自家製生麺の出来るまで

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生麺の出来るまで




    




 

(粉の配合)

最高級の中華専用粉二種類をブレンド。
   銘柄名は秘密(ごめんなさい)

粉の総量は24kg.

加水38%

さあ〜

粉に命をふきこみ、

メイクドラマの始まり・始まり!

ここがいちばん大事なところ!

 

(ミキシング)

小麦粉とかん水を、ゆっくり13分間撹拌する。

夏と冬、又は、湿度によってかん水の量は微妙に違う。

かん水・・・これがないとラーメンにはなりません。

今日の出来はどうかな?

この瞬間がドキドキ・・・。

その時の気温と湿度によって変るんだよね・・・

粉って生きているんだよな・・・と、ひとり言をいいながら、

やさしく、やさしくていねいに。

 

(バラがけ)

ミキシングが済んだら、ローラーで伸ばして麺帯作り。

まだ麺帯の表面はザラザラ、この麺帯を2ヶ作る。

ローラーに粉の分身を流し込む。

これが案外疲れるんだよね。

中腰で作業するもんで・・・。

年をとるとやけに腰が痛いね。

 年齢?・・・ないしょ!

 

 

(圧廷・足ぶみ行程)

巻き取った麺帯を2枚合わせ、ローラーを通して2ヶにする。
この作業を2回くり返す。そして最後に、
徐々に薄くし1つの麺帯にする。

 *当店のローラーは10寸ローラー。

一般的には6寸〜8寸位です。

麺帯はしっとりつややかになる。

ここでようやく半分。まだ、まだ!!

腰がいた〜い・・・・・・ハッスル、ハッスル!

 

 

(切り出し)

巻き取った麺帯を、段階的に薄くし切り歯までもっていく麺帯
の表面はツルッとし、光沢があり、

なめらかでムラがない。

額から流れる汗をふき、最後の追い込み。

気合だ!気合だ!!

  22番の切り歯

 

 

(切断)

もう一息。

薄くした麺帯を、切り出し機にのせ、もう少し薄くしながら麺線
にする。この時に、麺に「ちぢれ」を自動でかける。

*ちなみに当店では150gで切り出しております。

(普通は20番の細麺、サッポロラーメンは16〜20番

 博多ラーメンは24〜30番、数が多くなるほど細くなる)

切り歯は何本麺を通すかで決まる。JIS規格です)

  *当店は22番。東京方面に多いですね。

さあ〜クライマックスだ!

お客様の口に入り、微笑んでいる姿を思い浮かべ

1つ1つていねいに!

満足感にひたりながら、コーヒー片手に一服!

うま〜い!缶コーヒーだけど・・・!

 

(玉取り・箱入れ)

最後の関門を通りぬけ、1つ1つトレイに詰められます。

決まった量で流れてくる麺線を丸めて麺玉となり、
出来上がり。

感動のフィーナレ。幕、

パチパチ、パチパチ!

 休むひまなく第2幕へ・・・・

この作業を平日は2〜3回、休日前は7〜8回

 くり返すんだぜ、チョット自慢!

 (1回作る麺で180食分・31.5kg.)

 

(熟成)

出来た麺は、そのまま使わず丸1日間保冷蔵庫で寝かせ、
色、ツヤ、風味、コシを増させます。

土曜、日曜日約1600食分(3店舗)確保。

   

 

(ゆであげ)

舌ざわりOK

のど越しOK

コシと歯ごたえOK

風味OK


   

―おまけー

    チョット一言

(ラーメンとうどんの違い)

 中華麺の主材料は小麦粉である。うどん類も同じもののはずだが見た目も食感も全く異なる。

 そこで中華麺とうどん類を分けるのは、製造段階で小麦粉に加える副材料の違いである。

 うどん類は小麦粉(薄力粉)に塩と水。中華麺は小麦粉(強力粉)に塩、かん水など、このかん水が

 中華麺を最も特徴づける。