昭和26年高知県の山村に生まれる。高校卒業後商事会社に勤める。25才の頃、劣等感の克服や何かを成し遂げたい欲求にかられて催眠教室で催眠法を学ぶ。その後その教室に就職してクライエントの催眠療法にあたるが催眠療法にあき足らず、カウンセリング、箱庭療法等を学ぶ。
30才の頃「自分は魂の事をやって行こう」と決心する。その後、心理療法のカウンセリングや箱庭療法を学ぶかたわら、興味のままに自律訓練法・ヨガ・エンカウンターグループ・フォーカシング・禅などを遍歴体験学習を重ねる。32才で磯江氏と共に横浜心身健康センターを開設して、クライエントの心理援助に携わる。
私はそれほどの資格も持たないままに気がつけば30年以上この道をやって来た人間です。若い頃は「私には何もないのだし、とにかく中身、実力で勝負するしかないな」などと思って、カウンセラーを始めてクライアントの問題に一緒に取り組む傍らでも、心の修行や心理療法の工夫・研究を重ねてもきました。今でも寄る年波にムチ打って?創意工夫を怠らないようにしています。
私が心理療法に携わるようになった後に、臨床心理士という公的な心理臨床の資格ができました。私はそれを取得して活躍している人を今でもうらやましく思ったりします。その資格が出来た当初、資格審査を受けるには大学卒以上という条件項目があったので、高卒の私は資格が欲しくて、通信大学に入って勉学にトライしたこともありました。しかし直ぐに挫折してしまいました。生来の好きなことしかやらない性格もあるのですが、心理臨床に関係のないと思える知識などを覚えていく余裕がありませんでした。
心理学や精神世界の知識を身につけると同時に「知識だけでは頭でっかちになって心は成長しない。とにかく心の力量をあげることをしなければいけない」と、興味をひかれる心理技法や心の修行方法などを、自らを実験台として体験学習してきました。そして今振り返ってみると、まず自分が癒され救われたいがためにそうして来たんだなあ、とつくづく思います。
実は2007年に亡くなられた心理臨床の大家だった河合隼雄先生が今でも大好きです。直接に面識はありませんでした。先生との関わりは、講演会で話しを聞いたり、箱庭療法学会の研修会でコメンテーターをやっている河合先生から学んだり、先生の書かれた著作を読むくらいでした。でもいい年齢になった今でも河合先生の隠れファンなのです。
何故そんなにもその先生が好きかというと、いろんな魅力を思いつくのですが、一番は、本当に人を思いやる心が強く、愛情いっぱいに溢れる人だったからです。私はその人柄や、クライアントに深く強く思い入れている先生の姿を思い出すたびに、今でも心に溢れてくるものがあります。少し遠くからですが私は河合先生に、人としての本当に大切なものをいっぱい見せてもらったし、教えてもらいました。
その先生の大切になさったあり方に「私もちょっとでも近づきたい。いや、どうしても近づきたい」と強く思って、それでこの仕事を続けているのです。
河合先生以外にも、お世話になったこの道の先達の先生方、また共に学んだ仲間や先輩方、それに今まで出会った個性豊かなクライアントの方々などから響いてきたものや学んだものがいっぱいあります。それらの心の貯金の中には、心のことに取り組む必要にかられて来談されたクライアントにとって役に立つものが、そのままの形ではなくても必ずあるはずです。
縁あって出会ったクライエントに私は「心に役立つこんな良いものがあるよ」と提示して試してもらったりします。でも私自身好きなように歩んできた身ですから、クライアントの方にも「あなたの良さそうに感じるものあるかしら、他のあなたの良さそうに思うやり方をやってみようか」などと言って、それに付き合ったり一緒にあれこれ工夫したりしながら心理面接を続けています。
住所 〒231-0045
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町3-107ストークヨコチクビル502
横浜心身健康センター
☎
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(10:30~20:00)
Eメールアドレス
sinsin@vesta.dti.ne.jp
ご質問などありましたら、お気軽にメールかお電話でお問い合わせください。また初回相談の予約も電話かメールでどうぞ。メールの場合は、第二希望日時くらいまでを書いて送信してください、折り返しご連絡いたします。
横浜心身健康センターの地図
伊勢佐木モール入り口
左側が有隣堂・右の松坂屋はなくなってます
左手奥のビルです。手前の白いビルはパチンコハリウッド。
歩道反対側にはスーパーピアゴ、マクドナルドがあります。
ストークヨコチクビル。このビルの5階です。
ビルの右側の路地を入って自動販売機を越えると
左側にエレベーターがあります。
事務室兼控え室
心理面接室・子猫が来談中