゃんに会える、冬が楽しみになりそうだっぴ。