しま★ちゃんねる劇場


過去の演目

■分身の術

先日会社のお客様から箱入りのお菓子をいただいた。小袋入りの小さいケーキ、3種類が4つずつ入った箱だった。
あー、これなら一人3種類ずつ食べられるわ。
などとかわいいことを考えたのもほんの一瞬、わたしは「会社の人数が4人ぽっきり!」ということに改めて気がついて愕然とした。そのうち、実制作は私含めて2人である。
どうりで仕事がなんだかモリモリ、ワサワサしてるワケだ!
やってもやっても終わらないし、次々と注文が来るから、とりあえず手がけるけれど、すべてが中途半端。これでいいのかナー。と不安がよぎる。

「Kさあぁ〜ん、うちの会社って、4人しかいないんだああああ〜っ!」
と制作のもう一人、Kさんに泣きつくと、
「この人数でこの量やるなんて、絶対無理なんだよ! 新しい人雇わないのかな。でも今雇われても教えるの面倒だしな、覚えてくれるまで仕事が増えてかえって困るよな!」
と憤慨し、こう言った。

「いっそのこと分身してやろうか! 分身だったら、仕事の流れも知ってるし、やることだけ説明すれば、あとは教えなくてもサクサクやってくれるもんなー。」

そうして、びよ〜〜んと分身するまねごとをして、分身に指示を与えるのであった。

2002年5月12日


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