活動 後藤静香の活動は実に多岐にわたっています。 その運動をおおまかに分けると、以下のようなものでした。 これらの提唱は、「希望」ほか、何種類もの機関誌によってなされましたが、理論だけではなく、具体的で、また熱意のこもった実践運動でありました。勤労教育の実践のためには、女学校、中学校、印刷学校も創設されています。 社会福祉のための活動は、点字を覚えての点訳奉仕の奨励などもあり、私も父の書斎に点訳板が置かれ、深夜にコツコツと穴をあける音がしていたのを覚えています。(それは膨大な量の点字本になり、点字図書館に寄贈されていたのを、父の死後知りました) 救ハンセン活動、北海道のアイヌ民族の救援活動、その他ロシアやドイツなど他国の避難民や児童の救済運動なども、機関誌を通じて現状への理解を訴え、奉仕や募金を求めました。読者の大半はつましい生活をする一般庶民でしたが、夫々少額ながら喜んで募金に応じたようです。 また、どこかに大きな災害があると、ただちにその救援にのり出しています。救援の呼びかけと行動は、迅速でしかも具体的な指示のもとに行われました。たとえば、関東大震災の年のこんな記録があります。 《関東大震災と一大救護活動》 |
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