遺跡と宗教    チュニジアの遺跡と宗教

  沙漠と仕事    
チュニジアの沙漠と仕事

  南部サハラ
 
     チュニジアのオアシスの街

  アラブの女性  
チュニジアの美しい女性達

  優しい仲間達   
チュニジアで出会った仲間達

BSE(狂牛病)問題も自然界では絶対に起こりえない
草食動物の「共食い」を人間が介在して「強制共食い」させていた、
このことに対する牛世界からのテロ行為でゲリラ的抵抗かも知れません。
力を持てるものは何をしても良い、そんな時代錯誤的な発想は過去の遺物・・・、
と思える日が一日でも早く訪れることを願っています。

しかし、無関係の人が犠牲となるテロは絶対に正当化できないことだと思います。
でも、それはアラブやイスラムのせいではありません。
1月1日の朝日新聞に興味ある記事が掲載されておりました。


「アラブ人が登場する無声時代からのハリウッド映画909本を調べ、
アラブ人が偏見なく描かれている作品を検証したところ、
わずか12本にしか過ぎなかった。
ほとんどがテロリストと悪人を代表しており、
どれほど偏ったアラブ人像がハリウッドから世界に発進されたことか・・・、
一種の暴力装置ではないか? 
また、映画バールハーパーでは、
真珠湾攻撃の軍事会議を原野に上りを立ててしている、
戦国時代じゃあ在るまいし・・・」

 
アメリカという国はどこか時代錯誤的なところがあるのでしょうか?
それとも純粋に愛国心の強い国民性なのでしょうか?
情報操作に乗りやすい国民性なのでしょうか?

アラブの世界

チュニジアは、地中海沿岸諸国の中心部に位置し、アラブ、アフリカ、ヨーロッパ諸国
の交差点にあります。太古の昔からチュニジア社会は常に海外に目を向けており、
外国に対して開放的で、種々の文化的な影響を受け続けてきました。

チュニジア人は紀元前12世紀から、地中海沿岸の国々との貿易を通じ、
相互の文化に影響を及ぼしあってきました。

紀元前814年に建設された偉大な都市国家カルタゴは、
その商業の大きな繁栄のために、勢力を拡大しつつあったローマ帝国の標的とされ、
紀元前2世紀、カルタゴは滅亡し700年に及ぶローマ支配の到来をむかえ、
チュニジアはローマの穀倉庫となりました。
チュニジアに点在するすばらしい遺跡は、ローマ帝国における
チュニジアの突出した地位を証明するものです。


昨年はテロ組織対アメリカという対立の図式がクローズアップされていました。
そしてテロ組織イコール「アラブ゛、イスラム」との固定観念
が焼き付けられたのではないでしょうか。
日本で生活している多くの善良な「アラブ゛、イスラム」の方々も
肩身の狭い思いで過ごされたのではないでしょうか? 
勿論、テロは悪いことだと思います。
でも本当の意味でテロの根絶を願うのであれば、やはり「テロに駆り立てる」
その原因を考えなければならないのではないでしよう?
その原因の一つとして「貧困」が挙げられてます。

人間も動物も必要以上に抑圧されると反発します。
日本では「逆ギレ」との言葉も生まれ、唐突に暴力に訴える行動パターン
があり、これなどもテロの一種ではないでしょうか? 


ここでは、自分の見てきたアラブの世界、
チュニジアの極一部を振り返ってみます。先進国では得られない
人間味豊かな、原点の人々にふれてきました。


1980年代初め 青春時代
の一コマです