<夢のタイムリミット ’98>ストーリー
ある日、絵の得意な少女メグは「光」をテーマにした絵を描く。その絵が美術館に展示される時、街は250年ぶりの皆既日食になり、太陽は月に隠れて暗闇に捕らわれる。
その日食の間に光の国の王様、プリズムは闇の女王グロリアにさらわれてしまい、皆既日食が終わるまでに、王様を助け出さなければ、世界は永遠に闇に包まれると言う。王様を助けるために王妃オーロラと美術館にいたメグとケンは、グロリアの城へ乗り込むため旅に出るが・・・。
<前回までの「夢のタイムリミット」内容>
「クレヨン王国の12ヶ月」を元としたミュージカル。3年前の夏にも公演された。
基本的には原作通りで、妻の十二の悪い癖に耐えかねた色の王国の王様「ゴールデン王様」は、ある日家出をする。
普通の女の子、ユカは、大晦日の日に、12色の絵の具(クレヨンではない・・)をもまくら元において寝るが、その大晦日の日はひどい嵐で、雷が落ち、ユカ部屋には、色の王国からゴールデン王様を見つけるために、極秘に行動している亀夫と珠子、そして、シルバーが迷い込んでくる。
シルバーは自分には悪い癖なんかないと、主張するが、実際王様はもう家出しており、王様が城に戻らない場合、もしくは、彼のはめている色を司る指輪がなくなると世界のすべてから色が消えてしまう。
一方、ゴールデン王様には、グロリアという闇の女王が近寄ってきて、彼と彼の指輪を手に入れ、世界を手中に収めようとするが・・・。
さすがに12ヶ月全部がミュージカル化できないので、春夏秋冬の4つのステージ構成となっている。
歌も舞台設定も、なかなか素晴らしい。衣装も舞台もカラフルで、歌は、とってもクレヨン王国の世界をよく表している。