放送日:1998年2月8日
あらすじナビ:レンコポッチ
春だって言うのに、風がまだ寒いっち。
私はなるべく外にでたくないから、呼び出さないで欲しいっち。
だって、私は病弱なレンコポッチ。レンコンの精だっち。
季節の変わり目は特に体調を崩しやすいっち。
そして、今はばりばりの季節の変わり目だっち。
まだ夜や朝は寒いのに、夜中にグッド王子とサラド姫は
おにぎり国の城を抜け出して、二人で駆け落ちしたっち。
でもそれが元で、おにぎり国、ハンバーガー国の間には
戦争も起こりそうな勢いだっち。
シルバー王女達はタンポポ畑を見つけてのんきに昼寝をしてるっち。
でもそういう時間って一番幸せだっち。
私も日向ぼっこしたいだっち。
でもそれには風邪を治さないといけないだっち。
そんな幸せに浸っている王女の携帯が激しく鳴るだっち。
カメレオン総理からの電話で、
今にもハンバーガー国とおにぎり国は戦争を始めようという勢いで、
両国は王子を「戦いの神・海賊大魔王・ドラゴンキング」の
力にあやかろうと出発した模様だっち。
王女はなんとしてもその怖ろしいドラゴンキングに会って、
おにぎり国のもハンバーガー国にも力を貸さないように
お願いしなければならないだっち。
両国の王子は海賊大魔王の寺に辿りついたんだけど、
門に人のガイコツがいっぱい飾られているのを見て、
一気に怖じけずいていたところだっち。
そこへ、クラウドが登場。
中の寺院の壁にはドラゴンキングの壁画が抜けており、
ドラゴンキングはここにはいないことが判明。
では、どこにいるんだっち?
戦いの神として何百年もあがめられてきた
ドラゴンキング。
戦いにすべて勝ち、戦争という戦争に参加し、
名声を極めた武将。
しかし、その強さ故、果ては海賊になり、海を荒らし回り、
人々におそれられた龍・・。
その口からはかれる炎は一吹きで1つの国が簡単につぶれるくらいの
威力があると言われているだっち。
そして、トラップ仕掛けの天才・・。
ドラゴンキングを捜すために両国と、シルバー王女はそれぞれ道を進んだけど、
トラップにひっかかってなかなか前に進めないだっち。
シルバー王女達が進んでいくと、悲しげな鳴き声が聞こえただっち。
しかも洞窟から変な風が吹き出しては、王女達は天高く舞い上がって
もう大変だっち。
空から見ると、その洞窟はドラゴンキングの鼻の穴だったっち。
ドラゴンキングは体が大きいために自分で背中がかけずに
もう何百年も困っていただっち。
それもそのはず、背中はこけやくさで、ぼうぼう。
かゆいはずだっち。
そこで、私達野菜の精の出番だっち。
でもできれば、こういう野外のほこりっぽい仕事は嫌だっち。
トモロコフスキー、ウメケロ婆さん、ゴマータ、ソソソナス、そして私が呼ばれたっち。
でも、この背中のひどさを見たら、やるしかないって感じだっち。
私達は苔を取って、背中を磨き、最後は巨大な孫の手を
木で作ってかいてあげたっち。
ドラゴンキングは言い伝えのような怖い龍じゃなかたっち。
ドラゴンキングは力が強いのを一に誇示するために戦争に参加し、
その力を使うことで自己満足していたっち。
でもそれは間違っていたと今は思ってるっち。
戦争は人の心に悲しみや憎しみや暗い心を生み出すしかない
愚かなことだっち。
それに気付いたドラゴンキングは戦争を起こさせないために
海賊になって、戦争に行く船を片っ端から沈めただっち。
でもそれはまた人の多くの命を奪うことになったっち。
それを悔いて、今はもう戦争など起こさせたくないっち。
だから私達の言葉も聞いてくれて
おにぎり国とハンバーガー国のどっちにも力を貸さないと誓ってくれたっち。
全く戦争しようなんて、考える人は
うーーんとひどい風邪をひいてしまえばいいっち。
そんな元気があるなら、
私の代わりに、病気になって欲しいっち。
放送日:1998年2月15日
あらすじナビ:トマトマト
ああ、世の中不況だねぇ。
買い物に行っても消費税が気になって、思い切った買い物ができやしないよ。
春って言ったって、春の味覚はまた高いしさ・・。
ツクシなんか私が子供のころはどこにでも生えてる平凡な草だったのに、
今じゃ、店先で売ってるんだからね・・。時代は変わったもんだよ。
シルバー王女達は死神のわび証文を手に入れるために
ツクシヶ原にやってきたんだよ。
「ツクシヶ原」
うわさには聞くけど、本当にツクシが見渡す限り生えているらしいよ。
それだけありゃあ、卵とじ・酢の物・何でも来いだね。
私の腕の見せ所だよ。
でもストンストンがツクシを採っていると、地面から不気味な声が・・。
よしとくれよ。わたしゃ、幽霊とかは嫌いなんだ。
「ツクシヶ原を荒らすのは、誰だーーー!!」
ひーーぃ。
シルバー王女達のいた地面が急に池に変わって、
3人は地下の河童の国へ、落ちたんだ。
落ちたところは「河童最高裁判所」。
よくサスペンスとかに出てくる、「被告人、前へ。」の場面とそっくりだよ。
ツクシヶ原を荒らしたものは一生牢獄暮らし!
判決はすぐに出て3人はパニックだよ。
そして、ツクシを取りまくっていた、ストンストンをせめたんだ。
まあ、気持ちは分かるけどね。
彼のせいで一生牢獄暮らしなんだから・・。
でも一つだけ、助かる方法があるみたいだよ。
格闘大会に出て優勝すること。
どうだろう。この3人じゃ無理だろうねぇ。
そこで、私達野菜の精が呼ばれたのさ。
トーフモンじいさんにホーレソレ。そして私だよ。
一番手はトーフモンじいさん。
昔取った杵柄と年の功で勝っとくれよ!
でも、いい線まで行ったけど、結局負けちゃった。
二番手はホーレソレ。
ホーレソレの相手は超2枚目だったから
ホーレソレはメロメロになって負けてしまった・・。
しょうがないね。私の出番だよ。
おばさんパワーをなめるんじゃないよ!
とやーーーーーっ!
しかし、反則負け。ルールは最初に説明してくれなきゃ困るじゃないか。
そしてシルバー王女達3人組で、1匹の河童の相手になったけど、
あえなく負け。
牢屋にぶち込まれた三人は、
それぞれの思いに心を沈ませていた。
シルバー王女の携帯もさすがに地下では使えなくて、
シルバー王女は急にホームシックに。
その時、窓の外から小さな鳴き声を王女は聞いたのさ。
それは月の子の鳴き声だった。
月の子は、空から落ちて帰れなくて泣いていたんだよ。
月の子とシルバー王女が話していると、
ストンストンが自分はシュウマイやハムになってもいいから、
もう一度試合をと河童の王様に直訴して
再試合となったらしい。
シルバー王女はびっくりしてストンストンを助けに行こうとする。
その時、月の子が聞いたのさ。
「ストンストンって誰?」
答えに詰まる王女・・。「クレヨン王国の家来で・・。」
でも言葉がうまく出てこない。家来という言葉では表しがたい
何かがあると王女も感じたんだね。
「友達?」
月の子の言葉に「そうよ!大事な友達!」と、
自分にとって、ストンストンやアラエッサが大事な存在と気付く王女。
うーん。いい話だねぇ。わたしゃ涙が出てきたよ。
月の子の力を借りて牢を抜け出し、試合会場へ。
ストンストンはふらふらになりながら、それでもがんばっていたよ。
ハッピーダンスのリズムに乗って、河童を油断させる。
それ、今だよ。ストンストンは、河童の頭に乗って、
皿を鼻息で乾かし始めた。
河童はこれはたまらんと降参。
3人は無罪放免となったよ。
おまけに月の子を助けていたことから、河童達に尊敬の眼差しで見られるように。
河童はその昔月の子を月に返したために
月からお礼として特別な力が授かったらしいよ。
それで月の子を大事にするんだね。
わび証文のことを聞くとそれはお月様にあげてしまったらしい。
シルバー王女達は月の子の背中に乗って
月へ向かうことにしたよ。
いいねぇ。今度は月旅行かい。
私も連れていっておくれよ。カメラ持っていって、
いっぱい写真を撮ってご近所の奥さんに
自慢するんだからさ!
放送日:1998年2月22日
あらすじナビ:月の子
僕、月の子。
河童の国で困っているところをシルバーおねぇちゃんに助けてもらったんだ。
おかげで僕は月のママの所へ帰れるんだ。
月の子はみんなママのほっぺで暮らしてるんだよ。
月へ行く途中でシルバーおねぇちゃんは、寝ぼけて落っこちちゃったんだ。
でも大丈夫。下は雲さん達の国だから
ふわふわで、それにロケットステーションがあるから、
おねぇちゃんたちそこからロケットに乗って来るといいよ。
おねぇちゃん達は、無事ロケットステーションに着いたけど、
ロビーで、変な人がシルバーおねぇちゃん達を狙ってるよ。
あの黒い影は死に神?!
また何か企んでるのかな。おねぇちゃん、気を付けて!
でも、死に神は近くにいた稲妻一族の若い男の人に乗り移って
シルバーおねぇちゃんに近づいてきたよ。
シルバーおねぇちゃんのポッケに何か入れたんだ。
そして、警察がやってきて、シルバーおねぇちゃんのポッケから何か見つけだして、
密輸の犯人だって言うんだ。
え?それってただのアメじゃないの?
「レインドロップ」って言う稲妻一族だけが食べることを許されている、
特別なアメだって?!
大変!!つかまったらおねぇちゃん、月へこれないよ。
シルバーおねぇちゃんたちは、必死に逃げて
何とか積み荷の中へ身を隠して月へのロケットへ乗り込んだんだ。
でもその荷物。
月についたらなにやら運ばれていくよ。
あ、それは月名物「ムーンケーキ」の材料だよ。
おねぇちゃん達、そのままじゃ、ケーキにされちゃうよ。
クレーターでウサギのロボットが一生懸命ケーキを焼いている。
おねぇちゃんたちは何とか逃げて、
僕ら月の子がいる月のほっぺを探したよ。
野菜の精ネギックも呼んでね。
僕はママから、死に神のわび証文を預かって、
おねぇちゃんに渡したんだ。
でもそこへ、死に神が現れて、わび証文を盗っていってしまった。
僕はまた月のボートになって
おねぇちゃん達を乗せて死に神を追ったんだ。
でも、死に神はウサギ達が焼いてるケーキのネタを
僕らやウサギ達にかけて身動きできないようにしたんだ。
なんてひどいことをするんだろう。
ああ、このべたべたどうやって取ろう・・。
そこで、ストンストンが思い出したように呪文を唱えたよ。
「アメアメなめたら雨ざーざー」
すると、突然ストンストンの鼻から水がたくさーん出てきたんだ。
そう、ストンストンはあのロケットステーションのロビーで
素早く死に神が入れたアメを見つけて
なめたらしいんだ。
くいしんぼも役に立つんだね。
レインドロップの威力で僕らは自由になり、
怒ったウサギさん達と共に死に神にムーンケーキをぶつけて
墜落させることにしたんだ。
すると、そこへ、稲妻の警察がやってきて
死に神がアメを盗んだ犯人と分かって追って来たんだ。
あわてた死に神に僕らの投げたケーキが命中。
死に神はわび証文を落として宇宙の彼方へ飛んでいってしまったよ。
月にあったわび証文の文字は
「レ」
さーて、わび証文って一体どんな謎が隠されてるんだろうね・・。
放送日:1998年3月1日
あらすじナビ:お内裏様
麿は、お雛様の夫、お内裏様でおじゃりますー。
今のこのフラワーパークのチューリップ城には
ハンバーガー国とおにぎり国のお雛様御一行様が来ているのでごじゃります。
なぜなら、この二つの国は、
今、戦争を始めるか始めないかに忙しく、
麿達のことはすっかり忘れている様子で
今年は出してもらえそうになかったので、
フラワーパークにやってきたんでごじゃりますー。
「フラワーパーク」
それは、3月の里名物のチューリップが咲き乱れる
テーマパークでおじゃりますー。
見事な色とりどりのチューリップに囲まれ、
中央にそびえるチューリップ城の壁には
赤、白、黄の3色のチューリップが時間毎にくるくる回って
色が変わるのでごじゃりますー。
それは見事で見事で・・。麿は大好きでおじゃるーー。
妻のお雛様も満足げでごじゃる。
そのチューリップ城へシルバー王女達はやってきたでおじゃりますー。
森を歩いてフラワーパークにたどり着くと、
木の陰から小天狗がひょっこり顔を出し、
頼まれもしないのに、ガイドをかってでたでごじゃりますー。
チューリップ城は広くてわかりにくいので、ガイドを持たないと
小天狗は言うのでごじゃるんですが・・。
ちょっと小天狗は口うるさすぎでごじゃりますー。
しょうがなくガイドを頼んだシルバー王女達でごじゃるんですが、
しばらくすると小天狗の横暴な態度に嫌気がさしてきたでごじゃりますー。
チューリップ城の城門は4つあり、
その前をスペード、クラブ、ハート、ダイヤのクイーンが
門番しているでごじゃりますー。
スペード・クラブのクイーンは気むずかしくて門を開けてくれないでおじゃりますー。
ですから、ハートはダイヤのクイーンに開けてもらって
中に入り、またパークから出るときは入った時とは
違うマークのハートかダイヤのクイーンの門からでなければならないのでおじゃる。
しかも不規則にクイーン達は門番を交代しているのでおじゃります。
シルバー王女のご一行様は無事にクイズに正解し、
パークの入ったでごじゃりますー。
しかし、出口の時にクラブのクイーンと鉢合わせてしまい、
ストンストンはクイーンに捕らわれてしまったのでおじゃりますー。
シルバー王女とアラエッサはちょうどこの小うるさいガイドとも
おさらばしたかったので、
わざとストンストンと一緒に捕まったのでおじゃりますー。
でもこのクイーンの罰が麿達おすすめの楽しい仕事なので
心配することはないでおじゃりますよ。
まず汽車に枯れたチューリップの鉢植えを運び、
そして汽車の荷台に乗って、市場まで行き、
新しいチューリプと変えてもらう作業でおじゃりますー。
作業の効率化のためにシルバー王女は
ニンジッピとキャーベッタを呼び出して
みんなで作業をしたのでおじゃりますー。
そこで麿達とも会ったのでおじゃる。
この仕事はやればやるほど楽しい仕事でおじゃりますよ。
市場へ向かう途中、カゲロウ(陽炎)さんの踏切があるでごじゃりますー。
普通踏切は汽車を通すために車らを止めますが、
カゲロウさんの踏切は汽車を止めるための踏切でおじゃる。
「にまぁ。にまぁ」
というカゲロウさんの声が聞こえてくると、人はくらくらしてきて
すっかり眠ってしまい、気がつくと
もう汽車の中の花はすっかりチューリップ以外の綺麗な春の花々で
埋め尽くされているのでおじゃりますー。
カゲロウさんはチューリップばっかりが優遇されるのが気に入らなくて
他の花達もこんなに綺麗なんだよってわからせるために
こういういたずらをするのですー。
行きはこの変えられた花を市場で売ればいいので、いいのでおじゃるが
帰りにこれをやられるとまた市場に戻らなければならなくなるでおじゃりますー。
だから帰りはカゲロウさんと同じように
「にまぁ、にまぁ」とカゲロウさんになりきって
言いますと、カゲロウさんは「これは自分かな?」と思って
疑いだし、人の体にすーっと入って自分か確かめようとするんですー。
そして心臓の所まで来て、自分の鼓動と違うことに気付くと
びっくりして体から出ていたずらをいないですむのですー。
うまく笑えないニンジッピをキャーベッタが指導しながら
カゲロウさんの帰りの踏切まで来たでおじゃりますよー。
何とかうまくいき、カゲロウさんは麿達の体に入るでおじゃる。
でもそこで、ストンストンがくしゃみをしてしまい、
怒ったカゲロウさんはチューリップを取りかえようとするでおじゃる。
しかしシルバー王女のとっさの思いつきで
ハッピーダンスをして無事危機を脱しました・・。
ひときわ楽しいときが過ごせたので、
麿はお礼にシルバー王女にわび証文のかけらを差し上げました。
麿が持っていたわび証文は「ワ」
一体集まるとどんな文章になるんでしょうねぇ。
まあ、麿達はわび証文のことよりも、
早くハンバーガー国とおにぎり国が仲直りして、
城へ帰れる日を願っているでおじゃる・・。
放送日:1998年3月8日
あらすじナビ:レンコポッチ
季節の変わり目が、体でわかるっち。
春と言ってもまだまだ寒いっち。
そんなまだ冷える森の中を走り抜ける影があるっち。
駆け落ち中のサラド姫とグッド王子だっち。
二人は手に手を取って逃げるだっちが・・。
そんなこんなで、今二人の駆け落ちで、
おにぎり国とハンバーガー国の国境は大変危険っち。
その中をシルバー王女達は隠れながらすすむっち。
兵士達はうまくまいて、道に続く奇妙な穴に気付いたっち。
その穴は規則的に河の方へ向かっているっち。
シルバー王女達3人がその方へ近づくと
川岸には、わらで出来たお馬が寝そべっているっち。
あら?わらのお馬が動いたっち?
シルバー王女達は大慌てで、お馬を陸へ引き上げようとしたけど、
わらが水を吸って重くなっているっち。
そこで、私、レンコポッチとトモロフスキー、ホーレソレが
呼ばれたっち。
みんなでお馬さんを引きずりあげて
たき火で体を温めてあげるっち。
お馬は名を「ディック」と言って、恋人達を乗せるのが仕事だっち。
なんだかロマンチックな仕事っち。
でも夕べ乗せたカップルが重くて、ディックは弱ってしまったみたいっち。
重いカップルには何か深いわけがあるらしいっち。
ディックのお熱は高くって、ディックはとっても辛そうっち。
みんなでたき火を大きくして、お布団になりそうな葉っぱを
ディックにかけてあげたっち。
私はお熱に良く効く草を摘んで、ディックに食べさせてあげたっち。
私はいつも病弱でお熱が出るとすごく苦しいっち。
だからディックが辛い気持ちも良くわかるっち。
だから出来るだけ力になりたいっち。
ディックはあともう一組カップルを乗せれば、
わらの馬から白馬のペガサスになれるって言うっち。
わらのお馬が、ペガサスに?
本当だったらすごいことだっち。
でもその前に体を治さないと・・。
そうしているうちに夜明け近くになって、
グッド王子とサラド姫が、おにぎり国の追っ手に追われていたっち。
クラウドは二人に国に戻るように言うけど、二人は聞く耳持たないっち。
ディックはグッド王子とサラド姫のカップルの気配を感じて
辛い体を起こそうとするっち。
「レンコポッチ、見ていて。僕がペガサスになるところを・・。」
ディック、無理しちゃ駄目っち!
でもディックは使命を感じて、
グッド王子とサラド姫に向かって走っていったっち。
そして、二人を乗せて走ったっち。
白い閃光があたりを包み、ディックの体から
幾筋もの色とりどりの光が広がったっち。
ディック!とっても素敵なペガサスになったっち!!
私、今日のこと絶対に忘れないっち!
二人を乗せたディックは大きく弧を描いて
遠い空へ飛んでいてしまったっち。
またいつかディックと会える日が来るといいっち・・。