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ゆきうしゃぎとふゆうしゃぎが満足そうな顔で横たわって眠っている。こたつで眠るとうしゃぎでも風邪を引くのだろーか??その反対側から、たまきとふゆこの会話が聞こえる。
「はあ・・・も、無理・・・・」
「何言ってる。まだ、こんなに・・・」
「もう入んないよお・・・」
「まだ入るだろう。ほら」
「ふああ、そんなに・・・無理ぃ・・・」
ガタン
「どうでもいいが」
我慢して黙っていたたまうしゃぎが堪えきれず立ち上がってツッコむ(笑)。
「誤解されるぞその会話( ̄へ ̄; )」
「あは( ̄▽ ̄;)、確かに、ちょっとアヤシイですねえ」
苦笑しているしろうしゃぎ。
仕方ないだろう、と言ってたまきはお玉で最後の豆腐をすくって、ふゆこの器に入れる。
「そんなに入れないでよぉ、もう食べれないって」
「無理してでも食え。残すのは許さん」
「自分こそ食べてよぉ」
言われて自分も食べれない事に気付くたまき。
「・・・むう( ̄へ ̄; )、買い過ぎたか」
「ふあ、もうダウン(ばた)」
「ふゆうしゃとゆきうしゃだけかと思ったらお前もか」
「だって〜〜〜お酒も入ってんだもん」
「(溜め息)しょうがないな」
たまきは呟くと、食後にこたつでぬくぬくしていたたまうしゃぎとしろうしゃぎに向かって、台所を指差しながら頼み事をする。
「悪いが、こいつが隣のおばあさんにって用意しといた小鍋、持ってってくれるか」
俺はこの家の人間じゃないし、ふゆが変に誤解されても困るからと言われ、寒い中しぶしぶ出かけるたまうしゃぎ。と、なりゆきでついていくしろうしゃぎ。
二匹がおばあちゃんの家に上がる頃、ふゆこは二匹が居ないのにやっと気付いた(笑)。
「あれっ?私寝ちゃってた??」
がばっと起き上がると、鍋を片付けていたたまきが戻ってきて
「いや、そうでもない」
「あ、片付け・・・ごめん」
「いつもの事だろ」
言ってから、気付いたように、たまきは付け足す。
「・・・・昔はな」
「・・・・・・・えっと、たまうしゃ達・・・」
「隣に行ってる。どうせ捕まってんだろ」
その頃のおばあちゃん宅
「まあまあ、一人じゃこんなに食べられないからねえ。一緒していって?」
「・・・・・( ̄へ ̄;)」
「・・・・・( ̄▽ ̄;)」
優しいうしゃぎが二匹、満腹をさらに満腹にしてます(笑)。
「あ、そか・・・えっと」
少し、気まずい沈黙。酔いも醒めかけた頭が完全にはっきりする前に、ふゆこは聞いてみる事にした。
「・・・・あのね、何で、いきなり・・・」
「俺が動く事にしたんだよ(ふゆこの手をぎゅうっ)。いつも、同じ所ぐるぐる回ってても仕方ないからな。俺が動いて、お前を引っ張ってやる」
「あ、あの・・・」
困ったように俯くふゆこ。それを見て、手をいきなり離すたまき。
「もちろん、嫌われてるなら、動くも何もないんだが」
意外な言葉に、思わず顔を上げるふゆこ。たまきと目が合って、そらそうとするのにそらせない。
「・・・・・えっと」
「・・・・・(溜め息)そういう反応だから、嫌われてると思えないんだよ(苦笑)」
「あ、ごめ」
「謝るな」
ふゆこの前にある缶ビールを目で指しながら、確認するように言うたまき。
「酔ってるんだよな?」
「え、っと・・・(俯いてしまう)」
「・・・いきなり、鍋やるぞって来たらまずかったか(苦笑)。一人暮らしじゃなかなか鍋も出来なくてさ。不自然もいいとこだとは思ったんだが。もらうぞ」
「?」
顔を上げると、苦笑いしたたまきがふゆこの残した缶ビールを取るのが見える。
「あ、それ・・・」
ふゆこが何か言う前に、一気に飲み干すたまき。その顔が歪む。
「うあ( ̄▽ ̄;)。おっまえ、気が抜けるまで放っとくな、しかも温いし」
「ふえ、ごめん〜・・・だってもうお腹ふくれちゃったんだもん」
「うえ〜」
「・・・・あの、ね。今日みたいなの、楽しかったんだ、すごく・・・昔より、楽しいかも知れないって、思った・・・」
「ほう。それは良かった」
「でね、だけど・・・その」
「言いたい事は分かってるつもりだ。急ぐつもりも、ない。ただ」
言いかけたふゆこを真っすぐ見据えるたまき。有無を言わせない口調で。
「ただ、もう引かないって決めた。顔色伺って何もしないのがどれだけ馬鹿げてたか、この1年、身に染みたからな。お前が、迷惑だと言わないでいてくれるなら、俺は引かない」
目をそらせないふゆこ。何か言わなきゃ、と焦るけど、名前を呼ぶのが、やっとで。
「・・・・たま、き・・・」
「たまうしゃの名前は、どっから付けた?」
「!」
やっぱり気付いてた・・・昼間、さりげない雰囲気(のつもり)で、たまうしゃぎを拾った話はしたものの、名前は言ってなかった。家の近所まで戻った時、慌てたふゆうしゃぎが飛びついて来て、大慌てでこう言うまでは。
「あのねっあのねっ、たましゃんもゆきうしゃも居なくって、しろうしゃさんが来て、ゆきうしゃが会って、たましゃんも居なくって・・・」
「どしたの( ̄▽ ̄;)?」
「たましゃん?」
どきっ
たまきが、たまうしゃぎの名前を呟くのを聞いた瞬間、心臓が跳ね上がった。やば、ばれてしまう・・・。
「たましゃんに・・・しろうしゃさん?一気に増えたのか( ̄▽ ̄;)?」
そんなふゆこを他所に、ふゆうしゃぎに尋ねているたまき。勿論ふゆうしゃぎの説明で理解出来るわけもなく(笑)、?マークを出しながらもふゆうしゃぎの相手をしている。
「ふあ」
そんなたまきの様子に拍子抜けしたふゆこは、気の抜けたような声を出して、ふゆうしゃぎを抱き直した。
「・・・・」
黙ってしまったふゆこ。
「あ、悪い」
どうもイジメくせがついてるな、と苦笑しながらふゆこの頭をぽんぽんと優しく叩くたまき。
「困らせるつもりじゃなかったんだ。すまん」
「・・・似て、たんだ」
「ん?」
「昔の・・・たまきに、似てた、から・・・」
最後消え入るような声で、それでも必死に伝えるふゆこ。聞いたたまきは、少し驚いたような顔になって、でもすぐに少し微笑む。
「・・・俺はあんな老けてないぞ(笑)。目つきもあそこまで悪くない」
「・・・それ、却下・・・(笑)」
何となく、楽な空気になる。ふゆこは心地よくて、思わずたまきに微笑みかけた。するとたまきは、少し躊躇った後、ふゆこに顔を近付けて来た。
「あ・・・」
「・・・・」
「うう〜〜〜ん、うう〜〜〜〜〜〜ん」
びくうっ
無茶苦茶不自然に離れる二人(笑)。ふゆこはキョロキョロしながら慌てた声を出す。
「えっ、な、何?」
「・・・・・こいつだ(怒)」
不機嫌そうなたまきの目線を追うと、そこにはふゆうしゃぎに押しつぶされながら苦悶した表情で唸っているゆきうしゃぎの姿が(笑)。
「あは( ̄▽ ̄;)」
「全く・・・」
「あの、すいませ〜ん」
窓の向こうから声がする。覗くとしろうしゃぎがたまうしゃぎを担ぐようにして引きずっている。
「どっ、どうしたのっ!?」
慌てて窓を開けるふゆこに、たまうしゃぎの苦しそうな声が訴える。
「・・・・もう、無理だ・・・」
「おばあちゃんが勧めてくれるの、断りたくなかったみたいで( ̄▽ ̄;)。」
「ええ、また食べたの!?だ、大丈夫、たまうしゃ??」
「・・・すまん」
「すいません、どっかに寝かせていいですか( ̄▽ ̄;)?私もちょっと・・・」
「しろうしゃも?ええと、あ、じゃあこっちに・・・」
ふゆこの案内で、別の部屋に移動するたまうしゃぎとしろうしゃぎ。
一気にバタバタが戻って、たまきは苦笑しながら苦しそうに寝ているゆきうしゃぎの耳を軽くつついてみる。
「・・・・まあ、今夜はこれで良しとするか」
ぼそっと呟く狼(笑)。
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